一時抹消登録した廃車を再登録したい！中古車新規登録のやり方を解説

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車の廃車方法は、大きく分けて永久抹消登録と一時抹消登録があります。
このうち、一時抹消登録については車を解体しないため、ナンバーを再登録することが可能です。
もし一時抹消後に利用したくなった時は、再登録の手続きを行いましょう。

一時抹消登録をした車の再登録には中古車新規登録が必要

一時抹消登録した車を再度使うためには、中古車新規登録が必要です。
再び中古車のナンバーを取得するための手続きで、陸運局あるいは軽自動車検査協会で手続きできます。

ただし、中古車新規登録の前にやるべきことが多数あります。
手続き完了までに数日〜1週間以上かかりますので、しっかりスケジュールを立てて取り組みましょう。

もし中古車新規登録をせずに公道を走行した場合、罰則が課せられてしまいます。
一時抹消した車は車検が切れており、かつ自賠責保険に未加入の状態です。
無車検かつ無保険となるため、発覚した際には罰金や免許停止処分が課せられます。
どのような場合にせよ、必ず中古車新規登録後を行いましょう。

一時抹消した車を中古車新規登録するには、事前にいくつか手続きを済ませる必要があります。
以下の流れに沿って、一つずつ手続きを済ませていきましょう。

普通自動車の場合、最初に必要な手続きが車庫証明の取得です。
車を一時抹消した場合、それまで使用していた車庫証明も無効になってしまいます。
そのため再取得が必要で、車庫証明がない限り以後の手続きを進めることができません。

車庫証明は、地域を管轄する警察署で取得可能です。
ただ、車庫証明は当日発行ができませんので、時間に余裕を持って申請しましょう。

車庫証明を取得したら、次に自賠責保険へ加入する必要があります。
自賠責保険は、さまざまな場所・窓口で加入手続きできます。
なお、保険料はどの場所・窓口で加入しても同じです。

・一部の保険会社
・ディーラー
・中古車販売店
・郵便局（一部除く）
・コンビニ

保険会社によっては、インターネットからの手続きに対応しています。
保険期間は任意に選べますが、できるだけ車検より長めにしておきましょう。

自賠責保険に加入したら、今度は仮ナンバーを取得しましょう。
車検を受けるために店舗・工場へ車を持っていくために必要です。

仮ナンバーを取得すれば、一時抹消した車で公道走行することができます。
ただし、あくまで仮のナンバーのため、有効期間は数日と短くなっています。

仮ナンバーは、陸運局または市区町村役所の窓口で取得できます。
自賠責保険の提出が求められますので、保険証を持っていきましょう。

仮ナンバーを発行したら、有効期限内に車検を受けましょう。
車検はディーラーや民間業者など、さまざまな場所で受けられます。
インターネットで探すか、普段お世話になっているお店や業者に相談してみましょう。

車検を受ける方法は、他にも陸運局に直接持ち込むユーザー車検があります。
しかし、合格するまで何度も検査が必要です。
車検方法にこだわらない方は、できるだけディーラーや民間業者に任せましょう。

車検証の発行まで終えたら、ようやく中古車新規登録が可能になります。
普通自動車の場合は陸運局へ、軽自動車の場合は軽自動車検査協会に足を運びましょう。
中古車新規登録時には、以下の書類が必要です。

・車検証
・自賠責保険証明書
・登録識別情報等通知書または自動車検査証返納証明書の原本
・車庫証明書（普通自動車の場合）
・印鑑証明書と実印（普通自動車の場合）
・認め印（軽自動車の場合）

窓口へ行くと、中古車新規登録に必要な申請書を入手できます。
必要事項を記入し、書類と一緒に提出しましょう。

申請完了後、新しいナンバープレートが発行されます。
仮ナンバーを取り外し、新しいものに交換しましょう。

廃車を再登録する際は、仮ナンバーの有効期限に注意が必要です。
仮ナンバーの期限は発行から5日しかないため、取得後はすぐに車検を受けましょう。

また、長期保管中に不具合が生じている可能性もあります。
もし安全や公道走行に影響が出る場合、車両の修理や部品の交換が必要です。
費用がかかりますので、車を再登録する際は、資金を多めに用意しておきましょう。

特にガソリンは数ヶ月で劣化します。
エンジンに影響しますので、一時抹消後はガソリンを全部抜き取っておきましょう。