事故車をどのように対処するのがベスト？廃車すべきケースや実際にかかる費用など徹底解説！

事故で車が破損した場合、修理するか、あるいは廃車にするか決める必要があります。
買い替えの手間を省くために、修理を選ぶ方が多いと思いますが、車両の状態に合わせて選ぶことが大切です。

事故車は修理して乗り続けられる場合もあれば、廃車にしたほうがよい場合もあります。
廃車にすると費用がかかりますが、業者によっては無料で廃車手続きが可能です。

ケース別！事故車の状態で廃車か修理かを決めよう

廃車か修理で迷った時は、事故車の状態をチェックしてみましょう。
状態によって修理できる場合もあれば、修理不可能な場合もあります。
修理が難しい時は、業者に廃車を依頼しましょう。

車を廃車にするべきケースは、車両のフレームが歪んでしまった場合です。
下記の箇所が破損している時は、廃車を検討したほうがよいでしょう。

・サイドメンバー・クロスメンバー
・インサイドパネルやダッシュパネル
・ピラーやルーフパネル
・トランクフロア

これらの場所が破損すると修理が難しく、中古車としての売却も困難になります。
また、修理費が購入費を上回る可能性もあるため、廃車にしたほうが結果的にお得です。

一方、事故を起こしても修理して乗り続けられる場合があります。
以下に当てはまる時は、ディーラーや整備工場に修理を相談してみましょう。

・バンパーが破損した
・ボンネットやドアが凹んだ
・車体に擦り傷・凹み傷が付いた
・ガラスが割れた・ヒビが入った

車両のフレームが損傷を受けなければ、たとえ事故を起こしても安全性に問題はありません。
基本的に修理して乗り続けられますので、廃車にするほどではないといえます。

ただし、修理費用が高額になる可能性はあります。
もし買い替えのほうが安く済む場合、廃車も検討をおすすめします。

事故車の廃車を業者に委託した場合、安くても1万円程度、高ければ5万円以上の費用がかかります。
廃車手続き自体は自分で対応できますが、車の解体を業者に依頼する必要があります。
手間と時間もかかりますので、業者へ代行してもらうのがおすすめです。

なお、業者へ依頼した場合は下記の費用を請求されます。

・レッカー費用（車両引取料）
・解体費用
・廃車手続き費用

出費を抑えたい方は、複数の業者から見積もりを取り、料金を比較してみましょう。

事故車は、以下の業者に廃車手続きを依頼できます。

・ディーラー
・車の整備工場
・中古車買取店
・車の解体業者
・廃車買取業者

ディーラーや車の整備工場のほか、中古車買取店で廃車手続きを依頼できる場合があります。
車の解体業者に相談し、手続きまで代行してもらうことも可能です。

この中で、もっともお得なのが廃車の買取業者です。
他の業者は費用を請求されますが、廃車買取業者は無料で対応してくれる場合があります。

事故車を廃車にするのであれば、業者に相談してみましょう。
自分で手続きする必要がなくなるので、時間が取れない方でも気軽に廃車が可能です。

ただし、廃車代行費用は業者によって異なります。
後で高額請求されないように、業者は慎重に選びましょう。

業者に廃車を依頼するメリットは次のとおりです。

・手続きを全て任せられる
・必要な書類を教えてくれる
・無料で廃車にしてくれる業者もある
・業者によっては買取してくれる

業者に廃車を依頼すると、抹消登録手続きや自賠責の手続きなどを全て任せられます。
また、手続きに必要な書類も教えてくれますので、効率的に書類を集められます。

業者によっては、無料で廃車手続きを代行してくれる場合があります。
引取・解体費用も無料の業者を選べば、出費を気にせずに済むでしょう。

買取業者の場合、事故車を数千円〜数万円で買取してくれます。
事故車を現金化したい方は、買取に対応した業者を選びましょう。

事故車を廃車にする際は、業者に依頼するタイミングに注意が必要です。
廃車手続きが4月にずれ込むと、自動車税が課税されてしまいます。
もし課税された場合、いったん1年分をまとめて支払い、後から還付手続きを行う必要があります。

また、自動車保険（任意保険）の解約手続きは自分で行いましょう。
業者は自賠責保険の解約しか対応していませんので、自分で手続きする必要があります。
保険会社へ連絡し、解約に必要な書類を送付してもらいましょう。