事故で廃車になったら車両保険は適用される？保険会社から受け取れる金額例や対処法まとめ

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車両保険に加入していると、事故などで車が被害を受けた際に保険金が支払われます。
万が一への備えにもなりますが、廃車にする場合でも所定の保険金を受け取ることが可能です。

ただし、保険会社によって支払い条件が異なるほか、高年式車は保険金額が少なくなる可能性もあります。
なお、車両保険以外にもさまざまな保険が適用されるので、一度保険の契約内容を見直してみるのもよいでしょう。

車両保険以外にも？事故で廃車になった際に適用される保険の種類

事故で車が廃車になった場合、車両保険以外にもさまざまな保険が適用されます。
契約内容にもよりますが、以下の保険で補償される可能性があります。

現在の車を廃車にして新車へ買い替える場合、契約内容によっては新車特約が適用されます。
新車特約は、新車の購入相当額の保険金を受け取れる特約です。
車が全損となった時や、修理費用が一定割合を超えた時に保険金が支払われます。

新車特約は、新車購入費用の負担を抑えられるのが魅力です。
ただし、保険金の支払い条件は少々厳しいので注意しましょう。

車を廃車にする際は、車両全損時諸費用特約が適用されることもあります。
車両全損時諸費用特約は、車を廃車にする時の費用や、買い替え時に必要な登録費用などを補償する特約です。
廃車や買い替えにかかる諸費用が補償されるので、経済的な負担をいくらか抑えられます。

車両全損時諸費用特約は、車両保険に自動で付帯されているケースが少なくありません。
なお、保険金額は車両保険の1割程度が一般的で、それを超えた部分は自己負担となります。

衝突事故を起こした場合、事故相手の対物賠償保険も適用されます。
対物賠償保険は、事故の過失割合によって異なります。
保険会社・弁護士との話し合いも影響しますので、どの程度補償されるかしっかり聞いておきましょう。

事故を起こした場合、保険会社からさまざまな保険金が支払われます。
以下は一例ですが、個々のケースによって受け取れる保険金の額が異なります。
不安がある方は、一度車両保険の契約内容を見直してみるとよいでしょう。

事故によって新車への買い替えが必要な場合、新車特約が適用されます。
仮に新車の価格が250万円、新車特約が200万円だとすれば、200万円の保険金を受け取ることが可能です。

また、諸費用には車両全損時諸費用特約も適用されます。
例えば車両保険が200万円で、登録費用が15万円かかったとすると、登録費用全額を受け取れます。
合わせて215万円受け取れるため、費用の負担を大きく減らせるでしょう。

一方、全損によって車を廃車にする際は、車両保険の全損保険金と車両全損時諸費用特約が受け取れます。
全損保険金は車の時価や走行距離・車検の残り期間などを考慮して判断します。

仮に車両保険が200万円でも、車の価値が50万円と判断された場合、受け取れる全損保険金は50万円です。
200万円受け取れるわけではないので注意しましょう。

車両全損時諸費用特約は、車両保険の1割が目安です。
もし廃車費用が5万円かかった場合、車両全損時諸費用特約から5万円が支払われます。
全損保険金と合わせると、55万円受け取ることが可能です。

事故の影響で車を廃車せざるを得ない場合、費用を支払って廃車にする方は少なくありません。
しかし、廃車専門の買取業者へ依頼すれば、大破した車であっても買い取ってもらえます。
費用を支払って廃車にするなら、業者に買取してもらったほうがお得でしょう。

廃車の買取業者には、さまざまなメリットがあります。

・大破した車も買取してもらえる
・廃車手続きを代行してもらえる
・廃車費用が無料になることがある
・自宅や保管場所まで引き取りに来てくれる

廃車手続きを代行してもらえるほか、無料で手続きしてくれる業者も存在します。
興味がある方は、業者に相談してみてはいかがでしょうか。

専門業者に廃車を買取してもらいたい方は、下記の流れで手続きを進めましょう。

1.買取に必要な書類を準備する
2.廃車の買取業者に査定を申し込む
3.査定額に問題がなければ買取を依頼する
4.引取日時を決める
5.引き取り当日、立ち会いのもとで業者に車を引き渡す
6.書類を渡し、代金を受け取る（または後日振込みを確認する）

買取に必要な書類を揃えたら、業者に査定や買取を申し込むのみです。
なお、買取に必要な書類は個々のケースによって異なりますので、業者に聞いておくとよいでしょう。