自動車を廃車にするなら解体屋がおすすめ？解体に中身や高く売却する方法も！

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当記事では、解体屋や手順・高値に売却する方法について紹介します。
解体屋がおこなっていることから、解体手順、解体屋以外に依頼する手段など、幅広く触れていますのでぜひ参考にしてみてください。

自動車の解体屋は何をしている？

永久抹消登録で廃車にすると、自動車を解体することが必要になります。
しかし、そもそも解体屋が何をしているのか理解していない方も多いはず。

そこで、ここからは自動車の解体屋が何をしているのかについて紹介します。

自動車の解体屋は、廃車予定の自動車を解体する業者のことを指します。
解体する時に出る金属や部品を回収し、ほかで販売して利益を手に入れています。

下記でも紹介しますが、近年の解体屋に対する規制が非常に厳しくなっていることが現状です。
解体屋に対して怪しいイメージを持っている方もいるかもしれませんが、このような取り締まりより安心して解体屋を利用することが可能です。

解体屋の中には、解体した自動車を中古車として販売している業者も存在しています。
主な買い手は南アジアや中東で、中古車を海外に販売することで利益が得られることが現状です。

そもそも日本車の評判は世界的に高く、需要がかなりあります。
また、解体しきらず中古車として世界に販売することで、解体処分の際に出るガスなどが削減されることから環境保全にもつながります。

先ほど少し触れましたが、解体屋としてビジネスをおこなうことが年々難しくなっています。
自動車の解体屋としてビジネスを始める際には、以下のような条件があります。

・自動車を正しくリサイクルすることが義務化
・塀で囲む、油水分離槽の設置が義務化

上記の条件が満たしていないと、原則解体屋としてお店を始めることができません。
また上記以外にも、保管可能台数や保管可能期間なども定められており、お客様が解体屋を安心して利用できる制度が高まっています。

ここからは、解体屋がおこなう自動車の解体手順について紹介します。

処理する際に最も影響がある、エアコンやフロンガスの取り外しをおこないます。
専用のボンベに回収し、正しく処理をおこなっている業者に引き渡します。

エアコンやフロンの処理が完了すると、ガソリンやエンジンオイルなどのオイル類や冷却水の取り外しをおこないます。
ガソリンやエンジンオイルは、解体屋にある設備のもと分別回収がおこなわれます。

また、冷却水に関しては専門の処理業者に引き渡され、環境に配慮しながら処理が可能です。

自動車のフロンやオイル類などが取りはずしたら、自動車のパーツ部分に着手します。
再利用できそうなパーツ例は、以下の通りです。

・ドア
・バンパー
・ライト
・ミラー
・オーディオ
・カーナビ

上記のようなパーツは、国内や海外の市場で売り出されることがほとんどです。
中には、ハイブリッドバッテリーのような希少部品はメーカーに返却されることもあります。

内部の処理やパーツの取り外しが完了できたら、残った残骸を処理します。
残った残骸をプレスし、正しく分別してもらうためにシュレッダー業者・製鉄会社に依頼し、正しく分別・リサイクルされます。

また、資源化できないものについては埋立処分として対応されることも。

廃車を解体する際に解体業者を利用する方が多いかもしれませんが、廃車買取業者に依頼することで買い取ってもらえる可能性があります。
買い取ってもらえる理由として、シートやドアなどのパーツは再利用することで価値があるものに生まれ変わるからです。

しかし、廃車買取業者に依頼すると、永久抹消登録に必要な「廃車証明証」がもらえません。完全に廃車にしたい場合は、廃車買取業者に依頼するのではなく、解体屋に依頼して解体の証明証をもらうようにしましょう。