車を廃車にするにはどうすればいい？廃車のメリットや流れなど徹底解説！

事故や水没などで車を廃車しなければならないというシーンになると、実際にどのような動きをしていけばいいかわかりませんよね。
廃車の手続きは面倒なものでありますが、適切におこなっていないと知らないうちに負担を背負うことも。

そこで、今回は廃車にするメリットや流れなどを詳しく説明します。

廃車にすることでのメリット

廃車に対してあまりいい印象を持ってない方が多いかもしれませんが、実は廃車にするメリットは存在します。
そこで、ここからは廃車にすることでのメリットについて紹介します。

廃車にすることで自動車にかかる税金や保険料がかからなくなります。
車を所有することで、自動車保険や自動車税をほぼ強制的に支払わなくなります。

しかし、廃車にすることで車の籍が削除され、翌月から自動車関連の税金や保険料を支払う必要はありません。
そのため、半年や1年程度で何かしらの理由で車を使用できない期間があるのであれば、廃車にして無駄なお金を支払わなくて済むようにしましょう。

廃車にすることで還付金が受け取れるケースがあります。
自動車税や重量税、自賠責保険などは、毎年5月に1年分の費用を前払いしている方がほとんどでしょう。

しかし、その期間中に廃車にした場合だと、廃車にすることで支払った分の費用を戻すことが可能です。
ですが、還付金は日割りではなく月割りで還付金計算をおこなうので、廃車を検討している方はなるべく早く廃車手続きをおこなうとよいでしょう。

実際に廃車にする際は、必要な書類を用意してしかるべき場所で申請しなければなりません。
また、廃車には「一時抹消登録」と「永久抹消登録」の2種類が存在します。

一時抹消登録は一時的には廃車にする制度で、永久抹消登録は車を永久に廃車にする制度です。
そこで、ここからは種類別に廃車にする流れについて紹介します。

一時抹消登録をおこなう前に、一時抹消登録をおこなうために必要な書類を用意しなければなりません。
具体的に必要な書類は以下の通りです。

・所有者の印鑑
・印鑑証明書
・車検証に記載されている名前・住所が確認できるもの（住民票や戸籍謄本など）
・車検証
・ナンバープレート
・申請書
・手数料納付書

上記のような書類を準備することで、一時抹消登録が可能です。
また、一時抹消登録をおこなう流れは、以下の通りにおこないましょう。

1.ナンバープレートを外す
2.必要書類の準備
3.現住所の管轄になっている運輸支局に行く
4.ナンバープレートを返却し、必要書類を提出する
5.登録識別情報等通知書を受け取る

上記の流れに沿っておこなうことで、一時抹消登録をおこなうことができます。

続いて、永久抹消登録の流れについてです。
先ほどと同様に、永久抹消登録をおこなうために必要な書類をあらかじめ用意しなければなりません。

しかし、一時抹消登録とそこまで変わらないので、以下の必要書類を確認してください。

・所有者の印鑑
・印鑑証明書
・車検証に記載されている名前・住所が確認できるもの（住民票や戸籍謄本など）
・車検証
・ナンバープレート
・申請書
・手数料納付書
・移動報告番号

上記のように、一時抹消登録と必要書類はほぼ変わりませんが、永久抹消登録は解体の工程が入ることから「移動報告番号」が必要になります。
解体をおこなうことで受け取れる書類なので、永久抹消登録の申請時に提出しましょう。

また、永久抹消登録は以下の手順でおこないます。

1.廃車にす車を解体する
2.必要書類を準備する
3.現住所の管轄にある運輸支局に行く
4.ナンバープレートを返却し、必要書類を提出する
5.還付金の手続きをおこなう

上記の流れでおこなうことで、永久抹消登録の申請が可能です。

廃車の手続きが面倒と感じる方は、車を持っていくだけで完結する「廃車買取業者」という選択肢が存在します。
廃車買取業者はその名の通り廃車を買い取る業者で、廃車にしたい車を現金に換えてくれます。

また、廃車買取業者に依頼するメリットは以下の通りです。

・廃車手続き費用が無料
・無料で車を引き取り

廃車買取業者に依頼することで、上記のようなメリットが存在します。
また、動かなくなった車といったものも引き取ってくれるので、廃車をどうにかしたいという方におすすめです。