廃車置き場にある車の現状や手に入れる方法まとめ

 

廃車置き場は、一時的な保管場所として利用されているケースがほとんどです。
ただ、まだ走れる状態の車も多く、人によっては宝の山に見えるでしょう。

本記事では、以下の3つについて解説します。

・廃車置き場の現状
・状態のよい車が廃車置き場にある理由
・廃車置き場に放置された車をもらう方法

廃車置き場にある現状や、放置された車両をもらう方法をご紹介します。

大量にある廃車置き場の現状とは？

廃車置き場に置かれている大量の車は、理由があってその場に置かれています。
傍目にはごみの山に見えるかもしれませんが、実際は宝の山といってもよいでしょう。

一時的な保管場所として使われる

廃車置き場は、主に一時的な車の保管場所として利用されています。
例えば業者が買取した車や、解体処理をおこなう前の車などを置いてあります。

ただ、保管場所として車を置いておく期間は個々のケースによりけりです。
1ヶ月程度で解体処分される車両もあれば、何年間も放置されている車両もあります。

部品取り・資源として再利用されることが多い

廃車置き場に置いている車は、基本的にリサイクル目的のものがほとんどです。
車両から部品を取ったり、解体して鉄やアルミを再利用したりするために置かれています。

一方、放置している車両をレストアし、中古車として復活させることもあります。
また、海外に輸出して再販するケースも見られるなど、車両によって異なる対応をおこなうのが一般的です。

鉄くずに見えるけど…実際は「宝の山」

一見するとスクラップに見える廃車置き場ですが、実際は宝の山といっても過言ではありません。
放置された車両は金属やレアメタルを回収できるほか、ホイールやカーオーディオなどの部品を中古パーツとして再販できるためです。

また、放置車両の中には希少性の高い車種や、中古市場で人気の車種などもあります。
こうした車両も隠れているため、廃車置き場=ゴミの山、と断言することはできません。

まだ走れるのに廃車置き場にある理由

廃車置き場には、まだ走れるきれいな状態の車が放置されている場合も少なくありません。
「なぜ？」と思うかもしれませんが、そこにはさまざまな事情があります。

部品取りやリサイクル待ちのため

特に多いのは、部品取り・リサイクル待ちの状態で廃車置き場に置かれるケースです。

工場へ運んで部品取りや解体処分をする前に、廃車置き場で保管することが多々あります。
こうした車両は放置される期間も短く、近いうちに移動されることも珍しくありません。

諸事情で手放すオーナーがいるから

また、さまざまな事情で車を手放すオーナーがいることも影響しています。

車を手放す理由は人それぞれですが、例えば以下のような理由で車を処分する方は少なくありません。
そのため、まだ走れるのに車が山積み…というケースも多々見られます。

・修理より買い替えたほうが安い
・補助金で安くなるなら乗り換えたい
・修理用の部品が入手できない
・車が不要になった、乗る予定がない

修理より買い替え費用が安くなるケースや、補助金で安く乗り換えられる場合、新車を買う方も多いです。
また、修理用の部品が手に入らない、車が不要になったなどの理由で手放し、廃車置き場に行き着いているパターンも見られます。

廃車置き場にある車をもらう手段とは？

廃車置き場にある車は、方法次第で譲り受けることも可能です。
なお、廃車置き場の車は土地所有者のものですので、絶対に無断で持ち出さないようにしましょう。

廃車置き場の所有者・業者に交渉する

もっとも確実な方法は、廃車置き場の所有者や業者へ直接交渉する手段です。
廃車置き場に欲しい車両があることを伝え、譲ってもらえないか交渉してみましょう。

車両の使用用途が決まっていない場合、安価に譲ってもらえる可能性があります。
ただし、所有者・業者の対応次第ですので、希望条件で譲渡してもらえるとは限りません。

ネットオークション経由で入手する

直接交渉が苦手な場合、ネットオークションを使うのもおすすめです。

廃車置き場の車両の中には、ネットオークションに出品される車両もあります。
もしお目当ての車両が出品されていた場合、入札してみるとよいでしょう。

しかし、その車両がネットオークションに出品されるとは限りません。
どうしてもほしい時は、できるだけ直接交渉しましょう。

廃車置き場の現状まとめ

廃車置き場は、車の一時的な保管場所として利用されています。
まだ走れる状態の車も放置されていますが、諸事情で手放すオーナーがいることが理由です。

なお、廃車置き場にある車を譲ってもらえる可能性もあります。
もしほしい車両がある時は、所有者や業者に交渉してみるとよいでしょう。