事故車の買取・査定額はどれくらい？売却する際の注意点も合わせてご紹介

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事故車は売却できるケースもありますが、買取価格は決して高くありません。
値段が付かない場合もあるため、状態によっては廃車も検討しましょう。

本記事で解説する内容は次のとおりです。

・事故車を売却する流れや買取相場
・事故車を買取に出す時の注意点
・事故車の「廃車」について

事故車を売る流れや注意点のほか、廃車という選択肢についてご紹介します。

事故車はどのように売却できる？

事故車の売却は、一般的な中古車とほぼ同じです。
ただし、中古車の買取相場とは異なるため、希望どおりの値段で売れるとは限りません。

事故車を売却する大まかな流れは下記のとおりです。

1.事故車の買取に対応した業者を探す
2.業者に事故車の買取・査定を申し込む
3.買取に必要な書類を揃える
4.業者に事故車の査定をしてもらう
5.金額に問題なければ契約書にサインする
6.書類と事故車を業者に引き渡す

基本的な流れは、中古車を売却する場合と変わりません。
業者の多くは概算査定額を提示してくれますので、金額を参考に買取を依頼するか判断しましょう。

事故車の買取相場は、中古車の相場の半額程度が目安となります。
例えば、中古車の買取相場が100万円の車の場合、50万円程度を一つの目安にしておきましょう。

しかし、実際の買取価格は車の状態によって異なります。
車が著しく破損している場合、買取価格が相場の数分の1になる可能性も否定できません。

事故車は安全性に懸念が残るため、一般的な中古車とは需要も異なります。
少しでも高く売りたい方は、複数の業者へ相談し、概算査定額を比較してみましょう。

事故車を買取に出す場合、以下の点に注意しましょう。
いずれも売却におけるトラブルや、損を防ぐために大切なポイントです。

業者に買取を依頼する際は、必ず事故車である旨を伝える必要があります。

事故車は価値が低いため、事故車である事実を隠して売りたい方も中にはいるでしょう。
しかし、事実を隠して売却した場合、業者とトラブルになる可能性は否定できません。

また、業者は査定のプロのため、もし隠したとしても見抜かれるケースがあります。
隠すことに何のメリットもありませんので、必ず正直に伝えましょう。

事故車を売る場合、値が付かない可能性があることも考えておきましょう。
事故車は中古車としての需要が少ないため、査定額が0円になる場合もあります。

一方、業者によっては再資源化・部品取り用として事故車を評価してくれます。
査定額0円を避けたい方は、複数の業者に相談するのもよいでしょう。

事故車を修理に出してから売却しても、査定額はほぼ変わりません。
確かにある程度の上乗せは期待できますが、修理費用をカバーできるほどではないのです。

もし修理費用が50万円かかったとしても、査定額が50万円アップするとは限りません。
損をしたくない方は、そのままの状態で買取に出しましょう。

事故車の取り扱いで迷った際は、廃車を検討してみるのもおすすめです。
特に値段が付かなかったり、買取を断られたりした場合、廃車が選択肢になるでしょう。

ただし、廃車時に費用が生じる可能性もあります。
特に自分で廃車手続きをおこなう場合、解体業者に支払う解体費用や運搬・レッカー費用が必要です。

個々のケースによりますが、廃車にする場合は1〜3万円程度の費用を見積もっておきましょう。
また、運輸支局で手続きしないといけないため、時間がかかる点にも注意が必要です。

少しでもお得に廃車にしたい時は、廃車買取業者への相談をおすすめします。
値段が付く可能性があるほか、無料で廃車手続きを代行してもらえる場合があります。

廃車買取業者は、事故車や不動車、水没車などの買取に対応している業者です。
中古車としての価値が低い車であっても、適正価格で買取してもらえます。

また、業者によっては解体や引取り、廃車手続きなども無料で代行しています。
費用をかけず事故車を廃車にできますので、費用をかけたくない方は業者に相談してみましょう。

事故車は売却できる可能性がある反面、買取価格は通常の中古車よりも著しく安価です。
修理に出しても査定額はほぼ変わらないうえ、状態によっては値が付かないこともあります。

もし値が付かない場合、廃車を選択肢に入れてみましょう。
廃車買取業者へ依頼すれば、無料で事故車を廃車にできる可能性があります。