スクラップ後の車はどうなる？廃車できる依頼先もご紹介！

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車をスクラップにしたその後は、さまざまな業者によって適切に処理されます。
ただ、廃車の種類によって対応が異なるため、違いを覚えておきましょう。

本記事で解説する内容は以下のとおりです。

・廃車の種類について
・車をスクラップした後どうなるのか
・廃車を依頼・相談できる業者

廃車の種類や車のスクラップ後の行き先、廃車の依頼できる業者をご紹介します。

そもそも廃車の種類とは？

車の廃車は、大別して一時抹消と永久抹消の2種類があります。
特に車両の扱いが異なりますので、混同しないよう注意しましょう。

車をスクラップにせず、ナンバー登録を抹消する手続きが一時抹消です。
何らかの事情で長期間車に乗れない時や、再度利用する可能性がある時に適した手続きです。

一時抹消は手続きが簡単で、即日廃車にすることも不可能ではありません。
また、手続き後は自動車税と自賠責保険の還付金を受け取れる場合もあります。

車をスクラップにする廃車手続きが永久抹消です。
一般にいわれる廃車手続きは永久抹消のことで、車を今後使う予定がない時に適しています。

永久抹消は車両解体が必要なため、すぐに手続きを進めることはできません。
一方、手続き後は自動車税・自賠責保険に加え、重量税の還付金を受け取れる場合もあります。

車をスクラップにしたその後は、リサイクル法にもとづいて処理されるのが一般的です。
なお、処理過程によって対応する業者は異なります。

もし再利用できる部品がある場合、買取業者によって車から部品が取り除かれます。
車の中古部品は根強い需要があり、再販すれば利益を出せるためです。

ただ、全ての買取業者が部品取りをおこなっているわけではありません。
自社に独自販売ルートがあるなど、再販可能な仕組みを持つ業者に限られます。

ボディなどの金属は、解体業者によってリサイクルされています。

車は鉄やアルミなど多数の金属資源が使われており、いずれも再利用が可能です。
そのまま捨てたり、粉砕して埋めたりすることはありません。

スクラップにした車は、主に解体業者が金属を選別しています。
その後の扱いは業者次第ですが、他社へ売却して利益を得ているところも少なくありません。

車に使用されるフロン類は、専門業者が回収をおこなっています。

フロン類は環境負荷が高く、処理方法が厳しく決められているガス類です。
通常は専門の回収業者が車からフロン類を回収し、適切に処理しています。

エアバッグも同様で、メーカーなどによる回収が義務化されています。
そのため、解体業者はメーカーに依頼し、エアバッグの処理を任せるのが一般的です。

車の廃車の依頼先は主に4つあります。
それぞれメリット・デメリットがありますので、依頼先は慎重に選びましょう。

自動車のディーラーは、車の販売だけでなく、廃車手続きも代行しています。

ディーラーは信頼性が高く、手続き全般を安心して任せられるメリットがあります。
普段お世話になっているディーラーがある場合、相談してみるのもよいでしょう。

一方で費用が高く、他社より高額になるケースも珍しくありません。
廃車費用を支払いたくない方は、他の業者に相談しましょう。

中古車の買取業者も廃車手続きに対応しています。

中古車買取業者の利点は、車両の状態次第では買取が可能な点です。
まだ乗れる状態の車の場合、査定を受けてみるとよいでしょう。

しかし、車の状態によっては0円査定になったり、廃車費用を取られたりすることもあります。
特に事故車や不動車、水没車などは注意したほうがよいでしょう。

廃車買取業者は、廃車を専門に買取している業者です。
中古車買取業者とは違い、車の再資源化や部品取りを前提に買取・査定をおこなっています。

廃車買取業者の魅力は、廃車手続きが無料のところが多い点です。
また、事故車や不動車のように、中古車としての価値が低い車の買取・査定にも対応しています。

一方、廃車完了までにかかる時間は業者によりけりです。
少しでも早く廃車にしたい方は、依頼前に日数の目安を聞いておきましょう。

行政書士も廃車手続きに対応しています。
手続きのみ依頼したい時は、行政書士へ相談するのもおすすめです。

行政書士のメリットは信頼性の高さです。
書類作成・申請のプロですので、安心して任せられるでしょう。

しかし、行政書士が対応できるのは廃車手続きのみです。
車両の解体は依頼できませんので、自分で解体業者を探しましょう。

廃車手続きは大きく分けて2種類あり、主にスクラップの有無が異なります。
その後の行方は個々のケースによりますが、資源として再利用されるのが一般的です。

なお、廃車手続きを依頼できる業者は多数あります。
廃車買取業者は廃車手続きのところが多いため、依頼先選びで迷ったら相談してみましょう。