4月に廃車するのがベスト？自動車税の還付金を損せずに受け取れる方法！

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4月に車を廃車にした場合、11ヶ月分に相当する還付金を受け取ることができます。
全額が返還されるわけではありませんので、廃車のタイミングには気を付けましょう。

本記事で解説する内容は次のとおりです。

・4月に廃車にした時の還付金の取り扱い
・還付金を多く受け取るために最適な廃車のタイミング
・自動車税の還付金を受け取る場合の注意点

4月に廃車にした時の還付金の扱いや、廃車のベストなタイミング、受取時の注意点を紹介します。

4月に廃車すると還付金はどうなる？

4月中に車を廃車にした時は、1ヶ月分を差し引いた自動車税が返還されます。
廃車にした日にちに関わらず、全額返還されないことに注意しましょう。

車を4月に廃車すると、翌月5月〜来年の3月（11ヶ月）までの自動車税が還付されます。
仮に自動車税が43,500円だった場合、還付される金額はおよそ39,800円です。

自動車税は4月1日を基準に課税可否を決めるうえ、還付金は1ヶ月単位で計算をおこないます。
そのため、4月1日に廃車にした場合と30日に廃車にした場合とでは、還付金額に代わりはありません。

なお、還付金額は自動車税額によって異なります。
負担する税額が大きいほど還付される金額も増える、と考えておいてよいでしょう。

自動車税の還付金額は、車を廃車にした月によって変わります。
1円でも多く還付金を受け取りたい方は、廃車にするタイミングを見計らいましょう。

還付金を多く受け取りたい場合、廃車のタイミングは少しでも早いほうがよいといえます。

例えば4月中だと11ヶ月分が返還されますが、5月以降だと還付金額が減ってしまいます。
タイミングによっては1万円以上の差が付くので気を付けましょう。

自分で廃車手続きをおこなった場合、手続きした当日に廃車が完了します。
4月中に運輸支局へ行けば、廃車完了月も4月となります。

なお、業者に依頼すると少々時間がかかるので注意が必要です。
業者によって異なりますが、数週間は見積もっておきましょう。

一方で3月に廃車手続きを終えた場合、自動車税の還付金はありません。
しかし、自動車税の課税対象から外れるため、結果的にはお得になります。

もし4月にずれ込んだ時は、一旦1年分の自動車税を支払わなくてはいけません。
その後廃車にした月に応じて還付されるため、結果的に二度手間になるといえます。

また、廃車月が4月だった時は、1ヶ月分の自動車税が差し引かれます。
数千円分損することになるため、可能なら3月中に廃車を済ませたほうがよいでしょう。

車を廃車にした際に受け取れる自動車税ですが、いくつか注意しておきたいポイントもあります。
「思ったより還付金が少なかった…」とならないように、以下の点に気を付けておきましょう。

自動車税の還付金は、日割りではなく月割りで計算をおこないます。
先にも触れましたが、同一月内であれば、月初の廃車でも月末の廃車でも還付金額は変わりません。

ただ、月末は運輸支局の窓口が混み合うほか、業者の手続きにも時間を要します。
今後車を使う予定がなくなった時は、できるだけ早めに廃車手続きを済ませましょう。

還付金を多く受け取りたい方は、月をまたがないように注意が必要です。

例えば4月30日に廃車が完了した場合、自動車税の還付金は11ヶ月分として計算されます。
しかし、5月1日にずれ込んでしまうと、10ヶ月分しか受け取れないのです。

廃車にする時は、遅くても月末までに手続きを終えるよう意識しましょう。

もし自動車税の未納がある場合、還付金を受け取れない可能性があります。
未納・滞納している分と相殺されますので、自動車税はしっかり支払うようにしましょう。

ただし、固定資産税や住民税など、地方税の未納がある時も注意が必要です。
自動車税の還付金額より地方税の未納額が多い場合、地方税の未納分に充当されます。

4月に車を廃車にした時は、およそ11ヶ月分の自動車税が還付されます。
ただ、1ヶ月分は必ず差し引かれますので、損をしたくない方は3月中に廃車を済ませるのがベストでしょう。

また、自動車税の計算は月割りで、滞納があると還付金を受け取れない可能性があります。
月をまたがないよう注意し、税金を全て納めたうえで廃車にすることをおすすめします。