縁石に乗り上げた車は傷を確認しよう！事故時に取りたい行動も

車が縁石に乗り上げた時は慌てず、周囲の安全を確認してから傷の有無をチェックしましょう。
傷がある場合は車の損傷も考えられるため、ロードサービスへの相談をおすすめします。

本記事で解説する主なポイントです。

・車が縁石に乗り上げた時に確認すべき傷の箇所
・車が縁石に乗り上げた時の故障例
・縁石破損時に警察への連絡が必要な理由

縁石へ乗り上げた際に確認すべき場所や故障例のほか、警察へ連絡が必要な理由を解説します。

車が縁石に乗り上げた時は傷をチェック！

もし車が縁石に乗り上げてしまったら、傷が付いていないか確認しましょう。
特にチェックしておきたいのは以下で挙げる場所です。

最初にタイヤやホイールの傷の有無をチェックしましょう。

タイヤ・ホイールは縁石に乗り上げた際に傷が付きやすく、破損することも珍しくありません。
また、車の運転にも支障が出ますので、4箇所を隅々までしっかり確認しましょう。

ただし、傷が付いていない場合でも油断はできません。
見た目には問題がなくても、タイヤのパンクやホイールの歪みが起こる可能性があります。

タイヤやホイールと合わせ、車体周辺のバンパーも確認しておきましょう。

バンパーは特に傷が付きやすく、縁石へ乗り上げた時の衝撃で破損することもあります。
擦り傷や程度なら問題ありませんが、割れた・外れた時や変形した時は修理が必要です。

また、車の底部を損傷している可能性もあります。
不安がある方は修理業者で点検してもらいましょう。

もしタイヤやホイール、バンパーに傷が見られる場合、ロードサービスへ相談しましょう。
縁石から脱出する手助けをしてくれるほか、レッカーで修理工場などへ運んでもらえます。

縁石に乗り上げた後、自力で脱出することも不可能ではありません。
しかし、車がダメージを受けている可能性もあるため、運転は危険と考えておきましょう。

車が縁石に乗り上げた場合、以下の故障が発生することがあります。
いずれも運転に大きく影響しますので、できるだけ早めに修理しましょう。

車が縁石に乗り上げると、衝撃でタイヤがパンクしたり、ホイールが歪んだりすることがあります。
足回りの破損は特に多く見られるため、必ず点検しましょう。

タイヤのパンクやホイールの歪みが起こると、走行時の安定性が損なわれてしまいます。
事故に繋がる危険がありますので、破損時はすぐにロードサービスを呼びましょう。

アライメントのズレも多々見られます。

アライメントは車軸や位置を表す言葉で、ハンドル操作に深く関わっています。
もしアライメントがズレるとハンドルが片方に流れ、真っ直ぐ走れなくなるので注意が必要です。

車が縁石に乗り上げると、アライメントに異常が生じることは珍しくありません。
この状態での走行は非常に危険ですので、必ず修理工場で点検・調整してもらいましょう。

車が縁石に乗り上げた際、破損箇所からブレーキオイル（ブレーキフルード）が漏れ出すケースも見られます。

ブレーキオイルはブレーキの効きに影響するため、漏れ出すと車の安全性が損なわれます。
ブレーキが効かなくなるリスクもあるため、絶対に放置してはいけません。

また、ブレーキオイルが漏れた状態での運転も絶対に避けましょう。

車が縁石に乗り上げた際、縁石に傷が付いたらすぐ警察へ連絡しましょう。
放置すると道交法違反となり、罰則が課せられるおそれがあります。

縁石の破損は、基本的に物損事故として扱われます。
物損事故は道交法で警察への連絡が義務付けられていますので、忘れずに連絡しましょう。

なお、物損事故扱いとなる縁石の破損の程度は問いません。
部分的に欠けたり傷ついたりしただけでも警察への連絡が必要です。

もし車の修理に保険を利用したい場合、必ず警察へ届ける必要があります。
届け出ないと保険が利用できないため、修理費用を全額負担しなくてはいけません。

自動車保険はを利用する際には交通事故証明書の提出が求められます
しかし、事故証明書は警察への届け出が必須ですので、連絡しないと発行してもらえないのです。

縁石の状態に関わらず、修理費用を保険で補いたい時は速やかに警察へ連絡しましょう。

車が縁石に乗り上げた場合、タイヤやホイールが傷ついたり、アライメントがズレたりすることがあります。
運転にも影響しますので、ロードサービスに連絡して修理工場まで運んでもらいましょう。

もし縁石が傷ついた時は、警察への連絡が必要です。
連絡を怠ると道交法違反になりますので、速やかな連絡をおすすめします。