車検証にバッテリー情報は記載されている？その確認方法

車検証には、車両の基本情報が記載されていますが、バッテリーに関する詳細な情報は記載されていません。バッテリーは消耗品であり、車検証のような公式書類には載せる必要がないためです。しかし、車検証に記載された車種や型式の情報をもとに、自分の車に適合するバッテリーを選ぶことができます。この記事では、車検証からバッテリーを特定する方法や交換時の確認ポイントを紹介します。

車検証とバッテリーの関連性

車検証には以下のような情報が記載されていますが、バッテリーの品番や種類そのものは含まれていません。

車両型式：例）DBA-XXX、GH-XXXなど
初度登録年月：車の初回登録時期（バッテリー寿命の判断材料に）
エンジン形式：エンジンの種類によって、適合するバッテリーが異なる場合があります
車両重量：アイドリングストップ車やハイブリッド車の場合、専用の高性能バッテリーが必要です

これらの情報をもとに、適切なバッテリーを選ぶことが可能です。

車検証の情報をもとにバッテリーを特定する方法

1. 車種・型式から適合バッテリーを調べる

車種や型式はバッテリーを選ぶときの重要な手がかりです。カー用品店やメーカーのウェブサイトでは、型式に基づいて適合するバッテリーを検索できるシステムが整備されています。

例：トヨタ・プリウス（型式：DAA-ZVW30）の場合
　⇒ 補機バッテリー（12V）は「S34B20R」が適合

2. 初度登録年月でバッテリーの交換時期を判断する

車検証の「初度登録年月」は、バッテリーの寿命が近づいているか判断する目安になります。一般的に、バッテリーの寿命は2～3年ですが、4年以上経過している場合は、車検前に交換を検討すると良いでしょう。

バッテリー交換前に確認するポイント

1. 既存のバッテリーの品番を確認する

車のバッテリーには、型番やサイズ（例：「55B24R」）が記載されています。これを確認して同じサイズや互換性のあるバッテリーを選ぶと安心です。

型番の見方：「55B24R」の場合
- 55：性能ランク
- B：幅（端子間のサイズを示す記号）
- 24：バッテリーの長さ（cm）
- R：端子の位置（R＝右、L＝左）

2. カー用品店やディーラーで適合バッテリーを確認

車種や使用環境に合わせ、カー用品店やディーラーで推奨されているバッテリーを確認します。アイドリングストップ車やハイブリッド車の場合、専用バッテリーが必要なことがあります。

バッテリーの交換時期と車検との関連性

車検のタイミングは、バッテリー交換の目安にもなります。2年以上バッテリーを交換していない場合、車検時に劣化が見つかる可能性があります。
車検前にバッテリーを交換しておくと、エンジンがかからない、ライトが暗いなどのトラブルを防げます。

まとめ

車検証にはバッテリーの詳細な情報は記載されていませんが、車種や型式、初度登録年月をもとに、適合するバッテリーを調べることが可能です。また、バッテリーの交換時期が近い場合は、車検前に点検・交換することでトラブルを未然に防げます。バッテリーの寿命や品番の確認をしっかり行い、快適なカーライフを維持しましょう。