プロボックスを廃車にする際の費用と手続きの流れ

トヨタのプロボックスは長期間使用されることが多い車種ですが、老朽化や修理費用の増加などを理由に廃車を検討する場合があります。廃車手続きには、解体業者や運輸支局での手続きが必要となり、費用も車の状態や処分方法によって異なります。本記事では、プロボックスを廃車にする際の費用や必要な手続き、注意点を詳しく解説します。

プロボックスの廃車手続きの種類

廃車手続きには以下の2種類があり、用途や状況に応じて選択します。

一時抹消登録

車を一時的に使用しない場合に行う手続きです。再登録すれば再び使用可能です。

主な用途
長期間保管する場合や、修理を予定している場合。
メリット
自動車税が停止され、維持費を削減できます。

永久抹消登録

車を完全に解体・処分する際に行う手続きです。再登録はできなくなります。

主な用途
車両が老朽化した場合や修理が困難な場合。
メリット
登録が完全に抹消され、自動車税や保険料の支払いが終了します。

プロボックス廃車時の費用の目安

プロボックスを廃車にする際の費用は、車の状態や手続き内容によって異なります。以下は一般的な費用の目安です。

解体費用

費用の目安
5,000円〜20,000円程度
プロボックスは商用車としても使用されるため、部品の再利用価値が高い場合、費用が安く抑えられることがあります。

運搬費用

費用の目安
5,000円〜15,000円程度
車両が動かない場合、解体業者までの運搬費用が発生します。
ポイント
一部の解体業者では、無料引き取りサービスを提供していることがあります。

登録抹消手続き費用

費用の目安
350円
運輸支局で手続きを行う際に発生します。
ポイント
業者に代行を依頼する場合、5,000円〜20,000円程度の手数料が加算されることがあります。

リサイクル料金

費用の目安
10,000円〜15,000円程度
リサイクル料金が未払いの場合、追加で支払う必要があります。

プロボックス廃車の手続きの流れ

1. 必要書類を準備する

廃車手続きには以下の書類が必要です。

車検証（自動車検査証）
リサイクル券（リサイクル料金証明書）
印鑑（認印）
ナンバープレート（前後2枚）
身分証明書（運転免許証など）
解体証明書（永久抹消登録の場合）

2. 解体業者を選定する

認可を受けた解体業者に依頼し、車を引き渡します。解体が完了すると、「解体証明書」が発行されます。

3. ナンバープレートを返納する

解体業者でナンバープレートを外し、運輸支局に返納します。

4. 運輸支局で抹消登録を行う

管轄の運輸支局で抹消登録手続きを行います。手続き後に「抹消登録証明書」を受け取ります。

5. 税金や保険の還付手続きを行う

自動車税や重量税、自賠責保険料の未使用分が還付される場合があります。申請を忘れないようにしましょう。

プロボックス廃車時の費用を抑えるポイント

買取業者に査定を依頼する
プロボックスは商用車として需要が高いため、状態が良い場合や走行可能な場合には、廃車よりも買取の方が費用を抑えられることがあります。
解体業者を比較する
解体業者のサービス内容や料金は異なるため、複数の業者に見積もりを依頼して選択しましょう。
還付金を確認する
廃車後に還付される自動車税や保険料がある場合、手続きを忘れずに行うことで費用負担を軽減できます。
自分で手続きを行う
業者に代行を依頼せず、自分で運輸支局に出向けば代行手数料を節約できます。

注意点

リサイクル料金の確認
未払いの場合は解体業者で支払う必要があります。事前にリサイクル券を確認しておきましょう。
解体業者の信頼性を確認する
認可を受けた業者を選ぶことで、不正処分やトラブルを防ぐことができます。
車内の私物を確認する
廃車前に車内の私物をすべて取り出しておきましょう。

まとめ

プロボックスを廃車にする際の費用は、解体費用や運搬費用を含めておおよそ5,000円〜20,000円程度が目安です。ただし、部品の再利用価値が高い場合は費用が抑えられることもあります。買取業者に査定を依頼する、解体業者を比較するなどの工夫で、さらにコストを削減することが可能です。事前に手続きの流れや必要書類を確認し、スムーズに廃車を進めましょう。