トイレの鍵が開かなくなると、生活に大きな支障をきたします。
そんな緊急時に開かなくなったトイレの鍵の対処法を把握していないと、いつまでも閉じ込められたり利用できなかったりする状況が続きます。

そこで、今回はトイレの鍵が開かなくなった時の対処法や原因、修理費用について紹介します。

今から実践！トイレの鍵が開かない時の対処法

トイレの鍵が開かないケースとして、外側と内側の2パターンあります。
それぞれ応急処置が異なるので、正しい手順で取り組みましょう。

トイレの内側が開かない場合

トイレの内側から開かない場合は、トイレットペーパーの芯を活用しましょう。
具体的な手順は、以下の通りです。

1.トイレットペーパーの芯を斜めに切る
2.斜めに切ったものを板状にする
3.ドアと枠の隙間に入れて、ラッチを押し出すように外す

トイレの内側から出られないということはあまりありません。
しかし、万が一トイレの内側から出られなくなることもありますので、応急処置として覚えておくようにしましょう。

トイレの外側が開かない場合

トイレの鍵が外側から開かない場合は、非常解錠装置を活用しましょう。
非常解錠装置はトイレの鍵部分にある小さな溝のことを指し、この溝をドライバーを使って開けていきます。

具体的な手順は、以下の通りです。

1.トイレの非常解錠装置にドライバーをはめる
2.ゆっくりと回し、解錠する

上記の手順でおこなうことで、開かなくなったトイレの鍵を開けられるでしょう。
しかし、非常解錠装置が鍵穴だけのタイプだと、上記の方法が利用できません。

その場合は、鍵周りのプロに相談することをおすすめします。

どうしてもトイレの鍵が開かない場合はプロにお任せするのが一番！

先ほども触れましたが、どうしてもトイレの鍵が開かない場合は、プロに相談することがおすすめです。
自力でトイレの鍵を解錠することが適していますが、力づくで取り組んでしまうとかえって壊してしまうことも。

費用こそかかりますが、鍵修理のプロにお任せして正しく安全に修理してもらいましょう。

なぜトイレの鍵は開かなくなる？

トイレの鍵が開かなくなる原因は、さまざまです。
トイレの鍵が開かない原因を正しく把握することで、なぜ開かないのかといったことから原因に合わせた対処法も確認できるでしょう。

ここからは、トイレの鍵が開かなくなる原因について紹介します。

ドアノブが故障している

トイレのドアノブが故障していると、トイレの鍵は開かなくなります。
ドアノブは年月が経つとともに劣化しやすく、劣化すると動きが悪くなりやすくなります。

また、ドアノブが経年劣化でトイレが開きにくくなると交換も視野にいれなければなりません。
長年、同じドアノブで動きが悪いと感じたら、早めに対処するようにしましょう。

建て付けが悪くなっている

経年劣化によりトイレの扉が変形し、建て付けが悪くなることから開かなくなるケースもあります。
建て付けが悪くなっているとトイレの鍵が開きにくくなるだけでなく、地震などの災害時に閉じ込められる可能性も。

建て付けの悪さを改善したい場合は鍵屋ではなくリフォーム会社に依頼し、扉周辺を改善してもらうようにしましょう。

トイレの鍵が経年劣化により開かなくなっている

トイレの鍵が経年劣化により開かなくなることもあります。
トイレは湿気が多い場所ですので、トイレの鍵が錆びることで開きにくくなります。

錆でひどくなるとトイレの鍵が開かなくなる可能性があるので、定期的に潤滑剤をさしておくことをおすすめします。

開かないトイレの鍵の修理費用

ここからは、種類別でトイレの鍵にかかる修理費用について紹介します。

円筒錠

円筒錠は丸座にネジがあることが特徴的で、ラッチを動かなくするタイプの施錠です。
円筒錠の修理・交換費用は2000〜5000円程度で、製品なのかドアノブなのかで費用が異なるのであらかじめ確認しておきましょう。

チューブラ錠

チューブラ錠は握るところがあり、ネジがあらわになっているドアノブです。
ドアノブのみの交換だと2000円〜程度、鍵ケースごとに交換するのであれば4000〜6000円程度で対応してくれます。

表示錠

表示状は外側から鍵がかかっているかどうかがわかるドアノブです。
レバータイプと握り玉タイプの2種類あり、どちらとも3000〜8000円程度で交換可能です。

トイレの鍵が開かなくならないようにする予防ポイント

トイレの鍵トラブルを予防するには、日頃からのメンテナンスが大切です。
場合によっては専門業者を呼び、鍵の交換などを依頼しましょう。

こまめに手入れする

鍵やラッチの劣化を防ぐために、こまめな手入れを行いましょう。
掃除機で鍵穴のゴミやホコリを吸い取ったり、雑巾で汚れを拭き取ったりするだけでも構いません。

なお、鍵穴の掃除にブラシを使うと、毛が鍵穴に詰まるおそれがあります。
ゴミなどが付着している時は、掃除機で吸い出すようにしましょう。

鍵穴用潤滑剤を使う

トイレの鍵穴の動きが悪い場合、鍵穴専用の潤滑剤をスプレーしましょう。
定期的にスプレーすれば、鍵が開かなくなるトラブルを予防できます。

スプレーする際の潤滑剤は、必ず鍵穴専用品を使いましょう。
汎用潤滑剤は、かえってトラブルをまねきますので、絶対に使ってはいけません。

古い鍵は交換する

鍵にサビや摩耗などの劣化が見られる時は、新品へ交換することをおすすめします。
古い鍵をそのまま使い続けると、ある日突然トイレの鍵が開かなくなってしまう可能性もあります。

トラブルが起こる前に、鍵の交換業者へ相談してみましょう。

まとめ

トイレの鍵が開かない時は、そのトイレの状態を疑うことが大切です。
トイレの状態によってそれぞれ対処する手段が異なり、トラブルが発生してもスムーズに対応できます。

また、どうしても自分で対応できない時は、プロに相談することもおすすめ。
鍵トラブルのマチしるSOSでは、24時間365日カギのトラブルに対応していますので、お困りの際はぜひご相談ください。