愛車の鍵をなくしてしまった！

そんな時、あなたはどのように対処しますか？
焦りと不安で頭の中が真っ白になってしまうかもしれません。

しかし、そんな時こそ慌てずに、自動車保険の力を活用しましょう。

実は、多くの自動車保険では、鍵の紛失や盗難を補償する特約が用意されています。
特約の内容によって補償される内容は異なりますが、鍵の開錠費用や新しい鍵の作製費用、レッカー代などをカバーしてくれる場合が多いです。

そこで、本記事では車の紛失時に適用される保険について詳しく紹介します。

車の鍵紛失で保険は適用される？

大事な車の鍵を紛失してしまうと、運転中はその場から離れることができなくなり、最悪レッカーを呼ばなければなりません。
自宅の駐車場に停めている場合でも、車を動かせないと出勤もできなくなったりと、深刻な事態となります。

すみやかに解錠して動かしたいところですが、どうすればいいのでしょうか？
ここでは保険を使う方法を考えてみましょう。

車の鍵開けは自動車保険対象外

実は車の鍵を紛失したときに、鍵開け対応をしてくれる保険会社はほとんどありません。
一部の保険会社では、保険の継続年数が長く等級も良い契約者にだけ「年に一回まで」という条件で鍵開けまたは新しい鍵の作成まで面倒を見てくれますが、それも特殊な例です。

ただし、車の中に鍵を閉じ込めてしまった、つまりインロックの状態ならば車の鍵開け対応はしてくれるようです。
単に紛失するのとインロックするのとでは大きな違いがあるので、まずは問い合わせてみましょう。

車の鍵を紛失した時の保険の申請手順

多くの保険会社で車の鍵開けは補償の対象外です。
しかしインロックのケースでは連絡すれば対応してくれるので、電話してみましょう。

保険会社にインロックの鍵開けを依頼

インロックは車両保険の範囲内で対処してもらうことができます。
申請手順としては、簡単で、保険会社に連絡してロードサービスの対応を頼むだけです。

保険の契約書を車の中に入れている人も多いかもしれません。
何かと保険会社の連絡する機会はあるので、携帯電話に電話番号を登録しておきましょう。

鍵の紛失の場合も相談してみよう

自らの不注意によって鍵をなくしてしまった場合、保険会社が鍵開けの面倒を見てくれることは、基本的にはありません。
しかし一応、問い合わせてみる価値はあります。

もしかするとその場ですぐに動ける鍵開け屋さんを紹介してもらえるかもしれません。
基本的に自分で何もかも手配しなければなりませんが、パニックになっているときに保険会社に今取るべき措置を聞くことは、大きな安心感をもたらしてくれます。

ちなみに鍵の作成費用は2万円程度が相場です。
その他出張費が追加で必要となることもあります。

レーダーキーやスマートキーの作り直しは5万円以上で、鍵屋さんもお手上げで、完全にディーラーに依頼しなければならないこともあります。

鍵紛失時の火災保険利用における注意点

車の鍵をなくすこともあれば、自宅の鍵をなくすことも多々あります。
車の鍵と同じキーホルダーに自宅の鍵をつけている人も多いでしょう。

大事な鍵をつけたキーホルダーを丸ごと落としてしまうと、その後の行動に大変な影響が出てしまいます。
特に自宅に入ることさえできないのは困るので、その問題だけでも先に解消しましょう。

自宅の鍵紛失は火災保険が使える

自宅の鍵をなくしてしまったときには、すみやかに火災保険会社に連絡してください。
火災保険は実は「家財」の一部として、多くの保険では、鍵開けまで補償してくれます。

火災保険を使えば自分のお財布を傷めずに鍵開けしてもらえるので、遠慮なく利用しましょう。

鍵に関する保険内容をチェックしておこう

火災保険が「家財」として鍵関連まで補償しているかは、契約時によく確認しておかなければなりません。
鍵に関する補償があるかどうかは、契約時に電話で聞けばすぐにわかります。

賃貸物件は先に管理会社に連絡を

賃貸物件でも入居時には基本的に火災保険に入ることになります。
そのため火災保険で鍵を直すこともできるのですが、その前に管理会社に電話しましょう。

賃貸物件には、勝手な造作物をつけることが禁じられています。
鍵の交換もその禁止行為のひとつに当たるので、安易に自分で業者を手配して交換してはなりません。

まとめ

車の鍵を紛失しても保険を適用できるケースがあります。
しかし、実際に適用する際は正しい手順でおこなうようにしましょう。

また、保険に加入してしても鍵の紛失の内容が含まれていないケースもあるので、あらかじめ確認することが重要です。