チェンジキーとは、内部のギアを変えることで鍵を交換できる仕組みをいいます。
迅速な鍵交換が可能で、交換にかかる費用も抑えることが可能です。

本記事では以下の内容を中心に紹介します。

・チェンジキーの仕組み
・チェンジキーのメリット
・チェンジキーの交換費用相場

チェンジキーの仕組みやメリットのほか、交換費用について解説します。

チェンジキーはどんな仕組み？

チェンジキーとは、特殊な鍵を使ってシリンダー内のギアのパターンを変えるシステムのことです。
特定の方法で鍵を回すと内部のギアが初期化され、新しい組み合わせを作成できます。

チェンジキーでギアを変更した場合、これまで使っていた鍵は使用できません。
そのためスピーディな鍵交換が可能で、賃貸物件で広く取り入れられています。

シリンダーの交換が不要

チェンジキーを利用すれば、シリンダーを変えずに新しい鍵へと交換することが可能です。

一般的な鍵は、シリンダーを丸ごと新しいものに交換します。
シリンダーごとに対応した鍵が決まっており、全部交換しないと使えないためです。

一方のチェンジキーは、ギアの噛み合わせを操作するだけで鍵交換が完了します。
シリンダーはそのまま使えるため、大がかりな作業は不要です。

チェンジキーを採用するメリット

チェンジキーには、一般的なシリンダーキーとは違ったメリットがあります。
特にコストや防犯性を重視したい方は採用してみるとよいでしょう。

スピーディに鍵を交換できる

チェンジキーの魅力は、スピーディに鍵を交換できる点にあります。

一般的なシリンダーキーの場合、シリンダーの交換作業が必要です。
製品によっても異なりますが、30分以上かかってしまうケースも少なくありません。

対するチェンジキーは、ギアの組み合わせを変更するだけで鍵交換が完了します。
数分もあれば変更できますので、鍵交換にはほとんど時間がかかりません。

鍵交換にかかるコストが抑制される

また、鍵交換費用を抑えられる点も魅力といえるでしょう。

製品により異なるものの、チェンジキーへの交換費用はさほど高くありません。
また、交換後はギアのパターンを変更するだけでよく、その都度シリンダーを交換する手間を省けます。

一般的なシリンダーキーの場合、交換のたびに数万円の費用がかかってしまいます。
その点チェンジキーは最初だけでよいため、長い目で見ると大きな違いになるでしょう。

防犯性も高い

防犯性の高さもチェンジキーのメリットです。

チェンジキーはギアのパターンを変えられるため、鍵を紛失した・盗難された時でも即座に対応できます。
対応後は古い鍵が使えなくないので、第三者が拾った・盗んだ鍵で入ることは不可能になります。

また、チェンジキーのパターンは非常に多く、ピッキングの難易度は高めです。
ピッキングに対してもある程度備えられるでしょう。

チェンジキーへ交換する際の費用相場

チェンジキーの交換費用相場は1.5〜2万円前後です。
これから新たに導入する場合、シリンダー1つあたり2万円前後かかると考えておきましょう。

例えば10箇所の鍵をチェンジキーに変えたい場合は、およそ15〜20万円ほどかかります。
交換数が増えると費用総額も高くなるので注意しましょう。

なお、製品によっては1万円台前半で交換できますが、業者によって異なります。

交換費用を抑えるなら相見積もりがおすすめ

チェンジキーへの交換費用を抑えたい方は、できるだけ複数の業者から見積もりを取りましょう。

先に触れたように、チェンジキーの交換費用は業者によって変わります。
同じ製品でも数千円変わる場合がありますので、見積もりを取ってから比較するのがおすすめです。

仮に交換費用が4,000円異なる場合、10箇所のチェンジキーを返ると4万円もの違いが生じます。
交換費用にかなりの差がでますので、相見積もりで業者を比較検討してみましょう。

ただし、費用のみで業者を選ぶのは危険です。
実績や利用者の評判もしっかり確認しましょう。

まとめ

チェンジキーはシリンダー交換が不要で、簡単に鍵のパターンを変更できます。
スピーディに鍵を交換できるうえ、コストを抑えられる点が大きな魅力です。

なお、チェンジキーの交換費用は1箇所につき1.5〜2万円です。
交換する際は、相見積もりを取って業者を選びましょう。