安心安全な生活を守るために、古くなったインテグラル錠は定期的に交換することは効果的です。
そこで本記事では、インテグラル錠の交換方法について詳しくご紹介します。

インテグラル錠の交換を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

インテグラル錠ってどんな鍵？

インテグラル錠とは、一言で言えば「安全性と使い勝手を兼ね備えた鍵」です。
この鍵の特徴は、ドアのロック機構が一体化している点にあります。

従来の鍵とは異なり、錠前（ロックをかける部分）とドアノブが一体となっているためデザインがスマートでありながら、堅牢性が高いというメリットがあります。

インテグラル鍵とは

インテグラル錠の構造は、その名の通り「一体化」されていることが最大の特徴です。
ドアノブと錠前が一つに組み込まれているため、ドアに穴を開ける箇所が少なくて済み、それが結果としてセキュリティの強化につながります。

また、インテグラル錠は、見た目の美しさも魅力の一つです。
ドアのデザインを損なわず、スマートに仕上がるため、現代の住宅デザインにもぴったりです。

インテグラル錠を交換する前に準備しておきたい道具一覧

インテグラル錠を交換する前には適切な道具を準備する必要があります。
ここでは、実際に必要な道具をご紹介します。

必要な道具のリスト

プラスドライバーとマイナスドライバー：インテグラル錠の部品を外したり固定したりする基本的な作業に必要です。異なるサイズを用意しておくと便利です。

六角レンチ：一部のインテグラル錠では、特に内部構造を固定するために六角形のネジが使われている場合があります。サイズの異なるセットを持っていると安心です。
ニッパーまたはペンチ：古い錠前を取り外す際に、固定されている針金や小さな部品を扱うために必要になることがあります。
定規またはメジャー：新しい錠前を取り付ける前に、正確な位置決めをするために使います。
マーカー（消せるタイプ）：ドアに印を付ける際に使用します。消せるタイプを選ぶことで、印を誤っても簡単に修正できます。

インテグラル錠を自分で交換する方法

インテグラル錠の交換は、注意深く手順を追って行えば、DIYが初めての方でも成功させることができます。
正しい知識をつけて、交換を成功させましょう。

室内側のドアノブを外す

まず最初に、室内側のドアノブを外します。
ドアノブには通常、小さなねじが隠れていることが多いので、プラスドライバーまたはマイナスドライバーを使用してゆっくりとねじを外していきましょう。

この作業を行う際には、ドアノブを傷つけないように注意が必要です。

丸座裏金と外側のドアノブを外す

次に、丸座裏金を外します。
丸座裏金は、ドアノブとドアの間にある金属製のリングのことです。

この部分を外すことで、外側のドアノブも取り外せるようになります。
ここでもネジを外す作業が必要になることがあるので、適切なドライバーを用意しておきましょう。

フロントカバーを外す

フロントカバー、つまり錠前のフェイスプレートを外します。
これは通常、ドアのエッジに位置しており、錠前の見た目を整える役割があります。

ケースを外す

次に、インテグラル錠のケース、すなわち錠前本体を取り外します。
このステップでは、ケースを固定しているネジをすべて見つけて外す必要があります。

ネジが固くて外しにくい場合は、力を入れすぎずに、少しずつ回してみましょう。

ケースを入れる

新しいインテグラル錠のケースを、取り外した古いケースの位置に置きます。
このとき、ケースが正しい向きであることを確認してから、ネジで固定しましょう。

外側のドアノブを入れる

新しい外側のドアノブを取り付けます。
このとき、ドアノブが適切な位置にあること、そして動きがスムーズであることを確認してください。

丸座裏金で固定する

丸座裏金を使用して、外側のドアノブを固定します。
この部分は、ドアノブとドアの間の隙間を埋め、見た目を整える役割もあります。

室内側のドアノブを取り付ける

最後は、室内側のドアノブを取り付けです。
このステップでは、先に外したときと逆の手順でドアノブをドアに固定します。

動作確認を行う

全ての取り付け作業が完了したら、ドアの開閉や鍵のかかり具合を確認してください。
問題がなければ、インテグラル錠の交換作業は成功です。
インテグラル錠の交換は、慎重に手順を踏むことで、誰でも成功させることができます。

まとめ

インテグラル錠の鍵交換は、DIY初心者の方でも手軽におこなうことが可能です。
しかし、正しい手順でおこなわないと取り付けがおかしくなる可能性が高まるので、本記事で紹介した手順でおこないましょう。