トイレがつまった時、水圧によってつまりを解消できるグッズがラバーカップ（すっぽん）です。
簡単に利用できるため、自宅にすっぽんを置いてある方も少なくはないでしょう。

一方、手元にすっぽんがない場合でも、他のアイテムで代用することが可能です。
トイレがつまった際にすっぽんがなかった時は、代用品で対応してもよいでしょう。
ただ、つまりが直るとは限らないため、難しい時は業者への相談をおすすめします。

トイレつまりの際に使えるすっぽんの代用品

トイレがつまった時に便利なすっぽんですが、さまざまな代用品・手段があります。
手元にない場合、下記で挙げるグッズなどで代用してみましょう。

ペットボトルを使う

1つめの代用品がペットボトルです。
スポーツドリンクやミネラルウォーターなど、自宅にあるペットボトルがすっぽんの代用になります。

ペットボトルはボトルの底の部分を利用します。
ボトルの底から数センチほど上の部分を目安に、カッターやハサミで切り取りましょう。

切り取ったらゴム手袋を装着し、切り取ったペットボトルを便器の底に当てます。
そしてすっぽんを使う時と同様に、ゆっくり何度も上下させてみましょう。
水が上下に動くことで、トイレのつまりが解消される可能性があります。

ビニール袋で代用

2つめの代用品がビニール袋です。
手にビニール袋を装着し、すっぽんと同様の方法で使用します。

まずゴム手袋とビニール袋、輪ゴム、新聞紙を用意しましょう。
次に新聞紙でトイレの周りを養生し、必要に応じて便器の水位を調整します。

そして手にゴム手袋とビニール袋を装着し、手首に輪ゴムで固定しましょう。
この状態で便器の中に手を入れ、すっぽんで上下するように手を動かします。
手は軽く拳を握り、ゆっくりと上下させましょう。

真空式パイプクリーナーも

3つめの代用品は真空式パイプクリーナーです。
ホームセンターや通販で購入可能で、すっぽんのように圧力で異物を押し流します。

真空式パイプクリーナーは、すっぽんと使い方がほぼ同じです。
しかし、すっぽんよりも異物を押し流しやすいため、頑固なつまりの際に使ってみましょう。

軽度のつまりならお湯も代用になる

もし代用品が手元にない場合、お湯でつまりを解消する手段もあります。
軽度のつまりに限られますが、一度試してみるとよいでしょう。

お湯を使う際は温度に注意が必要です。
熱湯は便器が破損する危険があるため、50度前後を目安にしましょう。

お湯を作ったら、ゆっくりと便器へ流し込むだけです。
そのまま30分〜1時間程度放置し、バケツで水を流し込んでみましょう。
もし水が流れた場合、トイレのつまりは解消されたと考えられます。

すっぽんの代用品でトイレつまりを直す時の注意点

すっぽんがない時は、代用品でつまりを解消することが可能です。
ただし、いくつか注意点がありますので、しっかり押さえておきましょう。
不安がある方は自分で対応せず、業者への相談をおすすめします。

つまりが解消されるとは限らない

すっぽんの代用品を使ったとしても、つまりが解消されるとは限りません。
軽度のつまりであれば、代用品でも十分解消できる可能性があります。

しかし、固形物が排水管につまっていたり、異物が多かったりする時は、代用品でも対応できない場合があるのです。
できれば真空式パイプクリーナーを使い、固形物などを押し流す必要があります。

状況が悪化する可能性も

代用品を利用した結果、つまりが悪化するリスクも潜んでいます。
真空式パイプクリーナーを除き、すっぽんよりも押し流す力が弱いため、異物が排水管に引っかかってしまう可能性があります。
もし状況が悪化した時は、水回りの修理業者に対処してもらいましょう。

トイレつまりが直らない時は業者に相談を

代用品を使ってもトイレのつまりが治らなかった場合、専門の業者へ相談しましょう。
プロに依頼すると費用はかかりますが、確実にトイレのつまりを解消できます。
また、自分で作業することに不安がある方も、業者への相談をおすすめします。

業者にトイレのつまり修理を依頼した場合、1〜2万円ほど費用がかかります。
ただ、同意なしに追加費用を請求する悪質業者もいますので、事前に見積もりを取っておきましょう。
相談する際、追加費用の有無も含めて聞くことが大切です。