お風呂の蛇口や水漏れ問題は家庭でよく起こってしまうトラブルの一つです。
修理業者に頼むことで直すことができますが、まずは自分で冷静に対処することで水道料金が高額になることを防ぐことが必要です。

ここでは、お風呂の蛇口からの水漏れに関する原因と、および修理費用についてご説明いたします。

お風呂の蛇口から水漏れが止まらない時の直し方・応急処置

「蛇口から水滴がポタポタと落ち続けている」「水道の接続部分から水が漏れ続けている」
このようなお悩みを抱えたことはありませんか？

水漏れが発生したことが確認できた場合、まずは漏水を止めることが重要です。

止水栓を止める

お風呂場の蛇口の種類にもよりますが、いずれの場合も各蛇口の手前についている止水栓を止めることでこれ以上の漏水を防ぐことができます。

一般的には、マイナスドライバーなどのネジで締めるタイプのものが多いです。

止水栓の場所

一般的にお風呂の止水栓は次のいずれかに設置されています。

1.水栓本体の上部・側面
2.推薦取付脚部分（壁付けタイプ）
3.水栓本体カバー下（台付けタイプ）

一般的にお風呂に設置されているのは「壁付けタイプ」と「台付けタイプ」の2種類です。
上記場所でネジを確認できれば通常のネジを締める方向と同じ、時計回り回して給水を止めましょう。

元栓の閉め方

「止水栓の場所がわからない」「閉めても解決しない」そのような場合は元栓を閉めてしまいましょう。
以下は代表的な元栓の位置になります。

1.戸建て
2.マンション
3.賃貸物件

マンションやアパートの場合は居住者の意思では閉められないこともあるため、まずは管理人や管理会社などにお問合せください。
また、元栓の場合は止水栓とは異なり、家全体の水が止まることになるので注意が必要です。

お風呂の蛇口から水漏れが発生する原因とは

蛇口からの水漏れの一般的な原因は、下記になります。

1.シールの劣化

蛇口内部のシールやゴムパーツが時間と共に劣化し、水漏れの原因となります。この場合、パーツの交換が必要になるため、INAXやTOTOなどメーカーと製品番号を確認し該当の箇所を交換しましょう。

2.締め付け不足

蛇口の取り付けが十分に締まっていない場合、水漏れが発生する場合があります。ハンドルやボルトの締め付けが緩んでいないか確認し、レンチなど適切な工具で緩んでいる箇所を修理する必要があります。

3.配管の問題

お風呂の蛇口の水漏れは、時には配管に問題がある可能性も…。
パイプの破損、接続部の緩み、または配管自体の老朽化が原因となる場合があります。

この場合、水漏れで料金が発生してしまうだけでなく建物自体の損壊を招いてしまう可能性があるため、自分所有の物件の場合は急いで業者に依頼をし、賃貸やマンションの場合はすぐに管理人に連絡をしましょう。

水漏れするお風呂の蛇口が直せないという方はプロにお任せするのも一手！

水栓の寿命は一般的に10年と言われており、一部の部品を交換しても他の部分の寿命がきてしまい、またすぐに修理をするハメになることも…。
そのため、自分で修理不可能な場合や設置してからの年数により、プロの業者に任せてしまった方がいいケースがあります。

料金相場について

シャワーや蛇口からの水漏れは、修理の規模にもよりますが以下が平均的な料金の相場になります。

・水漏れ修理：3,000円〜30,000円
・蛇口や水栓の交換：7,000円〜35,000円

上記料金に出張費なども加算されるため、実際には上記より高額になるケースが多いです。

お風呂の蛇口からの水漏れは、建物に損害を与える可能性があるだけではなく、水道料金が高額になってしまうため迅速な対処が必要です。
プロの修理にお任せをする場合は、見積もりの際に料金の相場をよく確認し、信頼のできる業者にお願いしましょう。