「いつものようにキッチンに行くと、蛇口やシンクから突然水漏れが…。」
そんな経験はありませんか？

ここではそんなお悩みの方のためにキッチン周りの水漏れについて解説します。

キッチンの水漏れはどのように対応するのがベスト？

キッチンの水漏れがあった場合、まず慌てずにどこの箇所が水漏れしているのか確認をしましょう。
そして原因がわかれば、業者に頼むにしろ自分で修理を行うにしろ、これ以上の水漏れを防ぐために止水栓を止めておくのがおすすめです。

ここでは、それぞれの水漏れ箇所の説明とその対処法について説明します。

蛇口からの水漏れ

蛇口からポタポタと水が溢れている場合、大抵は蛇口まわりの経年劣化によるものなので、その蛇口にあったパッキンを新しいものに変更することで解決できます。
パッキン自体はホームセンターで売られているため、メーカーのホームページなどで型番を確認し、その手順にのっとってパッキンの交換をしましょう。

排水トラップからの水漏れ

シンク下すぐにあるのが「排水トラップ」です。
ここからの水漏れが起こっている場合、主に緩んでいるナットを閉めたり、古くなったパッキンを交換すると解決することができます。

また、排水トラップ自体が割れて水が漏れてしまっているケースであれば部分的な修理は難しいです。
同じ型番の排水トラップを購入し、新しいものに変更をしましょう。

排水管からの水漏れ

排水トラップから伸びているホースが排水管と呼ばれる部分です。
排水管の水漏れの原因は、主にパイプの破損か接続部分の緩みが原因となります。

接続部分から水が漏れている場合は接続部品の締め直し、パイプの破損であれば市販の水止めテープでの補強か、パイプ自体の入れ替えをすることで改善する可能性があります。

キッチンの水漏れを修理業者へ依頼した時の費用相場

キッチンの水漏れは知識があれば自分で対処することも可能ですが、難しい場合は修理業者に依頼した方が安心です。
ここでは、キッチンの水漏れを修理業者へ依頼した時の費用相場を説明します。

蛇口の修理料金相場

下記が蛇口の修理料金相場です。

・蛇口のパッキンやカートリッジなどの部品交換：8,000〜15,000円
・蛇口の交換：16,000円〜

あくまでも上記の料金は部品の交換になった際の料金です。
ネジの緩みなど簡易的な作業で完了であれば、上記より低価格で済む可能性もあります。

シンク下の修理料金相場

下記がシンク下の料金相場です。

・排水栓や樹脂製排水ホースの交換：8,000円〜15,000円
・配管の修理：10,000円前後
・つまりの解消：5000円〜30,000円

上記の料金はあくまで目安になるため、部品のメーカーや破損状況によっては料金が大きく異なります。
詳しくは修理業者に問い合わせを行いましょう。

キッチンの水漏れを修理業者へ依頼する際の注意点

ここからは、自分では直せないキッチンの水漏れを修理業者へ依頼する場合の注意点について説明します。

信頼のできる業者を選ぶ

業者に依頼を行う際は、水道局が認定する「指定水道工事店」を選びましょう。
この認可を受けている業者は、不認可水道業者では扱うことのできない工事も行うことが可能です。

また、必ずではないですが指定水道工事店であるかどうかは、その業者が悪質業者かどうかを見極める大きな判断材料になります。
ただし、絶対に「指定水道工事店」＝「優良業者」というわけではないため、あくまでも信頼のできる業者かどうかを自分で総合的に判断することが大切です。

修理前に見積もりをもらう

電話やメールで業者に修理依頼をした際におそらく無料見積もりがありますが、こちらはプロの目で現場を見て出した見積もりではありません。
業者が実際に現場を見てから具体的な料金決定をするのがほとんどです。

具体的に業者が見ているポイントは以下の通り。

・修理に必要な部品
・かかる時間
・見積もり金額

上記の内容を実際の修理を行う前に依頼主に確認を行うのが普通です。
現場に来て、すぐに修理を始めるような業者は作業完了後に追加の料金を請求してくることもあります。

そういったトラブルを防ぐためにも、必ず修理の前に見積もりを出してもらうようにしましょう。