「水漏れがおきて床が水浸しになってしまった」「表面は拭き取ったけど床下の方に漏れてしまった」
そんな経験ありませんか？

ご家庭の床は、基本フローリングなどの水に弱い木材で作られているので、水分を吸収すると思わぬ二次被害を引き起こす事も。
本記事では、水浸しのキッチンの床が水浸しになってしまった場合の対処法について詳しく見ていきましょう。

水浸しのキッチンの床をそのままにしてしまうとどうなる？

まず、水浸しになったキッチンの床をそのまま放置してしまうと起こる被害についてご説明します。

床が腐ってしまう

水漏れで濡れた部分をしっかり拭き取って乾燥させたつもりでも、床下の木材の部分など目に見えない部分が売れてしまっている場合があります。
床が水を吸った状態で放置してしまうと、約一年ほどで腐敗してしまう事も。

また、柱や床下など家の基盤になる箇所が腐敗してしまうと家の強度が下がり、最悪の場合立て直しになってしまうケースもあるので、早めの対処を行いましょう。

カビが生えてしまう

床やフローリングが濡れて湿ったまま放っておくと、カビの温床になってしまいます。
床やフローリングにカビが発生してしまうと、黒ずみができたりカビ臭くなってしまうことも。

それだけではなく、カビの胞子が空気中に漂うことで家庭にお住まいのお子様、ペットに健康被害を起こす危険性もあります。

シロアリが出る可能性がある

水に濡れ湿気を吸った木材はシロアリの大好物であるため、湿ったままで放置するとシロアリを呼び寄せてしまいます。
シロアリが一度発生してしまうと家の柱、床下の基盤までを蝕み、大切な財産を傷つけてしまう恐れがあります。

そうなると水濡れ修理だけではなく、シロアリ駆除も頼む必要があり余計な費用が発生してしまうことも。

集合住宅の場合他の部屋に被害も

マンションやアパートの集合住宅の場合も注意が必要です。
水漏れ箇所が上の階だと、下の階の部屋にまで浸水してしまう可能性があります。

下の階に住む人の部屋が水浸しになってしまい、電気製品が故障した等の理由で損害賠償を請求されることも。
そのため、もしマンションやアパートの集合住宅にお住まいであれば、自室の水漏れが解決したとしても必ず管理会社や大家に連絡をするようにしましょう。

キッチンの床はどれくらいの作業日数がかかる？

キッチンの床の張り替えを業者に依頼すると、キッチンの広さや材質などにもよりますが、3日程度で完了すると言われています。
ただし、それはあくまでも目安になります。

・業者による現地下見
・見積もりの作成
・木材の発注や取り寄せ

上記の内容も必要になるため、実際の必要日数はそれよりも長くかかると見込んでおきましょう。

また、年末年始や、新生活需要が多い3〜5月などは張り替えや業者が多忙になる時期のため、商品の発注などでより期間が長くなる傾向があります。

水漏れは時間が経過するほどカビ・腐食が進行してしまうため、床の張り替えはできる限り早い対応が好ましいです。
業者が決まり次第、早めに問い合わせをするようにしましょう。

キッチンの床を張り替える費用相場

キッチンの床の水漏れがひどく、床材がダメージを受けてしまった場合は修理のみではなく、交換をしなくてはならないかもしれません。
自分でできる処置をおこなった後、被害が大きそうであればすぐにプロの業者に依頼をしましょう。

床材を使用して、4畳の床を張り替えた際の費用は以下の通りです。

・フローリング：5〜14万円
・フロアタイル：4〜9万円
・クッションフロア：3〜8万円
・コルクタイル：10万円前後

上記はあくまでも目安になり、ご家庭の環境、材質や規模により異なります。
修理の依頼をする際に必ず見積もりをもらうようにしましょう。