「ホームページには6,000円とあったのに実際は45,000円請求された」
「依頼するまで帰らない」

工事が終わった後で高額請求されると、仕方なく支払ってしまうことがありますよね。
特に女性一人だと支払いに応じないと何をされるか分かりませんし、実際に怖い想いをされた方も多いはず。

そこで今回は、以下の3つについて紹介します。

・ぼったくりの水道業者の特徴
・途中でぼったくり水道修理業者と気づいた時の対処法
・ぼったくり水道修理業者へのクーリングオフについて

できるだけ分かりやすく紹介しますので、トラブル対策やぼったくり被害にあった時の参考にしてください。

ぼったくりの水道業者の特徴

ぼったくりの水道業者の特徴を事前に知っておくことで、トラブルに巻き込まれる確率は大きく低下します。

ぼったくりの水道業者の特徴は大きく分けて3つ。

・相場料金よりも格段に安い
・作業料金などが明確でない
・見てみないと分からないと訪問したがる

上記を踏まえてそれぞれ詳しく紹介します。

相場料金よりも格段に安い

多くの場合、水道修理費用の内訳は、基本料金＋作業料金＋部品代金で構成されています。
例えば、トイレのつまりでしたら、基本料金6,000円＋作業料金6,000円＋部品代金0円、合計12,000円というのが一般的。

真空式パイプクリーナーやワイヤーブラシを使用した場合は＋12,000円くらいが相場となっています。
しかし、インターネット広告やマグネット広告を見ていると基本料金0円や全てコミコミ4,500円などと表記している業者も存在します。

このような格安を売りにしている業者には依頼しないほうが賢明です。

作業料金などが明確でない

きちんとした水道業者でしたら、必ず作業ごとに料金が明示してあります。
出張料金や駐車場代、深夜・早朝割り増しなどの費用もホームページの目立つ場所に記載されています。

基本料金や作業料金しか明らかにしていない業者は、ぼったくりの可能性があります。

見てみないと分からないと訪問したがる

水漏れなどで水道業者に連絡したことがある方でしたら、このような経験をされた方も多いかと思います。
こちらが何を言っても「見てみないと分からない」の繰り返し。

現場を見ないと見積りができないのは確かですが、しつこく訪問しようとしてくる業者は危険です。
見積もり無料を謳っているにも関わらず、見積り後にキャンセルしたら見積費や出張費を請求されたというケースも。

その他、見積書を書面で出さない、名刺を出さない、作業項目があいまい、これらもぼったくり業者の特徴です。

途中でぼったくり水道修理業者と気づいた時の対処法

パッキンの交換だけと言われてお願いしたら、作業の途中で蛇口を交換する必要があると言われたり、途中でキャンセルする旨を伝えると高圧的な態度で詰め寄られたりすることがあります。

そこでここからは、途中でぼったくりと気づいたときの対処法をいくつか紹介します。

とりあえず作業を止めてもらう

押し問答しながらでも作業を続けられては意味がありません。
強い態度で作業を止めてもらってください。
その際、費用を請求してくるぼったくり水道業者もいますが、決してその場でお金を払わないように。

どうしても帰らないようであれば、警察を呼ぶことを伝えましょう。

消費生活センターに連絡する

作業を止めてもらった後は、最寄りの消費生活センターに連絡してください。
国民生活センターでしたら土日祝も対応しています。

そこで事情を説明し、相談員さんの指示にしたがって行動してください。
基本的には消費生活センターが相手との交渉などを行ってくれます。

作業の再開を別の水道業者に依頼する際は、前述したぼったくり水道業者の特徴に当てはまらない業者を選んでください。

ぼったくり水道修理業者にはクーリングオフが使えることも！

近年よく耳にする「クーリングオフ」。
一定の期間内であれば、消費者が無条件で契約を解除（購入商品の返品）できる制度のことです。

実は、ぼったくり水道業者にもクーリングオフが適用できることがあります。
実例を交えて紹介します。

ケース①　つまり修理のはずが便器を交換

トイレがつまったのでチラシに載っていた水道業者に連絡したAさん。
つまりを直してもらったあと、水道業者から便器が古いのでまたすぐにつまりますよと言われて、便器本体を交換することになりました。

その場で言われるがまま、30万円のローンを組んで新しい便器を購入。
なんだか怖くなったAさんは翌日息子に連絡、ぼったくりだと分かったのでクーリングオフすることができました。

ケース②　150万円の高額リフォーム

浴室の蛇口から水が漏れていたので、水道業者に連絡して修理してもらいました。
その際、浴室のリフォームを今だったら安くできますといわれ、そのまま相手のペースで契約してしまい、ぼったくりの被害に。

水道修理自体はクーリングオフが困難です。
しかしながら、新しい便器の購入やリフォームにはクーリングオフが適用されるケースもままあります。

ぼったくり水道修理業者まとめ

誠に残念ですが、ぼったくりの水道業者は存在します。
このようなリスクを避けるためにも、正しい知識を身に付けて被害に巻き込まれないようにしてください。