洗濯機から水漏れがあると、床が腐る可能性があります。
この記事では、その対処法や放置することのリスクについて詳しくご紹介します。

以下、この記事のポイントです。

・洗濯機の水漏れで床が腐る原因とは？
・洗濯機の水漏れが床に広がった時の対処法
・洗濯機の水漏れを放置したらどうなる？

上記に関して解説しますので、いざというときに備えてください。

洗濯機の水漏れで床が腐る原因とは？

洗濯機の水漏れは床材へダメージを与えます。
その主な原因を確認してみましょう。

水漏れの検知の遅れ

洗濯機の水漏れが早期に検知されない場合、水は床材にしみ込みます。
床が適切に防水処理されていないか、またはその防水性が低い場合、水分が床に浸透する可能性が高いです。

床材の吸水性

床材によって吸水性が異なります。
木製の床など吸水性が高い素材は、漏れた水を吸収しやすく、その結果、腐敗や変形が生じる可能性が高まります。

経年劣化

洗濯機や床、配管などの設備は時間の経過とともに劣化する場合がほとんどです。
劣化した配管や洗濯機の部品からの水漏れが起こりやすくなり、これが床に悪影響を及ぼす原因となります。

不適切な設置

洗濯機が正しく設置されていない場合、振動や揺れによって配管が緩んだり、接続が破損する可能性があります。
これにより水漏れが発生し、床への損害が生じるケースも少なくありません。

洗濯機の水漏れが床に広がった時の対処法

洗濯機の水漏れが床に影響を及ぼした場合、迅速な対処が重要です。
以下に、対処法をまとめました。

1. 電源を切る

洗濯機の水漏れが発生したら、まず電源をすぐに切りましょう。
これにより新たな水漏れが防がれ、安全面でのリスクを軽減できます。

2. 水を拭き取る

タオルやバケツを使用して漏れた水を速やかに拭き取ります。
この段階で床の水分をできるだけ早く取り除くことが、床の被害を最小限に抑えるポイントです。

3. 床の乾燥を促進

床の乾燥を早めるために、窓を開けて換気を促進し、扇風機やドライヤーを使って湿気を取り除きます。
湿気が残ると床が腐りやすくなりますので、念入りな乾燥が必要です。

4. 床材に合わせた対処

床材によっては特有の対処法があります。
木製の床ならば腐敗しやすいため、ドライヤーでしっかり乾燥させた後、必要に応じて床の補修を行います。

タイルやビニール床ならば、隙間に水が浸み込むことが少ないため、床の補修や交換が必要ない場合もあるようです。

5. 原因の確認と修理

水漏れの原因を特定し、修理が必要ならば修理業者に依頼するか、もしくは洗濯機のメーカーに連絡して専門家の助言を仰ぎましょう。
再発防止のために、配管や洗濯機の不具合を修復することが大切です。

洗濯機の水漏れを放置したらどうなる？

洗濯機の水漏れを放置すると、さまざまな深刻な問題が生じる可能性があります。
以下が、その主なリスクと影響です。

床の腐敗

水漏れが継続的に放置されると、床材が水分を吸収し、腐敗の進行が始まります。
極端ではありますが、床の強度が低下し、最終的には崩壊する可能性もゼロではありません。

カビや菌の繁殖

湿気と水があれば、カビや菌が繁殖する環境が簡単に整うでしょう。
放置された水漏れは湿気を増し、床や周囲の壁などにカビが発生する可能性が高まり、これは健康にも悪影響を及ぼす恐れがあります。

安全上のリスク

床の腐敗により床が不安定になると、歩行や家具の設置などが危険になります。
特に床の崩壊が進むと、重大な安全上のリスクが生じる可能性も少なくありません。

修復の難しさとコスト増大

水漏れを放置することで被害が拡大し、最終的には修復が難しくなります。
床の交換や補修、防水処理などが必要になり追加のコストと手間がかかるでしょう。

機器の故障悪化

水漏れは洗濯機自体の故障の兆候かもしれません。
放置すれば、機器の故障が悪化し、修理が難しくなる可能性があるため、早期の対処が重要です。

まとめ

洗濯機の水漏れは些細な問題から深刻な被害を引き起こす可能性があります。
定期的な点検と適切なメンテナンスをし、もしもの時は迅速な対応を心がけるようにしましょう。