トイレの床からの水漏れは、緊急の措置を必要とするものです。
ちょっとした水漏れでも、それが度重なるとじょじょに床が汚水に満たされていきます。

臭気も発生し、住環境を著しく損ねるので、すぐに応急処置しなければなりません。

トイレ床から水漏れが発生した時の応急処置

便座の台の立て付けが緩みや、止水栓が原因となって、トイレ床に水漏れが発生します。
「少し漏れるくらいならいい」とも言えない状況です。

次に流したときには水漏れが急速に悪化し、トイレ床を完全浸水させることもあります。
そうなると排水に含まれる糞尿と、漂う臭いで、中に入ることもできません。

水漏れが見られたら、それ以上トイレの水を流すのをやめましょう。
すぐに業者や、賃貸物件の場合は管理会社に連絡を取って最速で工事を行うべきです。

応急処置を行う

トイレ床の水漏れはすぐに業者に工事してもらうべきトラブルです。
しかし業者も即座に駆けつけてくれるわけでもなく、自分のスケジュールのすり合わせも必要です。

ひとまず使える状態にするために、応急処置を行う必要があります。
まずは止水栓を閉め、雑巾を敷き詰め、漏れてくる水を吸収できるようにしましょう。

詳しくは次項で解説していきます。

自分でできる！トイレから水漏れを直す方法

トイレ床の水漏れは、トイレにかかわる水漏れの中でも、もっとも深刻な症状です。
原因を突き止めて根本から解決することはできないので、応急処置にとどめましょう。

深入りして何かトイレの設備をいじるようなことがあると、水漏れ症状が悪化します。
あくまで「応急処置」ではありますが、徹底して行うことで、ある程度はごまかせます。

徹底した応急措置の手順

まず、トイレの止水栓を閉めましょう。
ほとんどトイレの背後に繋がっている、ステンレスの「ー」の刻みが入った部分です。

マイナスドライバーでそれ以上回らなくなるまで右に回します。

その後、水漏れにより濡れてしまった床の水分を吸い取ります。
タオルや雑巾を使って吸い取り、また新しいものをトイレ床に敷き詰めておきましょう。

最後に、便器の中の水もくみ出しておきます。
便座の中の水がトイレ床に漏れてくることもあるからです。

給水ポンプとバケツでくみ出して、浴室に流してしまうといいでしょう。

トイレ床から水漏れが発生した時の修理相場はどれくらい？

上記のような応急処置を行えば、後は業者が来るのを待つだけです。
止水栓を閉めてしまえばトイレの水を流すことができないので、それまではどこか外のトイレを使わせてもらうしかありません。

素人の手で補修することはできませんが、トイレ床の水漏れは業者にとっては慣れたものです。
ただ一部、素人の無知につけこんで高額な費用を要求する業者もいるので、修理にかかる相場を知っておきましょう。

最小5000円で最大50000円程度

トイレ床の水漏れの原因は様々です。
どこかのパッキンが緩んでいるだけならば、5000円程度で済みます。

もし排水管全体の交換となると50000円ほどかかってきます。
トラブル元次第で大きな違いとなるので、作業前には業者に詳しい説明を求めましょう。

また床の水漏れによって、フローリングを張り替えなければならないこともあります。
そうなるとプラスでその分がかかってくるので、さらに額は大きくなってしまいます。

まとめ

トイレ床の水漏れトラブルは厄介なものです。
水漏れを食い止めるため、すぐ応急処置を行わなければなりません。

応急処置のために止水栓を閉めると、トイレを一時的に使えなくなります。
早急な解決のために、自分のスケジュールを一部止めてでも対処したいものです。

業者によっては夜間の修理も行っているので確認してみましょう。