「自宅で排水溝から下水臭がする…」なんて経験はありませんか？
水回りを掃除したり、換気扇を回したりしても、匂いが取れなくて困っている方も多いと思います。

そこで今回は、下水臭の原因になりやすい場所や対処方法、日頃の予防方法を紹介していきます。
下水臭にお困りの方、下水臭を予防したい方はぜひ最後まで読んでみてください。

下水臭がしやすい場所とは？

下水臭がしやすい場所は、キッチンや洗面所、浴槽やトイレなどの下水道と繋がっている水回りの排水溝です。

下水臭がする主な原因とは？

◾️排水トラップの汚れや故障

排水溝には、直接下水道の匂いが流れ込むのを防ぐため、排水管がカーブした「排水トラップ」というものがついています。
排水トラップとは流した水がカーブ部分に溜まる構造で、排水管を水で封をすることで悪臭が上がってこないようになっています。

排水トラップが汚れていたり故障していたりすると、下水臭が上がってきてしまうことが多いです。
古い賃貸アパートなどには排水トラップがついていない場合もあるので、必ず確認しましょう。

◾️排水溝の汚れ

ゴミ受けなどに汚れが溜まっていると、ぬめりやカビが発生して下水臭の原因となってしまいます。

排水溝からの下水臭はどのように消す？

排水口からの下水臭は、基本的に掃除などによって消すことが可能です。
原因によって対処方法が変わってくるので、それぞれ紹介していきます。

排水溝汚れが原因の場合

排水溝汚れによる原因は、掃除をすることで下水臭が改善されることが多いです。
洗面所のゴミ受けに溜まっている髪の毛や、キッチンのシンクに溜まっている食べカスなどはできる限り除去しましょう。

目に見えない垢や石鹸カスなどがこびりつき、カビになる可能性も高いので、専用洗剤を使って入念に掃除をすることが大切です。
排水トラップが汚れている場合には、分解して洗うことが可能です。

排水管周りの故障が原因の場合

排水管周りの緩みや故障の場合は、損傷箇所の交換や修理が必要となってきます。
接続部分にあるゴムパッキンなどの老化や故障による臭い漏れの可能性もあります。

あらゆるパーツを確認し、損傷箇所を見つけることが大切です。
損傷箇所や劣化箇所の交換や修理を行うことで、下水臭の改善が見られます。

原因がわからない場合や、何をしても改善されない場合には専門業者に依頼することをおすすめします。

封水切れが原因の場合

トイレなどで起きやすいのが封水切れです。
封水とは下水道の匂いが流れ込むのを防ぐための水で、トイレでは便器の中に溜まっている水のことを指します。

封水切れが起こった場合は封水を足せば改善されます。
トイレを流した後すぐに風水がなくなってしまう場合は、タンク内に問題がある可能性が高いため、点検が必要です。

下水臭は日頃のケアで予防できる！

下水臭がする場所を掃除するのは少しイヤですよね。
日頃からの簡単なケアで下水臭を予防することが可能です。

今回は予防方法を２つ紹介していきます。

排水溝を定期的に掃除する

臭いの原因となる汚れを定期的に掃除をしましょう。
1週間に1回溜まったゴミを取るなどの掃除をするだけでカビの繁殖を防ぎ、下水臭を予防できます。

洗濯機などは掃除するのが大変な為、専用のパイプクリーナーなどを利用することがおすすめです。
洗面台などを利用後にアルコール除菌スプレーやクエン酸スプレーをかけるだけでも雑菌の繁殖を抑えることができます。

50〜60度のお湯を流す

50度を超えたお湯を流すことで、雑菌の繁殖を抑えることができます。
ただし、排水管の耐熱温度は60度までなので60度越えのお湯は流さないようにしてください。

まとめ

キッチンや洗面所、浴槽やトイレなどがある限り下水臭がする可能性はあります。
しかし下水臭の対処方法、予防法を知っていればしっかりと対応し、下水臭とは無関係の生活ができます。

自分の家の下水臭のしやすい場所はどこなのか、もし排水管が壊れていたらどう対処するのか、など事前に考えておくことが大切です。