窓から吹く隙間風は、時に大きな騒音となる場合もあります。
音の大きさによっては、ストレスを感じてしまうかもしれません。
もし隙間風がうるさい時は、原因を特定して対策を講じたほうがよいでしょう。

隙間風を抑える手段は色々ありますが、おさまらない時は業者への相談もおすすめです。
プロに相談し、適切な対処方法を提案してもらいましょう。

うるさい窓の隙間風が起きる原因

隙間風が起こる原因はさまざまです。
原因によって対策が異なりますので、まずは音の発生箇所を特定しましょう。

サッシに隙間が生じている

ビュービューとうるさい隙間風が生じる原因の多くはサッシにあります。
窓付近で音がする時は、サッシに隙間があると考えてよいでしょう。

サッシの隙間はパッキンなどの部品で埋められています。
しかし、サッシの調整が不十分だと隙間ができ、そこを通り抜けた空気が風切り音を生じさせます。
また、ゴミやホコリが詰まって隙間ができる場合もあるので、こまめな掃除をおこないましょう。

通気口・排気口が塞がっている

窓に問題が見当たらない場合、通気口や排気口が塞がれている可能性があります。
現在の住宅は24時間換気が導入されており、どこかに通気口や排気口が設置されています。

しかし、通気口・排気口がホコリやゴミで塞がると、空気の流れが阻害されてしまいます。
空気が適切に流れないと、大きな風切り音が鳴ることもあるので注意しましょう。

換気扇が塞がっている

隙間風がうるさい時は、換気扇が塞がっている可能性も考えられます。
通気口・排気口と同じく、換気扇にホコリや汚れが蓄積した場合も風切り音が発生します。
換気扇を回した際に風切り音がするなら、一度掃除してみましょう。

うるさい窓の隙間風を抑える対処法

隙間風がうるさい時は、以下の対策を講じてみましょう。
それでも解決されない場合、業者へ相談するのがおすすめです。

サッシや溝を掃除する

まずは窓のサッシや溝を掃除してみましょう。
サッシにゴミが詰まっていると、隙間ができて大きな隙間風が生じます。

掃除機で吸い取ったり、ホウキで掃き出したりするだけでも変わる場合があります。
もし汚れている時は歯ブラシと中性洗剤を使い、細かい汚れもきれいに落としましょう。

戸車を調整する

サッシや溝の掃除と合わせ、戸車の調整もおこないましょう。
サッシの側面下には、戸車の位置を調整するためのネジが取り付けられています。

ドライバー1本で調整できるので、一度試してみましょう。
なお、ネジを緩めると戸車が下がり、締めると上がる構造になっています。

気密ピースを調整する

戸車を調整するネジの下には、気密ピースを調整するネジも取り付けられています。
気密ピースは、サッシとレールの隙間を埋めるための部品です。

ドライバーでネジを開け締めするだけですので、隙間風がうるさい時は調整してみましょう。

通気口・排気口や換気扇を掃除する

通気口や排気口、換気扇にゴミが溜まっている時は掃除しましょう。
見える範囲のゴミや汚れを除去するだけでも変わる場合があります。

なお、油汚れが付いている時は、スポンジや歯ブラシに中性洗剤を付けて擦りましょう。

クレセント錠を調整・交換する

鍵を回しづらいか、鍵を締めても窓がガタガタする場合、クレセント錠で位置を調整してみましょう。
位置を調整することで隙間がなくなり、風切り音が抑えられることがあります。

鍵本体が摩耗しているか、ネジが固くて動かない時は、業者に交換を依頼しましょう。

うるさい窓の隙間風がおさまらない場合は業者に依頼することもおすすめ

上記の対処法を試しても隙間風がうるさい時は、業者への相談をおすすめします。
窓の状態をプロに点検してもらい、部品やサッシの交換など、適切な方法を提案してもらいましょう。

業者に依頼する際は見積もりを

業者に隙間風の対応を相談する際は、必ず見積もりを取りましょう。
業者に対応を依頼した場合、修理・交換費用が発生します。
しかし、見積もりが曖昧だと後で追加費用を請求されるなど、トラブルが起こるおそれがあります。

料金トラブルはめったに起こりませんが、巻き込まれる可能性もゼロではありません。
トラブルを避けたい方は、明細までしっかりとチェックし、納得できた場合のみ依頼しましょう。