皆さんは、寒い秋冬の時期に窓の結露や冷気による寒さなどに悩まされていませんか？
1枚だけのシングルガラスは、環境要因によってこれら様々な事象に振り回されてしまいます。

このシングルガラスを複層ガラスと呼ばれるペアガラスやトリプルガラスに変えてしまう方法があります。

しかしながらこの複層ガラスは確かに結露などに強く便利ですが、費用も高くサッシごと交換しなくてはならない可能性も出てきます。

ペアガラスやトリプルガラスなど複層ガラスに変わるのが、内窓と呼ばれるインプラスです。
このインプラスは取り付けが簡単だったり、コストが低かったりと取り付けやすくメリットが大きいです。

今回はこのインプラスについてご紹介していきますので、皆さんも参考にしてみてください。

意外と知らない！インプラス（内窓）とは？

インプラス(内窓)とは一体何かご存知でしょうか。
インプラスは簡単に言えば、現在の窓の内側にもう一つ窓を取り付けることです。

サッシを2重にするインナーサッシを設置します。
既存の窓そのものにもう一つ窓を追加するイメージで、窓とインプラスの間に空気層を作ることができます。

ペアガラスやトリプルガラスなどの複層ガラスの代用として人気があります。

複層ガラスを設置する場合ガラスだけでなくサッシの交換も必要になってきますが、インプラスなら今ある窓にサッシごと追加することで同様の効果が得られます。

このインプラスは設置する部屋に合わせて様々なデザインがあることも特徴です。

例えば和室なら組子に合わせた雰囲気に合うデザイン、子供部屋なら明るさを取り入れたり、寝室なら落ち着いた雰囲気とインテリアとしても考えることできることも魅力です。

インプラスに交換することで期待される効果

インプラスを導入することで、既存の窓とインプラスの間にできる空気層が外気からの影響を最小限に抑えてくれます。

ペアガラスやトリプルガラスと同様の効果を得ることができるので、非常に有能といえるでしょう。
その他にも、インプラスは、ペアガラスのように、ガラスとガラスとの間の空気層が外気を遮断してくれる性能を持つため、断熱性にも優れています。
ここでは、インプラスに交換することで期待される効果について解説していきますので、皆さんも参考にしてみてください。

◇断熱効果

インプラスの最大のメリットは気密性の高さです。
既存の窓と設置したインプラスの間の空気層が外気を遮断してくれるため、冷気を室内に伝わることを大きく遮断してくれます。

室内に冷気が伝わりにくくなりますので、結露が発生しにくくなります。
また外からの冷気が伝わりにくくなるので、エアコンなどが効率的になるため電気代節約などにもつながります。

インプラスを採用する人は、この断熱効果による結露防止を期待してのことです。

◇防音性能

インプラスが作る空気層は断熱効果だけでなく、防音効果も期待できるでしょう。
既存の窓・空気層・インプラスは高い気密性能を発揮してくれます。
空気層が大きければ大きいほど、防音効果は高くなります。

このインプラスは複層ガラスに比べてコストパフォーマンスよく採用できるため、人気が高いです。

DIYは可能？自分でインプラスに交換する方法

このインプラスは自分で設置することはできるのでしょうか。
窓やサッシを自分で購入して、取り付ける方も少なくありません。

まずは開口部の幅や開口部の高さ、窓枠のたわみ、窓枠の対角を計測します。
インプラスに必要な窓枠サッシなどを購入したら取付開始です。

①枠をはめる

まずは開口部に縦枠をあわせて、取付位置にドリルで穴を開けます。
2ミリ程度のサイズの穴をあけたら、窓枠のネジ止めをします。

②下枠を取り付ける

下枠の室内側のラベルが室内側になるように設置します。
縦枠にはまるように、シール材を合わせたらめくれないように注意してください。

下枠の取り付け位置に2ミリ程度の穴を開けます。
穴が開いたらねじ止めをしましょう。

③上枠を取り付ける

下枠と同様に、上枠を取り付けます。

④障子の設置

内窓のサッシの障子のレールに戸車を取り付けます。
うまくはまったら、高さを調整してスムーズに開け閉めできるか確かめてください。

ご自身でインプラスを取り付ける場合は道具をしっかり揃えて、設置手順を確認した上で行うようにしてください。