現在販売されている新車の多くは、後部座席にプライバシーガラスを採用しています。
プライバシーガラスは、文字通り車内のプライバシーを確保する役割を果たしていますが、メーカーによって透過率が異なります。

また、車種によってはプライバシーガラス未採用のケースがあります。
愛車がプライバシーガラスではない時は、カーフィルムを検討してみましょう。

車のプライバシーガラスの役割

プライバシーガラスは、搭乗者のプライバシーを確保することを目的としたガラスです。
気になる外部からの視線を遮れるため、車内の快適性を高められるでしょう。

外から車内の様子を見えにくくする

車のガラス越しに中の様子を見られたり、歩行者と視線が合ったりした際、気まずさを感じたことがある方も少なくないでしょう。
プライバシーガラスは、外部からの光を遮ることで、車内の様子を見えにくくする効果があります。

ただし、プライバシーガラスの透過率によって外からの見え方が変わります。
透過率が低いほど見えにくくなるので、気になる方は愛車の透過率をチェックしてみましょう。

可視光線を一部遮る効果も

プライバシーガラスは、外から車内を見えにくくするだけでなく、可視光線を若干遮る効果もあります。
可視光線のごく一部を遮るに過ぎないものの、車内の温度上昇抑制に寄与します。

ただし、他のガラスと比べて効果が高いわけではありません。
あくまでもオマケ的な効果と考えておきましょう。

プライバシーガラス推奨の透過率

プライバシーガラスを採用する自動車メーカーは多い反面、見え方はメーカーによって異なります。
そのため、ほとんど外から見えない場合もあれば、様子がしっかり見えてしまう場合もあります。

30%程度で見えにくくなる

プライバシーガラスの透過率の目安はありませんが、30%程度で見えにくくなります。
もちろん外部からの光の強さなど環境によって変わるものの、できれば30%程度は確保しておいたほうがよいでしょう。

透過率が25%程度になれば、さらに外から人影が見えにくくなるため、外部の視線を遮ることが可能です。
完全に遮断できるわけではありませんが、車内のプライバシーは十分確保できます。

しかし、プライバシーガラスの透過率はメーカーや車種によりけりです。
透過率が高い車種もありますので、気になる方は、どの程度外から見えるのか一度チェックしてみましょう。

カーフィルムとの併用も検討を

もしプライバシーガラスの効果を高めたい場合、カーフィルムとの併用もおすすめです。
プライバシーガラス単体でも十分効果はありますが、カーフィルムを併用すれば透過率をさらに下げられます。
よりプライバシー効果が高まりますので、外からの視線をしっかり遮りたい方は併用してみましょう。

プライバシーガラスが施されていない場合はカーフィルムで対策！

車にプライバシーガラスが施されていないなら、カーフィルムを貼って対策するとよいでしょう。
プライバシーガラスと併用すれば効果は高まりますが、カーフィルム単体でも十分効果があります。
外から車内の様子が見えにくくなるので、周囲の目線が気になる時はカーフィルムを検討しましょう。

カーフィルムの施工価格の相場

業者にカーフィルムの施工を依頼した場合、およそ2〜4万円の費用がかかります。
ガラスの面積が狭い軽自動車は安く、セダンなどガラス面積が大きい車種は高くなる傾向があります。
また、フィルムの種類や性能によっても変わるため、依頼する前にしっかり見積もりを取っておきましょう。

なお、DIYならフィルムの購入費用のみで済みますが、カーフィルムの貼り付けには技術が必要です。
ズレたり気泡が入ったりと、きれいに貼り付けできない可能性があるため、自信がない方は業者に相談しましょう。

カーフィルム施工を依頼できる業者は？

カーフィルムの施工は、主に以下の業者で相談できます。
業者によって料金が変わるので注意しましょう。

・ディーラー
・カーショップ
・カーフィルム専門店

ディーラーは価格が高く、カーショップや専門店は比較的安価です。
業者選びで迷った時は、カーショップか専門店へ相談するとよいでしょう。