「気づいたらフロントガラスがボロボロになっている…」
このようなお悩みを抱えていませんか？

フロントガラスは傷つきやすく、損傷が激しい部分でもあります。
では、なぜフロントガラスは傷つきやすいのでしょうか？

今回は、フロントガラスが傷つく原因や修理費用、交換の判断基準について紹介します。

フロントガラスの傷は何が原因？

フロントガラスの傷は、避けられないことがほとんどです。
そのため、どのような原因で車のフロントガラスが傷つけられたかを把握する必要があります。

そこで、ここからはフロントガラスの傷ができる原因について紹介します。

飛び石が原因

フロントガラスに傷が入る原因として、飛び石が挙げられます。
車のタイヤによって弾かれ、石がフロントガラスに当たることで傷が発生します。

一般道ではあまり傷になることがありませんが、スピードが出る高速道路などではフロントガラスへの傷が入りやすいそうです。
また、飛び石によるフロントガラスへの傷は冬場に多く発生するそうで、タイヤが夏場よりも柔らかくなったことが挙げられます。

しかし、飛び石は意識して避けることは不可能なので、対策は非常に難しいでしょう。

温度差が原因

フロントガラスは熱を加えられると割れやすく、高熱の場所に長時間放置することが原因で傷が入ることもあります。
特に、夏場の車内のエアコンの涼しい環境と、車外の暑い空気がフロントガラス越しでぶつかることで傷が入る可能性があります。

しかし、温度差による傷対策はできないので、飛び石と同様に傷が入った場合は仕方ないと考えなければなりません。

洗車が原因

フロントガラスは、洗車をおこなうことで傷つけられることもあります。
フロントガラスには微小の小石や粒子がついていることがあり、洗車の反動で傷をつけてしまうケースがあります。

最悪の場合、洗車機の圧力でフロントガラスに入り込んだ小石や粒子が原因で、フロントガラスが割れてしまうことも。
実際に洗車する場合は、小石や粒子に気をつけて丁寧に洗うようにしましょう。

フロントガラスの交換基準とは？

ここからは、フロントガラスの交換基準について紹介します。

運転の視野が確保できればOK

フロントガラスの交換基準は、運転の際に視野が確保できていれば大丈夫です。
具体的に何センチのヒビが交換基準というものはなく、車検の際も検査官によってまちまちです。

しかし、フロントガラスにヒビが入っている状況だと運転の視野不良と判断される可能性があるので、フロントガラスにヒビが入っている場合は気をつけるとよいでしょう。

自分で修理できるケースも

軽度の傷であれば、フロントガラスの傷は自分で修理可能です。
ガラスのリペア用品は4000円以内で全て揃うので、軽度の傷であれば自分で対応しましょう。

フロントガラスを修理する具体的な手順は、以下の通りです。

1.フロントガラスを乾いたタオル（布）で拭く
2.フロントガラスに入っている飛び石や砂を取り除く
3.付属の台座を傷周りに取り付ける
4.傷に補修液を入れ、付属の器具で圧をかける
5.保護フィルムをつけて乾燥させる
6.はみ出した補修液をカミソリで取る

上記の手順でおこなうことで、自分でもフロントガラスの修理は可能です。
しかし、フロントガラスの傷が大きい場合は対応できませんので、その際は業者に依頼するようにしましょう。

フロントガラスにかかる修理費用

フロントガラスの修理にかかる費用は、対応する業者によって異なります。

・ガラス屋：約15,000円
・ディーラー：約30,000円

上記のような価格帯になっていますが、フロントガラスの傷具合によっては修理費用が上がる可能性があります。
しかし、どちらにしてもディーラーよりガラス屋に相談する方が、費用を抑えることが可能です。

フロントガラスの交換にかかる時間とは？

フロントガラスの交換は、1時間程度で完了することがほとんどです。
しかし、接着の時間を含めるともう少しかかり、トータルで4〜5時間程度。

フロントガラスの交換には半日程度要するので、あらかじめ日程の確保をおこなっておきましょう。

フロントガラスであれば保険で費用を賄える場合も

飛び石などで傷ついたフロントガラスは、保険で費用をまかなうことができます。
しかし、「車両保険」に加入している場合のみです。

フロントガラスは保険適用で費用をまかなえますが、翌年の車両保険料が上がることを押さえておきましょう。
100,000円以上の作業量でないと保険料が上がる仕組みなので、100,000円以上の作業の際に保険を使用することをおすすめします。