窓ガラスは、急激な温度の変化によって熱割れを起こすことがあります。
熱割れした場合は速やかな交換が必要ですが、火災保険の補償内容次第では保険金を受け取れます。
もし保険を適用できる場合、保険会社へ相談してみましょう。

なお、火災保険を申請する際には窓ガラスの修理・交換意表の見積もりが必要です。
業者に相談し、

窓ガラスに起こる熱割れのひびトラブルは保険内で対応できる

窓ガラスが熱割れした場合、火災保険で対応できる可能性があります。
もし割れてしまった時は、保険会社に相談してみるとよいでしょう。

熱割れが火災保険適用となる理由

窓ガラスの熱割れが火災保険適用になる理由は、自然現象で予測不可能なトラブルだからです。
火災保険は突発的な破損など、予測できないトラブルにも対応しています。

例えば台風の風で窓が割れたり、外部から飛来した物で窓が破壊されたりした時も保険が適用できます。
補償内容によっては、空き巣が窓ガラスを割った時も補償されるほどです。

熱割れは突発的な事故に該当するため、通常は火災保険の補償範囲に入ります。
火災保険=火事のみ補償、というわけではありませんので、ぜひ積極的に活用しましょう。

免責金額に注意

ただし、免責金額には注意が必要です。
免責金額は、保険の支払い対象となる事故が発生した際に、契約者が自己負担する金額を言います。
例えば免責金額が5万円、修理費用が30万円なら、修理費用のうち5万円は自己負担し、25万円が保険金として支払われます。

もし修理費用が免責金額を下回る場合、保険金を受け取ることができません。
なお、免責金額が分からない方は、一度契約内容をチェックしてみましょう。

窓ガラスの熱割れで保険を適用したい時の3つのステップ

窓ガラスの熱割れに保険を利用したい場合、以下の流れで手続きを進めましょう。
下記は一般的な保険請求の流れですが、保険会社によっては若干変わる可能性があります。

1.保険会社に連絡する

窓ガラスが熱割れした時は、まず契約している保険会社に連絡を取りましょう。
電話などで火災保険を利用したい旨と、保険を請求する理由（窓ガラスが熱割れした）を伝える必要があります。
申請に必要な書類を送ってもらえますので、届き次第必要事項を記入しましょう。

なお、申請前に被害状況が分かる証拠を残すことが大切です。
ガラスの割れ方や状態をスマホで撮影し、写真をプリントアウトしておくとよいでしょう。

2.業者から修理費用の見積もりを取る

保険会社に連絡したら、速やかにガラスの修理・交換業者へ連絡しましょう。
ガラスを交換したい旨を伝え、修理費用の見積もりを出してもらう必要があります。
修理費用を少しでも抑えたい方は、複数の業者から相見積もりを取りましょう。

業者に修理を依頼する際は、火災保険を使うことも伝える必要があります。
忘れると保険の申請に影響しますので、必ず伝えておきましょう。
もし現地調査が必要な場合、窓ガラスの交換は調査後になるので注意が必要です。

3.ガラスを交換して書類を提出する

窓ガラスを交換後、必要な書類を揃えて保険会社に提出しましょう。
保険金の請求書と被害状況が分かる証明書に加え、保険証書や被保険者を証明できる書類が必要です。
あらかじめ保険会社に聞いておくとよいでしょう。

書類を提出後、審査が行われて支払い可否と保険金額が決まります。
数週間〜1ヶ月ほどかかりますので、時間に余裕をもって対応しましょう。

窓ガラスの熱割れを予防する方法

火災保険が無事に降りても、またガラスの熱割れが起きてしまっては大変ですので今後熱割れが起きないように対策することが大切です。
また、熱割れが起きた原因を把握して対策をしないと、同様なことが起きる可能性があるかもしれません。

熱割れ対策をしっかり行って未然に防ぐための対策をご紹介していきます。

すだれやシェードを設置する

太陽光による日差しがよく当たる場合は、すだれなどを設置し、太陽光が直接当たらないようにすることで熱がガラスに伝わりにくくなります。
日当たりがいい位置に窓ガラスがある場合は、すだれの設置を検討してみるといいでしょう。

室外機の熱がガラスに当たらないように場所を変えてみる

熱風が直接ガラスに当たるとワイヤーが伸びやすくなるので、エアコンの室外機の場所を変えてみるとガラスを守ることに繋がります。

ワイヤー入りの網入りガラスは熱割れのリスクがありますので、なるべく長持ちさせられるように対策をおこなうことと、もしも熱割れしてしまった場合は火災保険を使ってなるべく安価に修理できることを覚えておくことをおすすめします。

熱割れによるひびで窓ガラスを交換したい際は業者に依頼するのも一手

熱割れによって窓ガラスが割れた時は、プロに交換を依頼するのがおすすめです。
DIYだと保険が適用できない可能性が高いうえ、交換時に怪我をする危険があります。
安全に交換したい方、保険を利用したい方は業者に相談しましょう。

窓ガラスの交換業者を選ぶポイント

窓ガラスの交換を業者に依頼する時は、下記のポイントをチェックしておきましょう。

・見積金額・内容におかしな点はないか
・業者の施工実績は十分か
・火災保険の手続きのサポートを受けられるか
・利用者の評判に問題はないか（過去にトラブルを起こしてないか）

優良な業者は、見積金額・内容を丁寧に説明してくれるほか、豊富な施工実績を有しています。
火災保険のサポートを受けられるかどうかは業者によりますので、依頼前に確認しておきましょう。

ただし、利用者の評判が悪い業者は注意が必要です。
トラブルを避けるためにも、しっかりチェックしておきましょう。