車のフロントガラスにひびが入ったり、割れてしまったら大変です。
どんなに小さなひびでもそのままにしてしまうと、亀裂が入り広がってしまう恐れもあります。

もしフロントガラスにひびが入ってしまったら、どうすればいいのでしょうか。
今回はフロントガラスが割れる原因やその対処法、注意点などを解説していきます。

車のフロントガラスが割れる・ヒビ割れの原因とは？

車のフロントガラスにひびが入り、割れてしまう原因には以下のようなことが挙げられます。

飛び石によるひび割れ

フロントガラスにひびが入る原因で最も多いのが、この飛び石です。
走行中に道路の小さな石が跳ねてフロントガラスにぶつかり、ひびが入ってしまいます。

特に速度の出る高速道路での飛び石被害が多くなっています。
近くをトラックなどのタイヤの大きな車が走行していると、そこに挟まった石が飛んでくることも少なくありません。

凍結

真冬の寒い季節に起こりうるのが、この凍結からくるひび割れです。
フロントガラスが凍ったりすることでひびが入ったり、割れることはありませんがその凍ったフロントガラスを溶かすために熱湯をかけたり、何かでこそぎ落とすことによりひび割れが起きる可能性があります。

フロントガラスが凍結したときは、水やぬるま湯をかけたり解凍スプレーを使うなどの対処をしましょう。

ワイパーブレードの汚れなど

ワイパーブレードに付着したホコリや砂などの汚れがついたままでのワイパーの使用は、フロントガラスに傷がつく原因です。
運が悪いとひびが入るリスクもあります。

傷が広がる

元々フロントガラスに入っていた小さな傷が、夜間の冷えからくる寒さなどで広がってしまうことでひび割れになる可能性もあります。
もしもひび割れになる前の小さな傷を見つけたら、大きなひびに発展する前に対処が必要です。

車のフロントガラスが割れた時の対処法

もしも車のフロントガラスが割れてしまった時は、自分で修理対応をするか、業者に修理の依頼をするかの2つの方法があります。

車にひび割れを見つけたり、割れてしまった時は、まずは安全な場所に車を停めましょう。

自分で修理する場合

もしも非常に小さく自分で応急処置ができるような状態であれば、ホームセンターやカーショップにいきひび割れをそれ以上広げないようにするためのリペアキットを購入します。
簡単に手に入るリペアキットは、2000円以内で購入可能です。

ただしひびが2センチを超えるような大きなサイズのものや、ひび割れが深いもの、運転席からの視界に入って来て運転に影響が出てくるような場合は自分での応急処置は難しいため業者に依頼する必要が出てきます。

業者に依頼する場合

簡単なひびであれば、リペア剤を使って補修するだけで済みます。
カー用品店やディーラーや車のガラス専門業者ならおおよそ20,000円程度での修理が可能です。

ひびが大きかったり深い時は交換対応になります。
フロントガラスの交換はおおよそ50,000〜100,000円程度が相場となってきます。

車のフロントガラスが割れた時の注意点

車のフロントガラスが割れた時の修理費用には、車両保険が使えます。
ただこの保険を使用する際にはいくつか注意点があります。

まず車両保険に加入していなければ当然ながら使えないですし、フロントガラスの損害が補償内容に含まれていなければ適応されません。
ご自身が加入している保険や、内容をしっかりと確認してみてください。

免責金額の設定金額にも注意が必要です。
あらかじめ設定されている金額が100,000円だとしたら、100,000円を超えないと保険金の支払が発生しません。

それ以下の修理代金だった場合は、自己負担となりますので保険を使うことを考えるなら免責金額との相談になります。
車のフロントガラスが割れてしまった時は、どうしなくてはいけないかあらかじめシュミレーションしておくと安心ですね。