「高速道路での走行中、石を跳ねたようで突然「ビシッ」という音がしてフロントガラスに小さい傷が入ってしまった…。」
そんな経験はありませんか？

小さい傷だとヒビと異なり視界の妨げにならないため放置してしまいがちですが、
修理せず放置することは後々大きなトラブルに繋がる可能性があります。

自動車は走行中に大きな風圧を受けますし、常時強く振動をしています。
そのため、最初は小さな傷でも後々大きくなったり、何かのはずみで大きなヒビになってしまうことも。

「早めに修理や交換がしたいけど、どうすればいいかわからない…。」
ここではそんなお悩みの方の為に、ガラスが割れたり傷が入った際の対処法、費用相場と保険について徹底解説いたします。

自動車のガラスはどこで交換できる？

タイヤ交換と違い、フロントガラスの修理・交換はどこに持っていけばいいかわからないと悩む方は多いのではないでしょうか。
ここからは自動車のガラスがどこで交換できるかについてご説明します。

一般的な交換場所について

フロントガラスの修理や交換ができる場所の例は以下の通りです。

・カーディーラー
・自動車修理工場
・ガラスの専門業者

この中でも費用と時間を考慮すると、ガラスの専門業者がおすすめです。
なぜならば、カーディーラーや自動車修理工場に依頼した場合でも、最終的に提携しているガラス専門業者が作業をすることが多い為です。

また、純正品以外のガラスも扱っているため、使用することで交換費用が安く済むというメリットもあります。

ただし、交換のついでに車体のメンテナンスを行いたい場合や、純正のガラスを取り付けたい場合は、カーディーラーもおすすめです。

上記を確認し、自分の目的にあった交換方法を選ぶようにしましょう。

自分でも直せるか？

フロントガラスについた多少の傷をDIYで修理することは可能です。
市販のガラスリペアキットが1,000円〜から販売しているため、小さい傷の場合は自分で修理を視野に入れても良いでしょう。

ただし、素人目では傷の状態をうまく認識できないことも多く、補修が不十分になってしまうケースも多いです。

自分で修理をしても傷が広がって逆に危険になることもあるため、可能であれば業者に依頼しガラスを交換した方が安全です。

自動車のガラスの交換にかかる平均相場

自動車のガラス交換にかかる費用相場は、以下の通りです。

・修理の場合：15,000円〜25,000円
・交換の場合：50,000円〜100,000円

しかし、これはあくまでも目安であり、実際は車種やガラスの種類によって変動します。

純正ガラスでなく海外輸入のものであれば、相場より約15,000円〜40,000円ほど費用が抑えられると言われているため、特にこだわりがなければ輸入品を利用するのも選択肢の一つです。

自動車のガラスに保険は適用される？

一般的に車両保険は「外部要因による損傷」を対象としているため、
飛び石でひび割れた場合、傷が入った場合は車両保険の適用が認められます。

ですが、車のメンテナンス中に不注意で物をぶつけてしまって起きた傷については、自らの不注意なので自損事故として扱われます。

このようなケースでは、加入している車両保険によって保証対象外になる可能性がある為注意しましょう。

車両保険を使う際の注意点について

外部要因による損傷の場合、ガラスのひび割れには車両保険が使えます。
しかし、車両保険を使うことで次年度の等級が一つ下がる上、事故有係数が適用されてしまい保険料が高くなってしまいます。

つまり、「等級が下がった分の割増」と「事故有係数による割増」の2点が翌年から発生してしまうのです。

これらのデメリットを考慮した上で、保険を適用させるかについて判断しましょう。