「防犯のために割れない窓ガラスにしたい」「子供がぶつかっても割れないガラスはないか」そんなことを考えたことはありませんか？

窓ガラスは一般的なイメージとして割れやすいものですが、ぶつかっても絶対に壊れないようなガラスがあったら泥棒も入りづらく安心ですよね。

ガラスには強化ガラス、網ガラスと様々な種類がありますが割れない窓ガラスは存在するのでしょうか？
そんなお悩みの方のため、ここでは割れにくい窓ガラスとガラスを守る道具について徹底解説します。

窓ガラスとして割れにくい種類とは？

結論からいうと、「割れない窓ガラス」というのは存在しません。
ガラスというのは、どんな強い耐久度があってもそれを超えるほどの強い衝撃があれば割れてしまうものです。

ですが窓ガラスの中には割れにくいものが存在します。
下記の2点がその中でも代表的なものです。

1.強化ガラス

割れにくい窓ガラスといえば、まずは「強化ガラス」があります。
強化ガラスは、熱処理によって表面に圧力を加え、強度と耐久性を高めたガラスです。

普通のガラスと比べると約5倍の強度を持ち、割れても粉状になるため怪我をしにくいのが特徴です。

2.合わせガラス

強化ガラスよりも強度は劣りますが、「合わせガラス」という種類も割れにくいものになります。
合わせガラスとは文字通り複数のガラスを重ねて合わせることで強度を増したもので、割れにくさを実現しています。

【注意】網入りガラスに強度を高める効果はない！

中に金網が入った、線が入ったように見える「網入りガラス」というガラスがあります。
一見するとセキュリティが高そうに見えますが、実はガラスの強度は通常のガラスに比べてほとんど変わりません。

それどころか金属が中に入っていることにより、ガラス内部の温度が上がりやすく「熱割れ」を起こしやすいガラスになります。
火災に強かったり割れた際に飛び散りにくいというメリットはありますが、セキュリティを高めたいという用途の場合には別のガラスを選択するのがおすすめです。

窓ガラス以外にも割れない道具はある！

ガラスである以上、絶対に割れないものというものは存在しませんが、窓ガラスに似たような見た目でとても割れにくい種類があります。
それが「ポリカーボネート板」です。

ポリカーボネート版とは？

ポリカーボネート版はガラスと同じように透明度が高く、耐久性に優れた素材です。
ガラスよりも割れにくく、子供やペットが与える衝撃にも耐えられるため安全性に優れています。

そのため、ガラスが割れることにより子供の怪我などが心配なご家庭は、こちらも選択肢の一つでしょう。

気軽に使える「防犯フィルム」

強化ガラスや合わせガラスに変更する以外で割れにくくするものとしては、最近では「防犯フィルム」というものがあります。
防犯フィルムはガラスの上から貼ることで割れた際にガラス片が飛び散りにくくし、侵入者を防ぐ効果があります。

ただし、あくまでも飛び散りにくくする用途が主なため、ガラスの強度自体を大きく高めるものではないことに注意しましょう。

割れにくい窓ガラスへ交換する場合は業者に依頼するのがベスト！

割れにくい窓ガラスへの交換を考えた場合、自分で行うことも可能ですが専門の業者に依頼するのがベストです。
自分で交換する場合は知識や経験がないと交換に失敗してしまい、かえって交換料金が高くついてしまうことも。

業者に依頼する場合適切なガラスの種類や施工方法も案内してもらえる上、施工後のアフターサービスを受けることができるため安心感があります。
そのため、交換方法にこだわりがない場合は信頼のできるガラス業者に依頼をするのがおすすめです。

【まとめ】割れない窓ガラスは存在しない！

割れない窓ガラスについては強化ガラスや合わせガラスなどの割れにくいものは存在します。
しかし、「絶対に割れないガラス」というのは存在しません。

窓ガラスを割れにくいものにするためにはガラスの交換や防犯フィルムを利用するのがおすすめです。
もし、ご自宅の窓ガラスの交換を考えている場合、まずは専門のガラス業者に相談してみましょう。