本記事では防犯ガラスのメリット、デメリット、交換にかかる費用を解説します。
事件や事故の発生を未然に防ぐために効果的な防犯ガラスですが、馴染みがない方も多いはず。

今回は、下記3つのポイントを中心に防犯ガラスについて詳しくご紹介します。

・防犯ガラスのメリット・デメリット
・防犯ガラスを取り付けるにはどのような場所がベストなのか
・防犯ガラスへ交換する際にかかる費用の相場感

本記事を読めば、誰でも防犯ガラスのメリットを理解できて自宅のセキュリティレベルをすぐに向上できますので、最後まで是非お読みください。

防犯ガラスのメリット・デメリットとは

防犯ガラスとは、2枚のガラスの間に特殊な中間膜を挟んだ合わせガラスのことを指します。
もし割られても中間膜が強く接着しているのでガラスが取れづらく、そして穴が空きにくいという特徴があります。

そんな防犯ガラスのメリットとデメリットをまとめました。

防犯ガラスのメリット

・ガラスの間に特殊なフィルムが挟んであるため、強度が高い。
・壊すまでに時間がかかるので、空き巣や泥棒の侵入を遅らせる事ができる。
・防音、断熱、紫外線のカットなど、防犯以外の効果も見込まれる。
・台風や強風、突風などで物が飛んできても、割れにくい。
・耐用年数が長い。

防犯ガラスののデメリット

・値段が普通のガラスと比べて高い。
・もし災害時などで外に出たい時、窓を割って逃げるのが難しくなる。
・尖ったものでの衝撃に弱く、粉々に割れやすい。
・高温状態が続くと、内側に気泡ができることがある。

防犯ガラスはどのような場所に取り付けるのがベスト？

様々なシーンで活用される防犯ガラスですが、一体どんなところで効果を発揮するのでしょうか。
色々な取り付け場所について、まとめました。

自宅の窓

まず、誰でも思いつくのが自宅の窓でしょう。
泥棒や空き巣は窓から侵入するケースが多いので、防犯ガラスにして防犯性を高めることは非常に効果的です。

また、例え防犯ガラスといっても、絶対に割れないということはありません。
ただ、通常のガラスと比べれば破壊するまでに要する時間が大幅にあがります。

泥棒にとっては時間がかかることは命取りですので、侵入までの時間を少しでも稼ぐことができれば、犯罪の確率はより一層減少するでしょう。

自宅のドア

自然光を取り込むために、玄関のドアに窓がついているご家庭も多いかと思います。
空き巣や泥棒がドアそのものをこじ開けるのはとても大変ですが、ドアについている窓を割って鍵を開けるということは、ハードルが一気に下がります。

ですので、ここを防犯ガラスにしておくと割れにくくなり、より時間稼ぎができるでしょう。

自家用車

車の場合、メーカー提供の通常のガラスが多いので、防犯レベルを高めるためには防犯フィルムを貼って対処するということになります。

車上荒らしは、周囲の目を気にしながら犯行に及ぶので、短い時間で盗みを働きます。
ガラスに防犯フィルムが貼ってあれば窓を割りづらくなるので、より時間稼ぎできるでしょう。

防犯ガラスへ交換する際にかかる費用相場    

それでは、気になる防犯ガラスにかかる費用を紹介します。
通常のガラスより高価ではありますが、泥棒や空き巣に入られることを考えると決して高くはないので、是非検討してみてください。

防犯ガラスそのものの価格

本体の価格は、20,000円から40,000円ほどです。
ただし、メーカーやサイズ、厚みなどによっても変わってきますので、ご予算に応じて選択してください。

防犯ガラスの交換費用

専門店に依頼した場合、業者にもよりますがおおよそ30,000円から50,000円ほどかかるでしょう。
別途オプションを追加したり、サッシを交換する必要がある場合などは、更に費用が高くなります。

業者は複数存在するので、何社かに問い合わせて相見積もりを取るとよいでしょう。

まとめ

防犯ガラスは決して安いものではないので、交換に躊躇する方も多いかもしれません。
しかし、今後ご自宅が泥棒に絶対に狙われないという保証はどこにもありません。

費用との兼ね合いではありますが、将来への投資として総合的に判断しましょう。