フロストガラスとは、通常のガラスに表面加工を施し、なめらかに処理したガラスのことです。
主にインテリアで使用されており、すりガラスよりも手入れがしやすいメリットがあります。

本記事で解説する内容は以下のとおりです。

・フロストガラスとは？
・フロストガラスの交換費用について
・フロストガラスのお手入れ方法

フロストガラスの特徴や交換費用、お手入れの方法などをご紹介します。

フロストガラスとは？

フロストガラスは、表面に砂を吹き付ける加工（サンドブラスト加工）をおこない、化学処理して表面をなめらかにしたガラスをいいます。
一般的なガラスよりも透明度が低く、外からの視界を遮ることが可能です。

すりガラスとの違い

フロストガラスとすりガラスの違いは、表面処理の有無にあります。

すりガラスは表面をサンドブラスト加工し、ガラスの不透明度を高めています。
一方、表面はいっさい処理を施さず、そのままとしているのが特徴です。

対するフロストガラスは、サンドブラスト加工後に表面を薬品で処理しています。
そのため、すりガラスよりも表面がなめらかで、汚れが付きにくい点が強みです。

フロストガラスのメリット

フロストガラスには以下のメリットがあります。

・汚れが付きにくい
・周囲の視界を遮れる
・厚みによって強度を高められる

フロストガラスは表面を処理しているため、すりガラスほど汚れが付きません。
その分お手入れしやすく、日頃の掃除の負担も軽減できます。

また、目隠し効果があるほか、厚みのあるフロストガラスを使えば強度を高められる点もメリットです。

フロストガラスのデメリット

一方、フロストガラスのデメリットといえるのが価格です。

フロストガラスはサンドブラスト加工に加え、表面を薬品で処理しています。
製造に手間がかかるため、費用が高額になりやすいのです。

また、通常のフロストガラスの場合、さほど強度も高くありません。
すりガラスとほぼ同じですので、強度が必要な時は、厚みのある製品を選びましょう。

フロストガラスに適している用途とは？

フロストガラスは以下の用途に適しています。

・オフィスやお店などのパーテーション
・窓ガラスなど目隠し効果が必要な場所
・人の手が触れる場所のインテリアや内装

フロストガラスは目隠し効果があるため、パーテーションで多用されています。
また、窓ガラスで外からの視線が気になる時や、視界を遮りたい時にもおすすめです。

なお、フロストガラスは汚れにくいため、人の手が触れやすいインテリアや内装にも適しています。

フロストガラスへ交換する際の費用相場

フロストガラスの交換費用の相場は確認できませんでした。
ただ、一般的なすりガラスよりも価格が高いため、交換費用は高額になる可能性があります。

なお、すりガラスの交換費用は1枚15,000円〜30,000円が相場です。
フロストガラスへ交換予定の方は、予算を多めに確保しておくとよいでしょう。

ガラス交換業者を選ぶコツ

業者にフロストガラスへの交換を依頼する時は、以下の点をチェックしておきましょう。

・フロストガラスの交換費用と詳しい内訳
・交換スケジュール（納期など）
・スタッフの態度や対応スピード
・施工件数・実績
・利用者の口コミ・評判

料金はもちろん、スタッフの対応や施工実績も確認が必要です。
悪質な業者も中にはありますので、ユーザーの口コミや評判も確認しておきましょう。

押さえておきたい！フロストガラスのお手入れ方法

フロストガラスは、すりガラスよりもお手入れが簡単で、手間もほとんどかかりません。
一般的なガラスと同じお手入れで十分といえます。

普段は水拭きでOK

フロストガラスの日常的なお手入れは水拭きで十分です。
すりガラスより汚れにくいため、水拭きの頻度も数ヶ月に1回で十分といえます。

ただし、フロストガラスを水拭きした後は、乾いたタオルなどで水分を拭き取っておきましょう。
水滴が汚れになってしまうほか、サッシに入り込むと黒カビが発生するおそれがあります。

汚れがひどい時はガラス専用の洗剤を

もし汚れがひどい場合、ガラス専用の洗剤で掃除するとよいでしょう。
通常の水拭きでは汚れが取れない可能性があります。

なお、ガラス洗剤を使った掃除方法は以下のとおりです。

1.乾いたタオルを2枚用意し、片方にガラス洗剤をスプレーする
2.コの字を描くように窓全体を拭く
3.もう一枚のタオルで乾拭きし、洗剤を取り除く
4.汚れが落ちているか確認する

ガラス洗剤を窓に直接スプレーしてはいけません。
洗剤が垂れてしまうため、必ずタオルにスプレーして使いましょう。

フロストガラスはすりガラスより視界を遮られる！

フロストガラスは汚れが付きにくく、目隠し効果があるガラスです。
お手入れも簡単で、普段は水拭き程度で問題ありません。

価格は一般的なすりガラスよりも高いですが、視界を遮りたい窓などに取り入れてみるとよいでしょう。