ジャロジー窓をご存知ですか？
このジャロジー窓は普通の窓ガラスとどう違うのでしょう。

今回はジャロジー窓の断熱性や窓の特徴について、以下の内容に絞ってご紹介していきます。

・ジャロジー窓とは？特徴もご紹介
・ジャロジー窓は断熱に有効なの？
・ジャロジー窓の断熱性を上げるためには？

是非ご一読ください。

ジャロジー窓とは？特徴もご紹介

ジャロジー窓とはどのような窓のことなのでしょうか。
ここではその特徴についてご紹介していきます。

ジャロジー窓は別名ルーバー窓とも呼ばれています。
厚さはおよそ6ミリ程度のガラスを細く切って加工した窓ガラスで、ハンドルがついておりそのハンドルを回すことでガラスが回転して開閉するタイプの窓です。

風が通しやすく換気しやすいことが特徴の窓です。
そのおしゃれさが90年代くらいに流行りました。

住宅のトイレや洗面台や浴室に採用されています。

見た目や通気性がメリットである一方で、換気やデザイン性に特化しているため防犯性能が非常に弱いことが欠点です。
実際空き巣被害に何度もあったような実例もあります。

ガラスに枠がないため取外しが簡単であることが原因です。
このジャロジー窓に詳しい人間であるのなら、このガラスを1枚ずつ外して侵入してまた取り付けて戻すということも可能です。

ジャロジー窓は断熱に有効なの？

ジャロジー窓は断熱に有効なのでしょうか。
結論から言えばジャロジー窓は断熱ではありません。

以下のようなことが、ジャロジー窓が寒い理由をご紹介していきます。

すき間がある

これが一番大きな要素となるのですが、ジャロジー窓は閉めても物理的にすき間ができます。
一枚のガラスがついているわけではないので、開閉ができるわけですがそのためしっかりと閉めた状態でもすき間から冷気が入り込んでしまいます。

そのため入り込んだ冷気のせいで、室内は寒くなり断熱効果はありません。

単層ガラスが採用されている

ジャロジー窓の構造的に単層ガラスが使われています。
開閉がされる仕組みのために、複層ガラスなどの厚みがあるものは使用することができません。

そのため隙間に加えて単層ガラスが採用されていますので、寒くなってしまいます。
近年は複層ガラスを使用したものも採用されていることもあり、断熱効果も少しは解消されています。

浴室に採用されていることも多いのがジャロジー窓ですが、すき間や単層ガラスといったことによって断熱効果のなさでお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ジャロジー窓の断熱性を上げるためには？

ジャロジー窓の断熱効果を上げるためには、どうしたらよいのかここでご紹介していきます。

中空ポリカの設置

中空ポリカとは中空ポリカーボネートの略称で、薄いポリカーボネートを2枚合わせたボードです。
軽いことが特徴で、中間層にある空気層が断熱効果を上げることが特徴です。

この中空ポリカを窓枠に合わせてカットしてジャロジー窓の窓枠内に入れてはめ込むだけで完了します。
これをはめ込んでしまうとジャロジー窓を開閉することはできませんが、寒い時期に開けることはないので特に問題はないでしょう。

リクシルインプラスの設置

リクシルインプラスは断熱性能や防音性能が高い内窓のことです。
この内窓を室内とジャロジー窓の間に設置することで、断熱性能が大きく向上します。

内窓ですので窓の開閉ができることもメリットに挙げられます。
取り付けも簡単ですので、是非取り入れてみてください。

まとめ

今回はジャロジー窓についてご紹介していきました。
ジャロジー窓は断熱効果がなく、もしも断熱効果を求めるのであればリフォームなどが必要になってくるでしょう。

ここでの記事を参考にして、必要であればジャロジー窓の断熱効果を上げるための方法を是非実践してみてください。