「暖房を少しつけただけなのに電気代が高くなった」「灯油代が高すぎてストーブをあまり使えない」
特に近年は灯油代や電気代が高くなっているので、使用をためらっている方も多いのではないでしょうか。

そういった時に役に立つのが遮熱フィルムです。
今回は、遮熱フィルムの効果やメリット、費用などを紹介します。

本記事のポイントは3つ。

・遮熱フィルムの種類と効果
・遮熱フィルムの利用するメリット
・遮熱フィルムの施工方法と費用

できるだけ分かりやすく紹介しますので、最後までお読みいただき、節約の参考にしてください。

遮熱フィルムの種類と効果

一口に遮熱フィルムと言っても、市場にはさまざまな種類があります。
すべての遮熱フィルムに共通しているのは、暖房器具などから発せられる輻射熱を外に逃がさないことです。

ここでは、その種類と特徴について、詳しくお伝えします。

NANOシリーズ

200層以上のフィルムを重ねた特殊な構造を持つ遮熱フィルムです。
近赤外線を90％以上カットすることで、お部屋が暑くなるのを防ぐ効果があります。

冬場はもちろん、夏場により効果を発揮する遮熱フィルムです。

スモークシリーズ

車の窓ガラスに用いられることが多い遮熱フィルムですが、家の窓ガラスにも対応しています。
紫外線カット効果、遮熱効果、ガラス飛散防止効果、プライバシー保護効果が期待できる遮熱フィルムです。

ナイトビジョンシリーズ

外から見たら鏡のようになっている遮熱フィルムです。
逆に室内からは、夜景など、屋外がきれいに見えます。

他の遮熱フィルムと同様に、紫外線カット効果やガラス飛散防止効果、遮熱効果、省エネ効果があるのが特徴です。

遮熱フィルムを利用する上でのメリット

窓ガラスに遮熱フィルムを貼るメリットをお伝えします。

太陽の熱をカットしてくれる

太陽からもたらされる輻射熱は非常に強力で、窓を閉め切っているとお部屋の温度が一気に上がります。
帰宅後にもわっとした経験がある方も多いのではないでしょうか。

遮熱フィルムを貼っておくと、日差しの中に含まれている近赤外線や紫外線をカットしてくれますから、お部屋の温度の急上昇を防いでくれます。

暖かい空気を逃がさない

遮熱フィルムを貼っていない場合、ストーブやエアコンで温めた空気が外に逃げてしまいます。
分かりやすく説明すると、コタツ布団がない状態でコタツをつけているようなものです。

遮熱フィルムを貼ることで、暖房器具から出た熱を効率よく対流させることができます。

省エネ

上記2点のメリットから、省エネ効果が期待できることが分かります。
お住まいの地域やご家庭により異なりますが、年間を通して20～30％は省エネ効果があるとされています。

遮熱フィルムの施工方法と費用

自分で施工する場合の方法や費用、業者に依頼した際の費用相場をお伝えしますので、取り付けの参考にしてください。

自分で遮熱フィルムを貼る場合

必要なアイテムが揃っていたと仮定した場合、費用は1㎡あたり、5,000円程度です。
100円ショップでも遮熱フィルムは手に入れることができますが、効果を期待するのであればメーカー品を推奨します。

手順は以下の通り

1．ガラスの汚れをしっかり拭き取る
2．水溶液を吹き付ける
3．貼り付けるフィルムの裏にも水溶液を吹き付ける
4．フィルムを貼る
5．スキージーで気泡を外に向かって押し出す
6．はみ出たフィルムを切り取る

スマートフォンやゲーム機の画面に保護フィルムを貼ることと同じ原理です。
ただし、遮熱フィルムは大きいので2人以上で作業することをおすすめします。

遮熱フィルムの施工を業者に依頼した場合の費用

遮熱フィルムの種類により異なりますが、費用としては1㎡あたり、12,000円～28,000円が相場です。
古い遮熱フィルムを剥がす場合は、別途費用が発生することがあります。

専門業者の施工方法も基本的には自分で行う場合と同じです。
ただ仕上がりには大きな差が現れます。

【まとめ】遮熱フィルムを使用して寒い冬を乗り切る！

食品値上げや光熱費が高騰している現在において、遮熱フィルムによる省エネは非常に効果的です。
一度貼ったらしばらくは活躍してくれますから、ぜひご検討してみましょう。