「冬になると、部屋が寒くてたまらない…」
「暖房費が高くて困っている…」

もしこのようなお悩みを抱えているなら、ルーバー窓の断熱対策がおすすめです！
ルーバー窓は、換気ができる反面、隙間風が入りやすく、冬場は室温が下がってしまうというデメリットがあります。

しかし、諦める必要はありません！

適切な断熱対策をすることで、ルーバー窓でも快適な空間を実現することができるのです。
この記事では、ルーバー窓の寒さ対策について詳しく解説します。

ルーバー窓では寒さをしのげない？

ルーバー窓は、複数の細長いガラスが並び、ブラインドのような構造を持つ窓です。
実際に設置している方からは「ルーバー窓を設置すると寒い」と言われることも多くあります。

なぜ寒いといわれるのか、その理由を確認しておきましょう。

閉めても隙間ができてしまう

ルーバー窓は、複数の細長いガラス板が重なり合っており、完全に閉めてもわずかな隙間が残るのが特徴です。
この隙間から空気が漏れ出してしまうため、室内の暖房効率が悪くなってしまいます。

その結果、室内の温度調節が難しくなり、寒さを感じやすくなる原因になるのです。

単層ガラスが使用されている

ルーバー窓には、構造上の理由から単層ガラスが使用されています。
単層ガラスは一般的に1枚もののガラスのことで、断熱性が低く、結露もしやすい性質を持っています。

その結果、室内の温度を維持するために温めても、窓ガラスから外気に逃げてしまうため室内が寒くなってしまうのです。

ルーバー窓による寒さをしのぐ対策

ルーバー窓による寒さをしのぐ対策は、すぐにできるものから業者への依頼が必要なものまであります。
すぐにできる対策であれば、隙間テープや緩衝材を使って窓の隙間を埋めることで、冷気の侵入を抑えることができます。

また、内窓を設置して二重窓にするのも効果的です。
さらに、カーテンやロールスクリーンなどを活用して、窓を覆うことで冷気の影響を軽減できます。

よりしっかりと対策したい場合は、業者に依頼して窓をリフォームするのが確実です。
お風呂場やトイレなどに設置されているルーバー窓であれば、サイズも小さめなのが一般的のため、比較的簡単に交換できます。

ルーバー窓をリフォームする場合、工事の内容により以下のように相場が異なります。

縦すべり出し窓への交換……100,000円から180,000円
上げ下げ窓への交換……100,000円から180,000円
FIX窓への交換……80,000円から150,000円

また、業者によっても費用が異なるため、3社以上の見積りを取り内容を検討した上で業者に依頼するのがおすすめです。

ルーバー窓の寒さ対策は自分でもできる？

窓のリフォームは業者に頼むとそれなりの費用がかかるため、自分で対策したい方もいるでしょう。
DIYでもルーバー窓の寒さ対策をすることは可能です。

具体的な対策方法をいくつかご紹介します。

内窓を設置する

自分でできるルーバー窓の寒さ対策の1つとして、中空ポリカやプラダンなどの材料を使って室内に内窓を設置する方法があります。
内窓を設置して二重窓にすることで、隙間や寒さを防ぎ、建物の気密性や断熱性がアップします。

内窓を設置する手順は次の通りです。

1.中空ポリカまたはプラダンを窓枠の中に入るサイズでカットする
2.ルーバー窓のハンドルを外す
3.1の材料を窓枠の中に入れてはめ込む
4.隙間が気になる場合は養生テープなどでカバーする

ただし、賃貸住宅の場合は窓を傷つけてしまう可能性があるため、十分に注意しましょう。

隙間テープを使用する

隙間テープを使うことで、ルーバー窓の隙間をしっかりと埋めることができ、外からの冷気や湿った空気の侵入を防止できます。
隙間テープの貼り方は次の通りです。

1.隙間テープを窓の幅にカットする
2.一本ずつガラス板の端に貼る
3.全部のガラスに貼って完成

隙間テープはホームセンターで購入できます。
少しでも早く対策した場合はぜひ試してみましょう。

緩衝材を貼る

荷物の梱包材として使用されることが多いエアパッキンを窓に貼ると、室内と窓の間に空気の層ができ、外の空気の侵入を防ぎます。
ガラス部分だけでなく、窓枠まで覆うように貼るのがポイントです。

これによって気密性や断熱性がアップし、寒さ対策がより効果的になります。

ルーバー窓単体では寒さをしのぎきれない！

ルーバー窓の性質上、寒さを完全に防ぐことが不可能に近いでしょう。
寒さ対策をおこなうためには、隙間を埋めたりルーバー窓自体を交換したりする方法が有効となります。

交換するのが難しい方は、ルーバー窓の隙間を埋めるような対策で寒さをしのいでいきましょう。