カーバッテリーはさまざまな種類があり、サイズによって適合車種が異なります。
どのサイズを選べばよいか迷うかもしれませんが、型番をチェックすれば一目で判断可能です。
バッテリー選びで迷わないように、型番やサイズの見方は覚えておいたほうがよいでしょう。

カーバッテリーサイズの数字の見方

カーバッテリーは、JIS規格やハイブリッド車用などがあり、それぞれ型番が異なります。
型番によって見方も変わるため、違いを覚えておきましょう。

JIS規格のカーバッテリー

JIS規格のカーバッテリーは、数字とアルファベットを組み合わせた6桁の型番で構成されます。
例えば「55B19R」のような組み合わせで、以下のような意味があります。

・55（1〜2桁目）：バッテリーの総合性能
・B（3桁目）：短い側面の幅。A〜Hの8種類がある
・19（4〜5桁目）：長側面の幅。センチで表現される
・R（6桁目）：端子の位置。L（左）とR（右）がある

1〜2桁目はバッテリーの総合性能を意味する数字で、3桁目は短側面のサイズを表しています。
4〜5桁目は長側面のサイズですが、センチ表記なので注意しましょう。
6桁目は端子の位置で、プラス端子を手前に上から見た時の位置を表現しています。

ハイブリッド車のカーバッテリー

ハイブリッド車のカーバッテリーは、7桁の数字とアルファベットで構成されています。
例えば「S55B20R」などですが、JIS規格とは一部異なるので注意しましょう。

・S（1桁目）：バッテリーの種類
・55（2〜3桁目）バッテリーの総合性能
・B（4桁目）：短い側面の幅（JIS規格と同様）
・20（5〜6桁目）：長側面の幅で、センチ表記
・R（7桁目）端子の位置（JIS規格と同様）

ハイブリッド車の場合、1桁目はバッテリーの種類を表しています。
それ以外はJIS規格と同じですので、迷うことはないと思います。

アイドリングストップ車のカーバッテリー

アイドリングストップ車のカーバッテリーは、型番表記が少し特殊です。
「S-60R」のように、シンプルな型番表記になっています。

・S（1桁目）：バッテリーサイズ。J〜Xで表記する（規格が決まっている）
・60（3〜4桁目）：バッテリーの総合性能
・R（5桁目）：端子の位置。L（左）表記はなし

アイドリングストップ車は、1桁目がバッテリーのサイズを意味しています。
また、端子の位置が左だった場合、「L」の表記はありません。

カーバッテリーのサイズの確認方法

マイカーのカーバッテリーのサイズを確認したい方は、まず型番の桁数からバッテリーの種類を確認しましょう。
桁数からバッテリーの種類を確認した後、以下の部分を見ればサイズを判断できます。

JIS規格は左から3〜5桁目を確認

型番が6桁のJIS規格のカーバッテリーは、3〜5桁目をチェックしてみましょう。
3桁目で短側面、4〜5桁目で長側面のサイズが確認できます。
バッテリーを購入する際は、3〜5桁目をメモなどで控えておきましょう。

ハイブリッド車は4〜6桁目を確認

ハイブリッド車の場合、型番の4〜6桁目を確認すれば、カーバッテリーのサイズが分かります。
購入する際は、サイズを間違えないように注意しましょう。

ただし、ハイブリッド車はカーバッテリーの種類も確認が必要です。
1桁目も確認し、アルファベットをメモで控えておきましょう。

アイドリングストップ車は1桁目の確認を

アイドリングストップ車の場合、1桁目でカーバッテリーのサイズを確認できます。
全部で12種類ありますが、サイズが規格で決まっているので、細かな確認は必要ありません。
購入時は、最初のアルファベットと端子の位置を控えておくとよいでしょう。

マイカーのバッテリーサイズに合った選び方

マイカーのバッテリーを購入する際は、ポイントをしっかり押さえておきましょう。
選び方を間違えてしまうと、再度購入する羽目になってしまいます。

バッテリー選びのコツ

カーバッテリーを選ぶ時は、現在使っているバッテリーと以下の点を合わせる必要があります。

・バッテリーの種類
・バッテリーの総合性能
・短側面・長側面のサイズ
・端子の位置

バッテリーの種類やサイズはもちろん、端子の位置もしっかり合わせましょう。
総合性能も重要で、現在より低い性能の製品を選ぶと、電装品の使用に影響するおそれがあります。

なお、JIS規格とアイドリングストップ車のカーバッテリーは基本的に別物です。
外形寸法・端子位置が同じだったとしても、容量や充電性能が大きく異なります。
種類を間違えるとトラブルが起こりかねませんので、必ず同じ種類のものを使いましょう。