車を何日も運転しないと、バッテリー上がりが起こる可能性があります。
バッテリーは自然放電されますので、長期間運転する予定がない時は特に注意しましょう。

もしバッテリー上がりが発生したら、充電するか、新品へ交換するしかありません。
そうならないためにも、長期間運転しない時は対策を施しておきましょう。

何日車を放置するとバッテリー上がりになる？

車のバッテリーは自然放電されますが、バッテリー上がりが起きるまでの期間は個々のケースで大きく異なります。
なお、数日程度なら問題ありませんが、数週間・数ヶ月運転する予定がない場合はバッテリー上がりに気をつけましょう。

1ヶ月程度で上がる可能性がある

車のバッテリーは、1ヶ月程度で上がってしまうケースが多く見られます。
新品なら1ヶ月以上持つこともありますが、時間が経つほどバッテリー上がりの危険が高まるので注意が必要です。

ただ、ほとんどのバッテリーは1ヶ月程度でほぼ完全に充電がなくなります。
1ヶ月以上車を運転しない場合は、バッテリー上がりが起きないように気をつけましょう。

バッテリーの劣化具合で変わる

バッテリー上がりまでの時間は、バッテリーの劣化具合によって異なります。
特に古いバッテリーは容量が減っているため、1ヶ月と経たずに上がる可能性があります。

劣化具合にもよりますが、古いバッテリーは2週間程度で完全放電されるケースも珍しくありません。
なお、バッテリーの交換頻度は2〜3年に1回が目安ですので、3年以上同じバッテリーを使っている方は注意が必要です。

季節にも注意

バッテリー上がりのリスクは季節によっても変わります。
特に高温が続く夏場や、気温が低下する冬場は気をつけておきましょう。

バッテリーは極端な高温・低温に弱く、一気に劣化が進むこともあります。
夏場（冬場）はこまめにバッテリーを点検し、必要に応じて充電しましょう。

長期間車を運転しない時の対策法

数週間〜1ヶ月以上車を運転できない場合、バッテリー上がりのリスクが高まります。
以下の対策方法を取り入れ、バッテリー上がりの予防に努めましょう。

週1〜2回はアイドリングする

車を長期間運転できない時でも、何日かに1回はアイドリングしましょう。
アイドリングすれば、電気を発電するオルタネーター（ダイナモ）が動くため、バッテリーを充電できます。

ただし、数分アイドリングしただけでは意味がありません。
できれば30分程度はアイドリングを続けましょう。

バッテリーを取り外して保管

アイドリングが難しい場合、バッテリーを取り外して保管するのがおすすめです。
車に取り付けた状態と比べて放電が緩やかになるため、バッテリーが上がるまでの期間を伸ばせます。

しかし、再度運転する際はバッテリーを取り付ける必要があります。
また、保管期間が長いと、完全に放電されることもあるため、取り付け前に電圧をチェックしておきましょう。

マイナス端子を外しておく

バッテリーを取り外して保管できない時は、マイナス端子を外しておくのもおすすめです。

車とバッテリーがつながっている状態では、常時電源が少なからず電力を消費します。
一方、マイナス端子を外せば常時電源がオフになるため、バッテリーの消耗を抑えられます。

なお、マイナス端子がプラス端子に触れるとショートしますので、必ず絶縁しておきましょう。

万が一バッテリー上がりになった時の対処法

もしバッテリーが上がった場合、放置しても状況が改善されることはありません。
以下で挙げる対処法を試し、バッテリー上がりを回復させましょう。

バッテリーを充電する

バッテリーが上がった際は、充電器（バッテリーチャージャー）を使って充電してみましょう。
充電することによってバッテリーが復活し、再度使えるようになります。

バッテリーチャージャーは、カーショップやホームセンターなどで購入可能です。
通販でも買えますが、対応メーカーをしっかり確認して選びましょう。

バッテリーを新品へ交換する

現在のバッテリーを2〜3年程度使用している場合、新品へ交換するのもおすすめです。

バッテリーは自然に劣化が進み、容量が少しずつ減っていきます。
再充電してもすぐにバッテリーが上がるケースもあるため、古いものは買い替えを検討してみましょう。

バッテリーのプロに相談する

プロへ相談しているのもよいでしょう。
バッテリー上がりの救援や交換に対応した業者へ相談すれば、状況に応じて適切に対処してもらえます。

業者へ依頼した場合、バッテリーの充電・交換時に作業料を請求されます。
料金トラブルを避けるためにも、相談時には必ず見積もりを取りましょう。