バッテリー上がりが起きた時、JAFへ依頼する方は少なくないでしょう。
確かにJAFへ依頼すれば、バッテリー上がり時でも適切に対応してくれます。

しかしJAFは多くの利用者がいるため、すぐに駆けつけてくれるとは限りません。
場合によっては、他の業者へ相談・依頼したほうがよいでしょう。

バッテリー上がりが起きる原因とは？

バッテリー上がりの原因は、主に以下のようなものがあります。
いずれにせよ、バッテリーが上がってしまった時は速やかに対応しましょう。

ヘッドライトや室内灯の消し忘れ

バッテリーが上がる原因として、まず挙げられるのがヘッドライトや室内灯の消し忘れです。

ヘッドライトなどはバッテリーの電力を多く消費するため、消し忘れると半日経たずにバッテリーが上がる可能性があります。
自動で消灯される車種ならよいですが、そうでない場合は特に注意しておきましょう。

バッテリー上がりを予防するためには、その都度消灯を確認する習慣をつけることが求められます。

エンジン停止状態で車載機器を多用した

次に挙げられるのは、エンジンが停止した状態での車載機器の多用です。

バッテリーは運転・アイドリング中に充電されるため、エンジンがかかっている状態なら、バッテリー上がりもほとんど起こりません。
しかし、エンジンを停止して車載機器を使うと、電力が消費される一方になります。

エアコンの送風や、カーオーディオはエンジン停止状態で使うことも多いと思います。
ただ、電力も多く消費しますので、バッテリー上がりには十分注意しておきましょう。

バッテリーの自然放電

バッテリーの自然放電によってバッテリー上がりが起こる場合もあります。

車のバッテリーは、停車中に少しずつ放電されるため、長期間運転しないとバッテリーの充電が空っぽになってしまいます。
そのため、久々に運転しようとしたらエンジンが始動しない・セルが回らないというケースも珍しくないのです。

もし車を長期間運転できない時は、こまめにアイドリングするなどしてバッテリーを充電するとよいでしょう。

バッテリー上がりはJAF以外にも依頼できる！

バッテリーが上がった場合、JAFへ依頼する方が多いと思います。
しかし、JAF以外にも選択肢はありますので、状況によっては他のサービスを利用しましょう。

自動車保険のロードサービス

JAF以外の選択肢の中で、代表的なものが自動車保険のロードサービスです。
自動車保険の多くはロードサービスが付帯されており、車のトラブル時に現場まで駆けつけてくれます。

自動車保険のロードサービスは、現場での作業はもちろん、レッカーの手配や移動にも対応しています。
また、目的地までのレンタカー代や交通費を補償してくれる場合もありますので、気になる方は保険会社に聞いてみましょう。

バッテリー上がり・交換に対応した業者

バッテリー上がりや交換に対応した業者も候補に入ります。

バッテリートラブルに対応した業者は、JAFなどのロードサービスよりも早く駆けつけてくれるところも少なくありません。
緊急時はもちろん、すぐ対応してほしい時は連絡してみるとよいでしょう。

ただし、業者へ依頼すると費用がかかります。
中には高額請求する悪質業者もありますので、トラブルにならないよう注意が必要です。

連絡した際には必ず料金を聞き、依頼の可否を判断しましょう。
不安がある方は複数の業者に相談し、料金を比較してから決めるのもおすすめです。

自分でバッテリー上がりを対処する方法

JAFやロードサービス・業者に頼らず、自分でバッテリー上がりに対処することも不可能ではありません。
もし自分で対応する際は、下記のいずれかの方法を試しましょう。

他の車から給電してもらう

ジャンプスターターをお持ちの方は、他の車から給電してもらうのがおすすめです。
他の車から給電してもらえば、エンジンを始動できる程度にバッテリーを急速充電できます。

エンジンが始動したら、そのまま30分〜1時間程度運転しましょう。
長時間運転し、バッテリーをしっかり充電することが大切です。

バッテリーチャージャーを使う

バッテリーチャージャーで充電するのもよいでしょう。
車からバッテリーを取り外し、接続するだけでバッテリーを充電できます。

バッテリーチャージャーを利用した場合、満充電までに10時間程度かかります。
もし急ぎの場合はジャンプスターターを使うか、JAFやロードサービスを手配しましょう。

バッテリーを交換する

数年間同じバッテリーを使っている場合、新品へ交換するのもおすすめです。
車のバッテリーは時間とともに容量が減るため、新品に交換するとバッテリー上がりのリスクも抑えられます。

ただ、バッテリーの交換には数千円〜数万円かかります。
思わぬ出費とならないよう注意しましょう。