バッテリー上がりが発生すると、さまざまなトラブルが発生します。
しかし、バッテリー上がりの対処は誰でもできるわけではなく、後回しにしてしまう方もいるでしょう。

しかし、バッテリー上がりを放置してしまうとさまざまなトラブルにつながることも。
そこで、今回はバッテリー上がりを放置することについて紹介します。

そもそもバッテリー上がりは何が原因で起きる？

バッテリー上がりが発生する原因はさまざまです。
そのため、バッテリー上がりが発生する原因を正確に突き止める必要があります。

そこで、ここからはバッテリー上がりの原因について紹介します。

バッテリーの劣化

バッテリー上がりはバッテリー自体が劣化しているケースがあります。
バッテリーは使用しなくても劣化していき、一般的に2〜4年程度で寿命がきます。

劣化したバッテリーは機能が弱くなり、蓄電量が減少する傾向です。
そのため、バッテリー上がりが起きやすく、交換を検討しなければなりません。

また、バッテリーが劣化するとバッテリーが膨らむため、目視でも確認可能です。

電装品の使いすぎ

エンジンを切った状態でエアコンやオーディオなどの電装品を使いすぎると、バッテリー上がりが発生します。
バッテリーは運転した状態が続くことで、備蓄されていきます。

そのため、運転していない状態で電装品を使用していると、バッテリーだけが消費されていきやがてバッテリー上がりになるというわけです。
特にルームランプやヘッドライトのつけっぱなしでバッテリー上がりになるケースが多発しているので、車の施錠時に一度確認しましょう。

自己放電した

車はエンジンが切っている状態でも、自然に放電がおこなわれています。
そのため、長期間運転していない状態であると、自然にバッテリーが消費されてバッテリー上がりになることも。

そのため、定期的に運転することが大切になります。

バッテリー上がりを放置するとどうなる？

バッテリー上がりを放置してしまうと、車を使用する上であらゆる弊害が発生します。

そこで、ここからはバッテリー上がりを放置することについて紹介します。

エンジン部品のオイルが乾く

バッテリー上がりを放置してしまうと、エンジン部品のオイルが乾きやすくなります。
オイルはエンジンが作動している時に供給される仕組みで、定期的に動かす必要があります。

オイルがなくなった状態でエンジンを動かすことで、オイルの滑りがない状態の強い摩擦で部品を回すことになり、消耗が激しくなる傾向に。
そのために、エンジン部品のオイルが乾く前に対処しましょう。

バッテリーの寿命が短くなる

バッテリー上がりを放置していると、バッテリーの寿命が短くなります。
バッテリー上がりはバッテリーに負荷がかかっている状態で、劣化した状態のバッテリーは本来の力を発揮できません。

例えば、バッテリー充電をおこなう際に適切な充電時間をおこなっても、満タンに充電できない可能性があります。
バッテリーは劣化したらもとに戻らないので、早めに交換を検討するようにしましょう。

車の鍵が開かなくなる

バッテリー上がりを放置していると、車の鍵が開かなくなります。
この場合はスマートキーでのケースで、スマートキーの開閉はバッテリーからおこなわれます。

この場合だとバッテリーを完全に消費してしまうと、鍵が開けられなくなります。

バッテリー上がりを普段から予防するコツ

ここからは、バッテリー上がりを普段から予防するコツについて紹介します。

定期的に運転する

バッテリー上がりを予防するためには、定期的に運転する必要があります。
バッテリー上がりから復帰した後に、30分〜1時間を目安に運転しましょう。

反対に数分程度の運転だとバッテリーが十分備蓄されないので、十分な時間の運転をおこなうようにしましょう。

定期的にバッテリーのメンテナンスをおこなう

定期的にバッテリーのメンテナンスをおこなうことで、バッテリー上がりを予防することが可能です。
具体的な点検方法は以下の通りです。

・バッテリーのプラス・マイナス端子の腐食が進んでいないか
・バッテリーが膨らんでいないか
・バッテリーにヒビ割れが起きていないか

上記のポイントを押さえることで、簡単にバッテリーのメンテナンスが可能です。

寿命であればバッテリー交換をおこなう

先ほども触れたように、バッテリーの寿命がきていれば交換も検討に入れておくと良いでしょう。
バッテリーが劣化するとバッテリー上がりが発生しやすくなったり、トラブルが起きたりするもとになります。

また、バッテリー上がりによりロードサービスや救援車などの協力を得なければならない負担も解消されます。