バッテリーを充電する方法として、車をふかしておこなう方法があります。
しかし、ふかすことは車に負荷を与えてしまうので、あまり良くないことだと思っている方も多いはず。

そこで、今回はバッテリーと車の空ふかしについて紹介します。

バッテリーは車をふかすことで充電されるの？

バッテリーは空ふかしをおこなうことで充電可能です。
オルタネーターが起動し発電することで、バッテリーは充電されます。

空ふかしの場合も同じ原理で動いているため、バッテリーを充電することができるのです。
そこで、ここからはバッテリー充電ができる空ふかしの方法を次項から紹介します。

空ふかしをする条件

空ふかしをする前に、あらかじめ車の状態を確認しましょう。
具体的な状態は以下の通りです。

・エンジンが正常であるか
・アクセルを踏むとメーターが上がるか
・オルタネーターが作動しているか

上記の条件が揃っていれば、空ふかしでバッテリーの充電をすることが可能です。
反対に、バッテリー上がりが起きている状態で空ふかしを利用した充電をおこなうことはできません。

バッテリー上がり時の対処法は、以下の方法で紹介します。

空ふかしをする方法

空ふかしは車の種類によって異なります。
具体的な方法は以下の通りです。

【MT車】
1.ギアをニュートラルに入れる（クラッチを切った状態でもOK）
2.サイドブレーキをかけた状態にする
3.アクセルをゆっくり踏む
4.メーターが「2」のところまで踏む

【AT車】
1.ギアをニュートラルかパーキングに入れる
2.サイドブレーキがかけた状態にする
3.アクセルをゆっくり踏む
4.メーターが「2」のところまで踏む

車の種類に合わせて、上記の流れで進めていきましょう。
注意点としては、バッテリーに大きな負担がかかるということです。

やりすぎてしまうとバッテリーの劣化を早める可能性があるので、多用することは避けましょう。

ふかすことでバッテリーにかかるメリット・デメリット

ここからは、バッテリーをふかすことで起こるメリット・デメリットについて紹介します。

車をふかすことのメリット

車で空ふかししてバッテリーを充電するメリットとしては、気軽に充電できる点です。
本来、車のバッテリーを充電する際は、運転したり専用の充電器を使用しておこないます。

しかし、空ふかしで充電することで車を動かさずおこなうことが可能です。
ですが、車への負担やバッテリーへの負担が大きいため、基本的にはメリットではないということを念頭に置いておきましょう。

車をふかすことのデメリット

車を空ふかしするデメリットとしては、運転していないのにも関わらず燃料を消費している点です。
燃料を消費してしまうことはエンジンがなくなることと同じで、燃費が良い自動車が多く誕生しているのにも関わらずメリットはありません。

また、エンジンの空ふかしはエンジン自体を劣化させる方法なので、繰り返しおこなってしまうと車が故障することを早めるリスクがあります。

「ふかす」こと以外で効率よくバッテリーを充電できる方法

ふかすことで充電することは、バッテリーに負荷をかけてしまいます。
そこで、ここからは負荷をかけずにバッテリーの充電できる方法について紹介します。

運転して充電する

バッテリーは運転しながら充電することが一般的です。
運転することでオルタネーターが作動し、バッテリーを備蓄することができます。

しかし、バッテリーの残量が少ない時に電装品を使用すると、再びバッテリー上がりになるかもしれません。
運転しながら充電しているとはいえ、バッテリーの残量は少ない状態です。

そのため、運転によるバッテリー充電をおこなう際は、電装品を使わないようにしましょう。

自分で充電する

車のバッテリーを充電する方法として、専用の充電器を使用する方法もあります。
この場合だと、専用の充電器とケーブルが必要になるので、あらかじめ準備するようにしましょう。

また、自分で車のバッテリー充電ができるとこまめなメンテナンスも可能になるので、バッテリーの寿命を延ばすことが可能です。

ガソリンスタンドやディーラーなどで充電する

カーバッテリーを充電する方法として、ガソリンスタンドやディーラーを活用して充電する方法もあります。
しかし、フル充電するのに1日程度かかるケースがあります。

そのため、ディーラーなどで充電をおこなう場合は、1日程度使用できないことを理解しておきましょう。
また、ガソリンスタンドでは急速充電の機械を用意しているので、早く充電したい方はおすすめです。