ハイブリッドのクラウンがバッテリー上がりを起こした場合、エンジンがかからなくなることがあります。
速やかにバッテリーを充電し、エンジンが始動できる状態にしましょう。

本記事で解説する内容は以下のとおりです。

・バッテリー上がり発生時のトラブルについて
・ハイブリッドのクラウンのバッテリー上がり対処法
・バッテリー上がりの予防方法

バッテリー上がりが起きた時のトラブルや対処法、バッテリー上がりを防ぐ方法などをご紹介します。

ハイブリッドのクラウンでバッテリー上がりが起きるとどうなる？

ハイブリッドのクラウンでバッテリー上がりが起こると、エンジンがかからなくなります。
突然始動しなくなる場合もあるため、外出先で立ち往生しないよう注意しましょう。

バッテリー上がりの原因とは？

バッテリー上がりが起きる原因は以下のいずれかです。

・大量に電力を消費した
・長時間放置したことによる自然放電
・バッテリーの劣化
・オルタネーター（発電機）の不具合

特に多い原因は電力の消費です。
車載機器を多用した結果、電力消費が進んでバッテリーが上がるケースは少なくありません。

また、バッテリーの劣化や自然放電もバッテリー上がりを引き起こします。
このほか、オルターネーターの不具合でバッテリーが充電できない状態になっている可能性も考えられます。

上がりやすいのは「補機バッテリー」

ハイブリット車は駆動バッテリーと補機バッテリーの2種類ありますが、特に上がりやすいのは後者です。

補機バッテリーは、エアコンなどの車載機器に電力を供給するバッテリーです。
ガソリン車のバッテリーに該当する部品で、エンジン始動時に電力を供給しています。

しかし、補機バッテリーが上がると、車載機器や電装品がいっさい使用できなくなります
セルモーターも回らなくなりますので、上がらないように注意しておきましょう。

クラウンのバッテリー上がりを対処する方法

ハイブリッドのクラウンのバッテリーが上がった時は、バッテリーを充電しましょう。
なお、バッテリー上がりは放置しても回復しませんので、早めの対応をおすすめします。

ブースターケーブルで充電する

自分でバッテリー上がりに対処したい時は、ブースターケーブルを使いましょう。

ブースターケーブルは、他の車（救援車）のバッテリーから電力を分けてもらえるグッズです。
バッテリー同士を接続すれば、数分でバッテリー上がりから復旧できます。

ただし、救援車を呼ぶ際はガソリン車であることを確認しましょう。
ハイブリッド車は救援車として使えないので注意が必要です。

ロードサービス・バッテリー業者を呼ぶ

自分で対処できない時は、ロードサービスかバッテリーの業者を呼びましょう。

ロードサービスはJAFが有名ですが、自動車保険にも付帯されています。
もしロードサービスに加入していない方は、自動車保険をチェックしてみましょう。

すぐに対応してもらいたい場合、民間のバッテリー業者がおすすめです。
ただし費用がかかりますので、依頼前に必ず確認しておきましょう。

クラウンのバッテリー上がりを起こさない予防策

普段の行動を少し変えるだけで、ハイブリッドのクラウンのバッテリー上がりを予防できます。
バッテリー上がりを防ぎたい方は、以下で挙げる内容を押さえておきましょう。

定期的な長時間運転を心がける

特に大切なのは長時間の運転です。

車は運転・アイドリング中に充電されるため、定期的なドライブでバッテリー上がりを予防できます。
充電にかかる時間はバッテリーの状態によりますが、満充電したい時は30分以上運転しましょう。

逆に短距離・短時間の運転はNGです。
充電が追いつかず、バッテリーがどんどん消耗してしまうおそれがあります。

エンジン停止状態で車載機器を使わない

エンジンを停止した状態では、エアコンなどの車載機器の使用を控えましょう。

エンジン停止中はバッテリーが充電されません。
電力が消費される一方ですので、使用を最小限に留めることが重要です。

特にエアコンやカーオーディオ、ヘッドライトなどは電力を消費します。
バッテリー上がりを防ぐためにも、停車中は全てオフにしておきましょう。

劣化したバッテリーは交換する

補機バッテリーの劣化が進んでいるなら、早めに新品へ交換しましょう。
劣化したバッテリーを使い続けると、突然バッテリー上がりが起こる場合もあります。

補機バッテリーの交換目安は2〜3年に1回です。
3年も経つと相当劣化が進みますので、なるべく3年に1回は交換したほうがよいでしょう。

ハイブリッドのクラウンはバッテリー上がりが起きると始動しなくなる！

ハイブリッドのクラウンのバッテリーが上がると、エンジンが始動できなくなります。
バッテリー上がりが発生した際は、業者を呼ぶなどして早めに充電しましょう。

バッテリー上がりは普段の習慣を変えることで予防できます。
定期的に長時間ドライブを楽しみ、エンジン停止中は車載機器の使用を控えるようにしましょう。