ポルシェのエンジンがかからなくなる原因の1つにバッテリー上がりがあります。
この記事ではバッテリー上がりの原因や対処法、修理や交換にかかる費用について詳しく解説します。

ポルシェがバッテリー上がりする原因とは？

一般的にポルシェは車の中でもバッテリーが上がりやすいとされています。
ポルシェのバッテリー上がりに備えるためには、なぜバッテリーが上がるのかを理解しておくことが大切です。

ポルシェがバッテリー上がりをする原因を確認しておきましょう。

走行距離の不足

高級車であるポルシェは、日常的に運転したり、長距離運転が少なかったりする傾向があります。
この走行距離の短さが、ポルシェのバッテリー上がりの原因の1つとなっています。

車のバッテリーは、走行中に充電される仕組みのため、適切な距離を走らないと十分に充電されません。
バッテリー上がりを防ぐためには、週に1回程度の頻度でエンジンをかけ、1時間ほどの運転を行いましょう。

バッテリーの寿命

車のバッテリーは使用環境により異なりますが、通常2～3年で寿命を迎えるとされています。
寿命を迎えたバッテリーは十分な充電ができなくなり、上がりやすくなります。

バッテリー交換のサインとして以下を目安にするとよいでしょう。

・ライトの明るさが安定しない
・パワーウィンドウの開閉が遅い
・エンジンがかかりにくい
・バッテリー液の減りがはやい
・3年以上バッテリーを交換していない

当てはまる項目があれば、早めにディーラーやメーカーに相談しましょう。

ライトの消し忘れ

車のヘッドライトや室内灯の電力消費量は、思ったよりも多いです。
そのため、車のライトをつけたまま放置すると、バッテリーが急速に消耗します。

とくに手動でライトを操作する車では、切り忘れに注意が必要です。

ポルシェがバッテリー上がりになったらどうする？

バッテリー上がりの場合、業者を呼ぶ前に自力で解決できることがあります。
まずはボンネットを開けてバッテリーの状態を確認しましょう。

ポルシェのボンネットは電動式であり、バッテリーが上がると通常の操作では開けることができません。
そこで、ボンネットを開ける際には、足元にあるヒューズボックスに外部電源を接続する必要があります。

以下はその手順です。

1.ヒューズボックスを開く
2.「ボンネットが開いた車体」のイラストが描かれた赤いツマミを引っ張り出す
3.ブースターケーブルまたはジャンプスターターを用意し、2の赤いツマミに赤いケーブルを挟み、ドアやヒンジなど金属部分に黒いケーブルを挟む
4.ケーブルのもう片方は救援車のバッテリーまたはジャンプスターターにつなぐ
5.救援車のエンジンを始動、もしくはジャンプスターターの電源を入れ電力を供給する
6.ボンネットを開く

ボンネットを開き、バッテリーの状況を確認できたら、以下の方法でバッテリー上がりの対処をしましょう。

・救援車とブースターケーブルをつなぎエンジンをかける
・ジャンプスターターを使用する
・バッテリーを交換する

ポルシェのバッテリー上がりはどれくらいの費用で対応してくれる？

自分での対処が難しいと感じた場合は、ロードサービスや業者などに依頼するのもおすすめです。
業者にバッテリー交換を依頼する場合、部品代を除いた費用の相場は1,500円から5,000円程度とされています。

ポルシェのバッテリーには純正品と社外品があり、純正品の場合は30,000円から40,000円と高額です。
ただし、バッテリーは容量と規格さえ合えば問題なく使用できるため、純正品を避けて社外品と交換することで費用を抑えられる場合があります。

費用を抑えたい場合は業者に相談してみましょう。

まとめ

ポルシェのバッテリーが上がった場合、まずは自力で対処する方法を試してみましょう。
適切な道具がない場合は自力での修理は難しいため、ロードサービスや専門業者に依頼する必要があります。

バッテリー上がりの状況に応じて、適切な種類の業者に依頼するのがおすすめです。