もし車のバッテリーが上がった際は、JAFに相談してみるのもおすすめです。なお、JAFはバッテリー交換にも対応していますが、費用がかかるので注意しましょう。本記事では以下の内容について解説します。

・バッテリー上がり時のJAFのサービスについて
・JAF以外のバッテリー上がりの相談先
・日常的なバッテリー上がりの予防策

JAFのサービス内容のほか、バッテリー上がりの対処を依頼できる業者をご紹介します。また、バッテリー上がりの予防方法も解説しますので、合わせて参考にしてください。

バッテリー上がり時のJAFのサービス内容

JAFは、バッテリー上がりを始めとする車のトラブルに対応しています。電話一本で呼べるため、エンジンがかからなくなったら依頼するのもよいでしょう。

JAFの詳細情報

JAF（ジャフ）は日本自動車連盟という一般社団法人で、ドライバーのサポートを目的としています。全国規模でロードサービスを手がけており、現場まで直接駆け付けてくれるのが特徴です。

JAFは会員制を設けていますが、非会員であってもサービスの利用が可能です。しかし、年会費を支払って会員になると、さまざまなサービスを無料で利用できます。

会員になれば、バッテリー上がりを始めとする各種トラブルに無料で対応してもらえます。ただし、サービス全てが無料ではなく、会員でも有料対応となるケースがあるので注意しましょう。

JAFのサービス内容①：自宅でのバッテリー上がり時でも対応してくれる

JAFは、外出先だけでなく、自宅でのバッテリー上がりにも対応しています。自宅の前まで来てくれますので、エンジンがかからない時は相談してみましょう。

JAFに相談すれば、自分で道具を揃えたり、救援車を手配したりする必要がありません。最初から最後まで全て対応してもらえます。

JAFのサービス内容②：本人以外の車でも対応可能

JAFのサービスは、会員本人以外の車でも利用することができます。本人を対象にサービスを提供しているため、本人以外の車でバッテリー上がりが起きた時も相談可能です。

例えば、運転者がJAF非会員でも、同乗者が会員であれば、ロードサービスを利用できます。料金も会員価格になりますので、高額な費用を支払う必要はありません。

JAFのサービス内容③：本会員と非会員では料金プランが異なる

JAFは非会員以外でも利用できますが、会員と非会員では料金が大きく異なります。

会員は大半のサービスを無料で使える反面、非会員はほぼ全てのサービスが有料です。年会費よりも高額な料金がかかるので注意しましょう。

お得にJAFを使うなら、年会費を支払って会員になることをおすすめします。

JAFでバッテリー交換をおこなうとどれくらいの費用がかかる？

JAFに車のバッテリー交換を依頼した場合、会員ならバッテリー代のみで依頼可能です。ただ、バッテリー代は車種によって大きく変わりますので、事前に聞いておきましょう。

なお、会員は基本料金や作業料金が無料ですが、非会員は1.5〜2万円程度かかります。バッテリー代も必要ですので、相談時は総費用を確認しましょう。

参考：ロードサービス料金表・作業工数表 | JAF

JAF以外も！車のバッテリー上がりの依頼先

車のバッテリー上がりは、JAF以外にも依頼できる業者があります。もしJAF会員でない方は、他の業者に相談したほうがよいでしょう。

専門業者へ依頼する

出先でバッテリーが上がったら、バッテリーの専門業者に相談してみましょう。

専門業者はバッテリーの充電・交換に対応しており、JAF同様現場へ駆け付けてくれます。サービスは有料ですが、JAFの非会員料金より安く済むケースも少なくありません。

ただし、作業後に高額料金を請求する悪質業者も存在します。相談する際は、必ず追加料金の有無も聞いておきましょう。

ガソリンスタンドへ依頼する

ガソリンスタンドに依頼する方法もあります。近くにガソリンスタンドがある場合、相談してみるのもよいでしょう。

ただし、バッテリー上がりを起こした車か、バッテリー自体を直接持ち込む必要があります。車を動かせない・バッテリーを外せない時は、他の業者に相談しましょう。

ディーラーへ依頼する

普段お世話になっているディーラーに依頼するのも手です。店舗の近隣であれば、無料で対応してもらえる可能性があります。

一方、ディーラーから距離がある時は出張費が発生します。出張対応できない場合もあるため、相談時にしっかり確認しておきましょう。

車専門店へ依頼する

カーショップなどの専門店へ依頼するのもよいでしょう。車の専門店はサービスが多彩で、バッテリー充電・交換サービスを提供している店舗もあります。

ただし、作業費用はお店によって異なります。また、出張対応していないお店も多いため、車を持ち込めない時は注意が必要です。

ホームセンターへ依頼する

バッテリーが上がった際は、ホームセンターの利用も検討してみましょう。

ホームセンターは、ブースターケーブルやジャンプスターターなど、各種バッテリー充電グッズを取り扱っています。また、車のバッテリーも取り扱っており、店舗によっては交換対応してもらえます。

しかし、出張サービスやバッテリー充電サービスなどはおこなっていません。ホームセンターが近くにない時は、他の業者を利用しましょう。

バッテリー交換を頻発しないために！日頃からできるバッテリー上がりの予防策

バッテリー上がりを予防したい方は、車の乗り方や電装品の使い方を工夫してみましょう。また、季節によっては普段よりバッテリー上がりに注意する必要があります。

車に乗る習慣を作る

バッテリー上がりを防ぐ効果的な方法の一つが車の運転です。特に車を運転する機会が少ない方は、週に1回程度は長時間運転する習慣を作りましょう。

車のバッテリーは、エンジン始動中にのみ充電がおこなわれます。一方、エンジン停止中は自然放電される一方で、バッテリーの電圧が徐々に弱まってしまうのです。

電圧が弱まると、バッテリーは上がりやすくなります。運転機会が少ない場合、定期的に運転してバッテリーを充電しましょう。

エアコンなどの電装品の使いっぱなしを避ける

電装品の継続的な使用も避けましょう。

エアコンなど一部の電装品は、バッテリーの電力を一気に消費します。その分バッテリーの負担も高まりますので、バッテリー上がりが起こりやすくなるのです。

車内が適温になったらエアコンを切るなど、こまめな電装品のオン・オフを心がけましょう。

冬の時期には特に注意する

冬はバッテリー上がりのリスクが高まるので注意しましょう。

車のバッテリーは、気温が低下すると充電効率が低下し、容量が減ってしまう欠点を抱えています。また、冬はエンジンオイルの硬くなり、エンジン始動時の必要電力が増える傾向があります。

そのため、他の季節と比べてバッテリー上がりが起こる可能性が高めです。普段よりバッテリーのコンディションを注視しておきましょう。

JAFやカーバッテリーに関するよくある質問

以下では、JAFやカーバッテリーのよくある質問と回答をご紹介します。

バッテリー上がりは自然に回復することはある？

バッテリー上がりが自然に回復することはありません。エンジンがかからない時は、すぐにバッテリーを充電しましょう。

バッテリーが自然に充電されることはなく、放置すると放電がどんどん進みます。余計に状態が悪化しますので、バッテリー上がり発生時は速やかな充電が必要です。

バッテリー上がりの費用は保険でまかなえる？

バッテリー上がりの費用を自動車保険でまかなうことはできません。自動車保険は、事故に対する補償が中心で、バッテリー上がりは対象外のためです。

しかし、自動車保険はロードサービスが付帯しており、バッテリー上がりにも対応しています。無料で利用できる場合が多いため、JAFの代わりに手配するのもよいでしょう。

バッテリー上がりは急に上がることはある？

バッテリー上がりは、突然起こることも多々あります。外出先で突然起きる場合もあるので気を付けましょう。

なお、バッテリーが上がりかけている時は、以下のような症状が発生します。

・セルが回りにくい
・パワーウインドウの動きが遅い
・アイドリングストップが機能しない

いずれかの症状が出た時は、バッテリーの電圧が弱まっていると考えましょう。

バッテリー上がり・交換はJAFにお任せするのも一手！

車のバッテリーが上がった時は、JAFへ相談してみましょう。バッテリーの交換も依頼できますが、部品代は実費となります。

また、JAF非会員の方は別途作業費用などを請求されます。出費を少なくしたい方は、専門業者やディーラーなどに相談するのもおすすめです。