「まさか自分の家がシロアリにやられるなんて…」

そう思っていませんか？
実は、シロアリは日本全国どこにでも生息しており、年間約1200億円の被害をもたらしていると言われています。

しかし、シロアリ駆除は火災保険で補填されることがあります。
そこで本記事では、シロアリ被害が火災保険で補償される条件や費用を抑える方法について解説します。

火災保険でシロアリ被害を補償して、大切な家を守りましょう！

シロアリ被害に火災保険は適用される？

火災保険は住宅に生じる様々な問題をカバーしてくれる保険です。
水漏れなどにも対応しているのだから、安心感があります。

では、シロアリ発生時には何か補償してくれるのでしょうか？

災害に関係した場合のみ適用可能

一般に火災保険ではシロアリ駆除の補償はありません。

ただし一部、火災保険が使える場合もあります。
それは自然災害によってシロアリが誘発され、家屋に住み着いてしまったケースです。

この例では火災保険を使えることもあるので、一度問い合わせてみましょう。
もちろん虫害の詳細については調査が入るので、最終的に保険が下りるかどうかは保険会社の判断になります。

自治体はシロアリ駆除の補助金を出してくれる？

市区町村の自治体では実は一部の虫害や獣害の阻止・駆除に補助金を出してくれることがあります。
たとえば蜂などがそうで、住民からの相談に対し助成金を出す自治体もあるようです。

ではシロアリはどうか、といえば自治体からの補助金が下りた例はありません。
全国的にその例がないようで、どのような状況でも自治体の補助の期待はできません。

相談くらいには乗ってくれるかもしれませんが、お金を出してくれることはないでしょう。
また自治体の相談窓口は中立の立場なので、相談したからといってどこか有名な駆除業者を紹介してくれるわけではありません。

駆除が控除の対象となることも

税制上の措置として、自治体がシロアリ駆除にかかったお金を税金から引いてくれることがあるようです。
上述の保険会社での例と同様に、やはり「災害時に、その影響の範囲内でシロアリによる虫害が生じてしまった」ということが条件となります。

そのような被害は受けないことが何よりですが、不幸にして災害に見舞われその後に家にシロアリが発生してしまった場合は、税制上の控除措置がないか問い合わせてみましょう。

シロアリ駆除の費用を抑えるためのポイント

家屋やその他建物にシロアリが発生してしまった場合には、一刻も早くその害を食い止める必要があります。
シロアリは猛スピードで巣を増やしていき、数も無限に増殖させていきます。

建材がシロアリによってむしばまれ、何かの拍子に壁や床に穴が開いてしまうこともあるかもしれません。
もちろんシロアリの姿そのものも見苦しく、嫌なものです。

シロアリという不快な害虫を駆除するためには、どのようにすればいいのでしょうか？
以下に、費用を抑えながら完全性を追求する、その順番で2つの方法を考えてみます。

自分の手で駆除する

コストは安いですが、完全性は微妙といったところでしょうか。
もちろん徹底した再発防止対策を行うことで完全な駆除に近づけることはできますが、一切再発生しないか保証はありません。

自分の手で駆除する際には、まず見えているものの駆除剤と、隠れているシロアリを殲滅するための駆除剤を二種買ってこなければなりません
見えているものの駆除には一般的なスプレー剤を使います。

隠れているシロアリや、その巣を壊滅させるためには、毒餌タイプの駆除剤が必要です。
毒餌を食べたシロアリが巣に帰って死ぬことでそれを共食いしたシロアリも死に、という連鎖で完全駆除を狙います。

業者に駆除を依頼する

シロアリ駆除業者に依頼すれば、厄介なシロアリの巣を徹底的に殲滅してくれます。

プロの業者は駆除剤も一般的なものとは違う専門品を使い、さらに隠れたシロアリの巣まで手を伸ばして駆除します。
またシロアリの発生要因ともなっている劣化した木材の部位や巣を作りやすい場所を教えてくれる上、忌避剤も撒いてくれるという、非常に満足度が高いサービスが受けられます。

いくつかの会社から見積もりを取って、駆除後の保証期間なども見ながら一社を選べば、費用を最低限に抑えつつ最良の施工を受けることができるでしょう。

シロアリ駆除は火災保険が適用されるケースがある！

シロアリ駆除は火災保険が適用されるケースがあります。
そのため、条件に合致したら火災保険を活用して、シロアリ駆除をおこないましょう。