大切な家がシロアリに…
駆除費用は高額で、どこから手を付ければいいのか分からない…

そんなあなたに朗報です！
自治体によっては、シロアリ駆除費用の一部を補助してくれる制度があります。

そこで本記事では、シロアリ駆除の補助金制度について詳しく解説します。

シロアリ駆除で補助金は利用できる？

一部の虫害や獣害には行政から補助金が出ることがあります。
しかしシロアリの被害では、駆除の補助金は出ません。

現在全国の自治体で補助金の制度を取り入れているところはないようです。
行政は中立の立場なので、たとえばどこかの業者を紹介してくれることもありません。

そのためシロアリが発生した場合には、ご自身で対策を考えなければなりません。
駆除を自分でやるか、業者に依頼してしまうか、その二つの選択肢です。

保険でもシロアリ駆除は適用されないケースがほとんど

火災保険などでも、シロアリ駆除の補助金はおりません。
同じような虫害をもたらすものであれば、たとえば蜂の駆除には地方自治体が補助金を出してくれることもあるのですが、シロアリ駆除は保険も行政の補助も基本的になしです。

いざというときのための保険ではありますが、保険会社に問い合わせても仕方ありません。
後述しますが、あるケースでは適用されるので、その例では保険を使いましょう。

基本的に駆除を行うならば、次の二つの方法になります。

自分で駆除する

シロアリはある程度のレベルまでならば、自分で駆除することもできます。
まだ巣の数が多くなく、シロアリが大群を作っていないなら、被害を食い止めることができます。

シロアリ駆除の市販スプレーを買ってくればOKです。
スプレーを、見えているシロアリに吹き付けてしまいます。

それでシロアリは行動不能になり、その場で死に至るものもいれば、巣まで毒を持ち帰ることもあります。
巣に持ち帰った毒は周りのシロアリにも影響を与え、巣ごと殲滅させます。

もちろん巣に吹き付けるのも効果的です。
また「予防」の意味で、シロアリの通り道となった場所に吹き付けたり、シロアリが出やすそうな木材の腐食部位に吹き付けておけばシロアリの再発生を防ぐことができます。

業者に駆除を依頼する

完全な駆除を目指すならば、プロの業者に依頼するのが一番です。
プロは隠れている巣も見つけて特殊な薬液やスプレーを使い、根こそぎ駆除してくれます。

５年間保証などアフターフォローが手厚い業者を選ぶとよいでしょう。

ケースによってはシロアリ駆除の補助金が適用されることがある！

上記のようにシロアリの駆除には火災保険が使えません。
しかし例外的に保険が適用されるケースがあります。

それは、「災害によってシロアリが発生した場合」です。
地震や豪雨が原因で建物に被害が生じ、それに伴いシロアリが発生した場合は、保険会社が駆除費用を負担してくれることがあります。

ただしこれは一律の決まり事ではなく、保険会社によってはその契約もないことがあるので、注意して見ておきましょう。
特に築年数の古い一戸建てではシロアリが発生しやすいので、保険の契約内容には気を付けたいところです。

「災害」でシロアリ発生は保険適用の対象

ただ日常生活を送っていて、突然シロアリが発生した例では、保険会社に相談しても何もしてくれません。
駆除は自分で行うか、プロの業者に依頼することになり、その費用は自己負担です。

しかし災害が原因でシロアリが発生した場合は、話は別です。
火災保険では、「災害」によってシロアリ発生が誘発された場合には駆除費用を負担してくれます。

「災害」とは、地震や豪雨などです。
いずれも家と周囲を取り巻く環境が一変し、突然虫害が発生する恐れがあります。

ただし、いついかなるときでも簡単に保険が適用されるわけではありません。
災害によってシロアリ発生が誘発されたと証明できるものがなければならないので、ケースバイケースです。

詳しくは保険会社に尋ねてみましょう。
災害が起きてからでは遅いので、どのような方法で「災害によってシロアリ発生が誘発されたと証明できるのか」は、あらかじめ確認しておかなければなりません。

シロアリ駆除は補助金が出ないケースがほとんど

シロアリ駆除は補助金が出ないケースがほとんどです。
しかし、災害の場合は補助金が出るので、条件が合致している場合は補助金を活用してシロアリ駆除をおこないましょう。