しろありの防除専門家に「しろあり防除施工士」がいます。
しろあり防除施工士は建設省認定のものであり、その有資格者はまさしくプロフェッショナルです。

しろありの防除は古い家屋はもちろん、新築物件の基礎にも欠かせないものです。
資格を持っておけば、あらゆる地域で活躍し、社会貢献できます。

しろあり防除施工士とは？

しろあり防除施工士とは、その名の通り、しろありの防除を行うプロのことです。
駆除を専門に行うわけではなく、基本的に予防を行います。

しろありが近付かないようにして、あらかじめこの虫による害を避けるものです。

しろありの虫害を予防するプロ

発生すると一斉に数を増やして家屋を食い荒らし、生活を脅かすのがしろありです。
新築物件や、都会部では少なくなっているしろありですが、決して根絶はできません。

都会部で少なくなっているというのも、しろあり防除施工士による仕事の成果です。
新築の物件では多かれ少なかれ、しろあり対策が行われます。

その際に登場するのがしろあり防除施工士です。
もちろん個人の戸建て住宅でも、この専門家に相談することでしろあり防除ができます。

しろあり防除施工士はどのように取得する？

しろあり防除施工士は建設省公認の資格です。
取得難易度から考えると狭き門とも言えませんが、一般に、珍しい資格ではあります。

そもそもこの資格を知らない方も多いでしょう。
取得しておけばホームクリーニング業者で一定の席を得られるほか、有利なことがいくつもあります。

資格の取得方法

しろあり防除施工士の資格は、主として座学です。
実務の際にあるいは駆除経験などは必要とされるかもしれませんが、基本は勉強と受験のみで、テストに合格すれば資格付与となります。

しろあり徐坊施工士は、しろあり対策協会による資格です。
受講の申し込みは毎年11月下旬で、受講は翌1月～2月にスタートします。

東京・大阪・福岡で受講できるほか、WEB受講も可能です。
受験し、合格すれば、しろあり防除施工士として登録されます。

試験で問われることはしろありの生態に関する知識です。
しろありによる虫害、防除薬剤や処理、建築の基礎に対する知識が問われます。

例年の合格率は70％ほどです。
合格率は比較的高い方で、きちんと講義を受けて学べば難しいものではありません。

しろあり防除施工士以外にもおすすめの資格がある！

ホームクリーニング業者や害虫駆除で働くか、開業するならば、そのほかにもおすすめの資格があります。
いずれも社会貢献度の高い仕事であり、資格なので、持っておいて損はありません。

毒物劇物取扱責任者

しろありをはじめとする害虫駆除に使う毒物製造に必要な国家資格です。
害虫駆除に特殊な薬剤を自らの手で作る場合には、この資格が必須です。

独立開業を志す方はぜひとも取りたい資格ではあります。
合格のためには、筆記試験と実地試験を受けなければなりません。

防除作業監督者

害虫駆除を行う上で、専門的な知識を学ぶための資格です。
座学、実技の講義を受けて、試験を受けて合格すれば取得できます。

出題範囲は講義で解説されます。
講義は5日間で、範囲をきちんと受講して押さえれば問題なく合格できます。

ただしこの資格では2年～5年の実務経験が必要です。
素人がいきなり受験できるわけではないので、まずは経験を積まなければなりません。

まとめ

しろあり防除施工士は、就業のためにも社会貢献のためにも、有意義な資格です。
その他害虫関連の資格と共に取得すれば、もちろん独立開業しても安定営業が狙えます。

常に社会から必要とされる人材なので、業界で活躍するために取得が推奨されます。
またしろあり防除施工士は業界内で最新情報が共有されるので、常に知識を研鑽できます。