春先から秋にかけて活動するアシナガバチは、身近ながら危険な存在です。
蜂の活動が弱まる冬こそ駆除をするタイミングといいと言いますが、実際に行うとなると注意が必要です。

本記事では、アシナガバチの巣の特徴や冬の駆除のメリット、そして手軽な駆除方法についてまとめました。

ポイントは以下の通りです。

・アシナガバチの巣は越冬する季節に駆除するのがベスト？    
・アシナガバチの巣を駆除する方法
・自分で対応できない時は業者に依頼しよう！

この記事がお役に立てば幸いです。

アシナガバチの巣は越冬する季節に駆除するのがベスト？    

巣を駆除をするのに、最も適した時期は冬です。
なぜなら、アシナガバチは冬になると、ほとんどが死に絶えるからです。

そして、唯一生き残った女王蜂は冬眠に入るため、活動量が激減します。
10月頃には働き蜂がほぼいなくなると考えていいでしょう。

ただし、いくら冬眠中とはいえ攻撃性が全くなくなるわけではありません。
駆除に気がつけば、危険を感じ身を守るために反抗してくるでしょう。

実際に、冬の蜂刺され被害は少なくないのです。
防護服などでしっかり装備をし適切な対処が求められます。

アシナガバチの巣を駆除する方法

アシナガバチは、自身の巣の中で冬眠をしません。
倒木の中や石の下、屋根裏、スズメバチの廃巣などでおこなうため、冬になるとスズメバチの巣はもぬけの殻状態になります。

そのため、確実に中に蜂がいない確証がある場合は、ご自身での撤去しても問題ないでしょう。
ただし、蜂の巣駆除は危険を伴うため、季節問わず慎重な判断が必要です。

以下に駆除方法をいくつかご紹介しますが、どの場合も必ず長袖長ズボンの防護服・マスク・メガネを着用の上で行いましょう。

デカビタ酸の散布

巣に直接散布できるデカビタ酸は、比較的手に入りやすい市販の駆除剤の一つです。
使用前には注意書きを確認し、適切な手順で行いましょう。

冷凍スプレーの利用

アシナガバチの巣に冷凍スプレーを噴霧すると、巣が凍結し駆逐することができます。
しかし、高い場所にある巣へのアクセスや、スプレーの届かない場所では難しいため、位置をよく確認の上使用してください。

春に向けての対策

撤去後も定期的に殺虫剤を巻くなどして対策を忘れずに行ってください。
なぜなら、一度巣が作られた場所は、蜂にとって心地よい場所の可能性があり、春にまた同じ場所に新たな巣ができやすいからです。

自分で対応できない時は業者に依頼しよう！

アシナガバチの巣が空になっているか確証がもてない場合や、少しでも不安がある場合は、迷わず専門業者や自治体に相談をしましょう。

プロにお願いするメリット

プロにお任せすることのメリットは、安全に駆除ができるだけではありません。
今巣があるということは、その場所はアシナガバチにとって巣を作るのに向いた居心地の良い場所である可能性が高いです。

業者に依頼をすれば、駆除だけでなく来年また巣が作られないように対策をしてもらえるため、とても安心することができます。

事前に評判と料金の確認を

アシナガバチの駆除料金の相場は、20,000円から30,000円程です。
駆除後に法外な費用を請求する悪質な業者が増えており、金銭をめぐるトラブルは少なくありません。

事前に実績や口コミをしっかりと確認の上、契約前に必ず書面で見積りをもらいましょう。
もし相場以上だった場合は、注意が必要です。

また、トラブルを防ぐため、依頼前に業者に適切な保険や必要な許認可の確認も忘れずに行いましょう。

まとめ

アシナガバチの巣の駆除は冬季がベストなタイミングです。
巣がからの場合は、ご自身で撤去も可能ですが、その際は防護装備の着用や薬剤の正しい取り扱いが必要です。

ただし、巣が高所にある場合や対処が難しい場合は、プロの業者に依頼することが最良の選択です。
アシナガバチの巣に対する正しい対応を知り、安全かつ確実に駆除作業を行いましょう。