春から秋にかけて、庭やベランダに蜂の巣を見かけることがあります。
特に、ミツバチは巣作りが盛んになる時期です。

ミツバチの巣は放置しても平気なのか、生態やリスクや依頼先などについて以下の内容に絞ってご紹介していきます。

・ミツバチの生態
・ミツバチを駆除せずに放置するとどうなる？
・ミツバチの巣を駆除する依頼先

ミツバチの巣を見かけたら本記事を参考にし、適切な対処をしましょう！

ミツバチの生態

日本にいるミツバチのほとんどはセイヨウミツバチという種類で、普段よく食べているハチミツを生産しているのもこのセイヨウミツバチです。
大人しい性格をしており、自ら攻撃してくるようなことはありません。

ミツバチの針の特徴として、一度刺すと刺した相手に残ります。
また、ミツバチは針を刺すとそこで命を使い果たしてしまいます。

ミツバチの中の毒素は、他のスズメバチやアシナガバチに比べて低いです。
しかしながら、刺されてしまうとアナフィラキシーショックを起こしてしまい、命の危険があることもありますので、注意が必要です。

また、ミツバチは女王蜂多くの働き蜂で構成されています。
働き蜂の寿命はわずかに1ヶ月程度で、その一生の間で役割が少しづつ変化します。

密を集めたり花粉を媒介することをおこない、その短い一生を終えていくのです。
一方で、女王蜂の寿命は3〜8年です。
女王蜂は働くことはせずにとにかくオスと交尾をおこない、産卵します。

卵を産むことが女王蜂の仕事なのです。
春から夏にかけてが一番活発な活動時期になります。

花が良く咲く時期ですので、巣も新しいものがたくさんできる時期です。
ミツバチが巣を作りやすい場所は、人目に触れにくい場所です。

屋根裏や壁のすき間、倉庫の中といった場所に作ることが多いです。

ミツバチを駆除せずに放置するとどうなる？

ミツバチやミツバチの巣を放置していると、どのような被害があるのでしょうか。

汚染被害が起きやすくなる

ミツバチは飛びながらフンをする習性があるため、ミツバチを駆除せずにそのままにしていると洗濯物や車、建物などが汚されてしまう可能性があります。
白いものが特に被害似合いやすいです。

ハチミツが精製される巣からハチミツが染みだされてしまうことで、家の中の壁や天井を汚してしまうことも考えられます。
そのまま放置してしまうと、家の中から木材が腐食してしまう可能性もあります。

害虫が寄ってくる可能性

ミツバチの巣にいる幼虫を狙ってくる、オオスズメバチなどの被害にあうリスクも出てくるでしょう。
スズメバチの中でも攻撃力が高いオオスズメバチは、数匹で数万単位のミツバチを襲ってきます。

ミツバチに寄ってきたオオスズメバチは毒性も高く、非常に危険です。
ミツバチに寄ってきたオオスズメバチに刺されてしまうリスクがとても大きいです。

ミツバチの巣を駆除する依頼先

ミツバチの巣を駆除する依頼先はどこが正解なのでしょうか。
蜂の駆除の専門業者に依頼するようにしてください。

自治体に依頼しても対応してくれるのは、スズメバチのみです。
お住まいの地域の蜂の駆除の専門業者を探して依頼をしてください。

巣が作られている場所や、大きさなどによってかかる費用相場は大きく変わってきます。
ミツバチの巣の駆除の費用相場は、5000〜40000円程度になります。

巣のできはじめであれば比較的安い金額での処理をおこなうことが可能です。
蜂の駆除の専門業者に、巣の種類や大きさ、場所といった情報をしっかりと伝えましょう。

蜂の巣が大きくなってしまうと危険がありますので、とにかく早めに依頼をして駆除をするようにしてください。

ミツバチの巣は早めに駆除することが吉

ミツバチは飼育されているもの以外はあまりなじみがないかもしれませんが、巣をそのままにしておくと被害が起きてしまいます。
その生態やリスクを理解することでしっかりと対策をおこないましょう。